2015年7月30日木曜日

昨晩の7月のFOMC受けて、基調は完全にドル高ですねぇ。

利上げは9月か12月というマーケットの予想に
大きな修正を迫る内容ではなかったということで、
完全に「声明文の文言検証」という細かい判断を迫られたマーケットが
下したのが、株高、ドル高。

随分都合のいい解釈をするものです(笑)
FRBがしたたかである、とも言えます。


内容は玉虫色?どうとでも解釈できるようなもので
はっきりしたバイアスがあるわけじゃないのですが、

いろいろ見ていると7月のFOMCのポイントは

利上げ前提となる条件の
「some further improvement in the labor market」の箇所。
6月声明文では
「further improvement in the labor market」」

今回は「some(幾分か)」の文言が付加されています。

これをどう読むか?! (謎かけのようだわ・・・)

文言ひとつでも「追加された」わけですからフォワードガイダンスの変更。
これは大きな変化だ!とみる向きもあるわけですが、
これまでも利上げは「労働市場の改善に確信を持てたら」とは
言い続けてきたものの、someがつくことで、
「もう幾分か(少しだけ)」改善したら、というニュアンスになった、
というとらえ方をすれば、利上げが近い、タカ派的な文言になった、
と解釈できるってことのようね。

ということでドル高。
はっきりと声明文にはヒントがあったわけじゃないけど、
マーケットがそう判断したということです。
でも株式市場は崩れなかった。
ダウは121ドル高。
利上げへの耐性はずいぶんついたってことかしらね。
だとするならば、9月の可能性って結構高いとみることができますね。

中国市場については言及なしで、まったく関係ないとみているということ?
というとらえ方もあるようです。あまり上海株が下がっても
米株は下がらないですし、米国は粛々と利上げに向かっているようです。

ということで、ドル円相場は124.25まで上昇中。
今日は米株高を受けて日経平均も強し。
上海が不安定でも気にしなくなってきた?!

おかげで私のユーロドルショートはいい感じに利益が乗ってきました。
このまま継続です。
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