2015年8月19日水曜日

今日の値動きで最も注目だったのが中国、上海株の再下落。

4000の大台を固められずに再下落、
今日8月17日火曜は▲6.15% 3748Pで終わっています。

理由が解せないのよねぇ、、、

停止されていた一部の信用取引業務が再開され、
空売りが可能となったことも急落要因となった。
http://mainichi.jp/select/news/20150819k0000m020035000c.html
って一部報道があるんですけれど、
このタイミングで空売り再開の意味が分からない。
本当にこれが理由なのでしょうか。
先週、人民元を突如切り下げ、天津では大爆発、
このタイミングでPKO解除するって・・・??
ひょっとすると、これが理由かもしれませんが。

IMF、株式市場支援策の早期撤回を中国に呼びかけhttp://jp.sputniknews.com/business/20150815/748473.html

金保有量も突如公表した中国。
IMFのSDR構成通貨の仲間入りがしたいがための
人民元実質切り下げだったという側面もあるでしょうから、
そのためだけにあらゆる部分で透明性を高める努力をしている
という見方もできますが・・・

中国のシャドーバンキング問題って、去年騒がれたチャイナリスクですが
こんな記事も今日の上海株の下落の一因ではないか、との指摘も。

China shadow banks appeal for government bailouthttp://www.ft.com/intl/cms/s/0/06cc9b9c-44c4-11e5-b3b2-1672f710807b.html#axzz3jBOtu7xx

しかし、天津の工場爆発は権力闘争によるものという説もあって
中国にはどこにどんな地雷があるかわかりません。

天津爆発の黒幕? 習主席が江沢民を軟禁かhttp://www.epochtimes.jp/2015/08/24376.html

リスクは中国だけではありません。
タイの首都バンコクでも爆弾テロがあり

タイバーツ、一時6年ぶり安値 株は観光関連などに売りhttps://id.nikkei.com/lounge/nl/error/LH0101.seam?cid=12270930


新興国株が一段と下落、4年ぶり安値-銅など商品売りも再燃http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NT9BIQ6K50XS01.html

資源安から新興国株、通貨が軒並み安値を更新しています。
マレーシアリンギ、インドネシアルピー・・・
トルコも政情不安からリラ安が進んでいますね。
(トルコリラは1円刻みで買い下がり、再び買い出動しています)

そして、原油安の影響で通貨ルーブルにも危機が。http://money.cnn.com/2015/08/17/investing/russia-ruble-currency-slide/index.html

新興国、資源国が酷いことになってきているわけですが、
 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが18日発表した
ファンドマネジャー月例調査によると
投資家が新興国に対するエクスポージャーを過去最低水準まで縮小しているようです。

ただ、今後1年で世界的なリセッション(景気後退)に陥ることを見込む向きは
6%にとどまっている、ということで、全体の悲観シナリオではないのね。
あくまで新興国投資を減らしているだけ。

ちなみに 為替では、円が最も過小評価され、
ポンドが最も過大評価されているとの回答。
ドルについては、45%がドルを「ロング」にしていると回答、
過大評価されていることがわかった。

ということで、これをどう受け止めるかは人それぞれかな(笑)

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さて、この状態で米国は利上げするだろうか、ってのが
ここからのマーケットの焦点かしらね。

今のところ、Fedのスタンスはぶれておらず利上げする方向で
マーケットも織り込んでいるものと思われ、
それが他の通貨安の一因にもなっていると思われます。

リスクを回避するムードが強いために、米独日の10年モノ債券利回りは低下傾向、
債券市場へ資金が逃げているのが気がかりですが
米国債2年モノ利回りは高止まり傾向で
利上げを織り込んでいるものと見ることができますよね。

リスクが点在しているようでいて、日経平均、ドル円相場はすっかりレンジ。
膠着しています。意外に強いとみるか、弱いとみるか。。。

私はまだドル円はノーバイアス。
というか、レンジが苦手で細かく逆張りトレードができないの^_^;
だめねぇ・・・。

◆今日はポンドが急騰。
7月英消費者物価指数(CPI)
前月比0.2%低下、前年同月比0.1%上昇といずれも予想を上回り、
7月英卸売物価指数(PPI)コア指数
前年比0.3%上昇とこちらも予想を上回ったことが支援材料。
つまり、利上げの思惑が強まったってことね。

◆ユーロドルがようやく下げてきましたが(笑)
これはユーロポンドでポンド高ユーロ安が進んだことがひとつと、
(ポンド買いの材料が出たため)
ドル高材料がでてユーロドルでドル買いが進んだことでのユーロ下落でした。
7月米建設許可件数は111万9000件と予想122万8000件を下回ったのですが
7月米住宅着工件数が120万6000件と予想118万件を上回り、
2007年10月以来の高水準に。

◆中国リスクで新興国、資源国通貨が安いというのに
なぜか最近下がらなくなっていた豪ドル。
どうもM&A案件がある模様。日豪ではなくて、
カナダの会社がオーストラリアの鉄道貨物会社を
120億豪ドル相当で買収すると発表されたようで、
これに絡む玉がAUDCADで出ていたための豪ドル高だったんじゃないか、と。

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