2015年8月6日木曜日

ISM受けてドル円相場125円タッチです。
こりゃー市場はすっかり「9月米利上げ」を織り込みに入っていますね。

昨晩8月5日水曜は雇用統計の前哨戦とされるADP雇用指数が注目だったのですが、
21:15に発表されたADPより23:00に発表されたISMに大きく反応。

ISM非製造業指数は60.3と予想の56.2を大きく上回りました。

非製造業、、、ってつまりはサービス業のことね。

購買担当役員へのアンケートで「企業の景況感」を見るのですが

①新規受注 63.8 (前回58.3)
②景況指数 64.9(前回61.5)2004年12月以来の高水準
③価格指数 53.7(前回53.0)
④雇用指数 59.6(前回52.7)1カ月の上げ幅としては1997年の記録開始以降で最大

などの項目があります。

1カ月前との比較を3択(良い/変わらず/悪い)で回答したものを集計します。
60.3というのはNMI総合指数ね。ヘッドラインではこの総合指数が流れます。

これがすごく良くて2005年8月以来10年ぶりの高水準ですって。

それだけでも、9月利上げ思惑が確信となってドル買いになったわけですが
今回特に注目されたのが「雇用」項目ですね。
雇用指数という項目があるため、
昨今は雇用統計前に出るADPだけでなくこのISM非製造業も
かなり注目が高い。雇用は米金融政策に大きく関わっていますからね。

ということで、実は21:15に発表されたADP雇用指数は
市場予想が+21.5万人だったところ+18.5万人にとどまり
20万の大台を下回ったことで、ドル売りが優勢となっていたんです。

同時刻にパウエルFRB理事が
「来月の会合で利上げを行うかをまだ決めていない」
「指標次第だ」
と発言、利上げに慎重な見方を示したことで
利上げムードに沸く市場に水を差していたのですが、
ISMの数字が全てを凌駕。

一気にドル円相場は「巨大な謎の売りがある」とされていた124.50を
突き抜けて125円大台をタッチするところまで上昇となったのでした・・・

この流れ、今週末雇用統計がよほどの番狂わせでないかぎり
125円大台乗せ示現となるでしょう。

ですから押したところは買いでいいと思います。ドル円。
124.72円で軽めにロング。

ユーロドルショートは継続。

今日はBOEイギリスの金融政策委員会があります。
米国の次に利上げするだろうという期待が高い英国。
思惑でのポンド買いがでるかもしれません。
ポンド円を194.92円で軽めにロング。


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