FRBが職員による不注意で,成長率・物価・長短金利などのスタッフの見通しを
誤って外部に公表してしまった、
ということで、先週末24日ちょっとした騒ぎになりました。
週明けの日本市場がこれをどのように織り込むのかが注目されています。
FRB、6月FOMC向けスタッフ見通しを誤配信
http://blogos.com/article/124677/
ただ、この情報って6月29日以降、
FRBのホームページ上で誰でも閲覧できる状態になっていたようで
何故今更騒いでいるのか、という気もしますが・・・。
おそらく、誤配信が分かったために
掲載をやめると閲覧できた人と、できなかった人で不公平が生じるとして、
FRBのHPで正式公開されたのが先週のことだった、という感じじゃないかな。
簡単にその内容を整理すると
①年内に一回以上の利上げ(現行0~0.25%→10~12月期見通し0.35%)
②来年2016年は4回の利上げを想定
③再来年2017年の平均FFレートは2%を越える
④来年2016の10年債平均利回り3%超となる見通し
再来年2017年は3.62%へ
⑤インフレ率は5年後も2%に届かず
(重視するのは個人消費支出(PCE)デフレーター
15年10~12月期 1.15%の上昇→ 20年1.94%)
スタッフが予測した第4四半期の政策金利は
FOMCメンバーの中間予測値を下回っていたことで週末の
2年債利回りは一時、15分間で2bp下げて0.66%へ。
つまり、公表を受けて金利は下がりドル安へ動いたということですが、
この反応が継続するものかどうか・・・
期待より利上げペースが遅いとみるか、順調に引き上げられるとみるか。
週末の米国の株式市場は大幅安で終わっています。 17568.53(‐163.39)
利上げペースが思惑より緩やかと見るならば、買われてもいいはず。
米株下落は7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や
ユーロ圏の総合PMIが市場予想を下回り、
世界的に経済成長が鈍化しているとの懸念、コモディティの下落など
別要因が嫌気されているのかもしれませんが。
米株大幅安と、このスタッフ予想の公表が週明けの東京マーケットに
どのように影響するかが注目ですが、結局のところドル円相場って
レンジにすぎず、125円台を超えられず、120円を下回らなければ
この間を行ったり来たりするだけなんじゃないか、と思います。
しかし5年後もインフレ率が2%にも及ばないって異常ですよね。
これだけのばらまき政策をやってもインフレにはならなかった…。
中国の失速が相当な影響を及ぼすとみているのか?
果たして日本も本当にインフレ目標を達成できるんだろうか。
と疑問に思わざるを得ない内容でした。
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レンジ入りしちゃったみたいで、苦手な地合いなのですが、
おかげで先週はユーロドルのショートを持ちきれずに
買い戻しちゃって、出来心でポンドドルロングに乗り替えたのですが、
乗り替えた途端にポンドが急落(;´・ω・)えらい目に合いました。
もちろん損切ですよ;つД`)
でもちょっと不可解。
というのも、この日、日経新聞社が英国の有力経済紙
フィナンシャル・タイムズ(FT)を1600億円で買収する、という
ニュースがあった日なんですよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23I65_T20C15A7MM8000/
しかもこの買収では日経がcashで支払うことを提案しているようで
つまり、これから1600億円あまりの円がポンドに替えられるのではないか、
という憶測に繋がっても不思議はないわけです。
1600億程度だと為替は動かないかな?
ソフトバンクのプリント・ネクステル買収が2兆円規模となるの
報道があった時は2~3円ドル円が動いた記憶がありましたが
(アベノミクス入りしていたので地合も良かった)
2兆円と1600億では違いすぎるか(^^;
しかし、このネタがポンド買い(あくまでポンド円での)バイアスで
あるのに、なぜ先週木曜にポンドはあんなに下げたんでしょうか。
私が買ったとたんに・・・。
志摩力男さんのメルマガにこのような考察が。
NZDUSDの0.6650突破を皮切りに、これまでポジションの積み上がっていたEURUSD, AUDUSD、USDJPY、USDCAD等におけるドルロング、EURGBPにおけるGBPロングポジションが損切りを迫られる動きとなっている。
EURUSDに関して言えば、昨日1.0968前後で頭打ちしたあと下攻めに転じたが、61.8%れべるである1.0870を割り込むことが出来なかった。ショートが積み上がり、買戻したい人が多かったのだろう。
有料のメルマガなので引用はここまで。
詳しくは志摩さんの有料メルマガを。
とても参考になります。
理由もなく動いた場合は、ポジション調整の可能性を疑ってみる。
ということですが、これが、他通貨のあるレベル
(目標達成とか達成できずにひっくり返すとか)が
きっかけで、他クロスペアや他通貨ペアのポジション調整にまで
波及するってこともあるんですよね。
しかし、様々な通貨を日々追いかけて、どこの通貨ペアにどのようなポジションが
積みあがっているのかということを、常日頃から意識しつつ、
市場関係者がターゲットとしているレベルがどこにあるのか、ということを
ウォッチしつづけないとつかみきれません。
ポンド円だけ、ポンドドルだけを見てエイヤーとポジションを取っても、
上手くいかないのは、他の通貨ペアのポジションバランスから
巻き返しが起こった際には、巻き込まれるリスクもあるってことですな。
こればかりは、常にチェックし続けるのは難儀なので
大倉キャプテンのブログとか西原さんや志摩さんのメールとか、
為替の第一線でポジションを取り続けて勝ち組である方の情報を頼りに
するのも一つかと思います。
もちろん、その情報を仕入れたからといって勝てるわけじゃありません(^^;
それをどう活かしてトレードに組み入れるのかは自分で考えないと…。
情報など何もなくても勝ち続けられるというトレーダーもいらっしゃいますものね。
結局は自分のトレードスタイルを確立しないといけないんです、、、
今回のユーロショート買戻しポンドロングに乗りかえトレードは
大失敗。こういう気まぐれトレードはやらないと決めたはずなんだけどなぁ。
時々やらかしますね。
ここからの戦略はまた一から練り直し。。。です。
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2015年7月26日日曜日
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