忘れちゃいけないことをつい忘れて甘く見ていました・・・
9月18日から水星が逆行していたんだった。。
逆行期間はトレンドレス。
乱高下、テクニカルのダマシが増えるなどの特徴がありますが、
私、木曜のブログで腰の入った下落トレンドができるか?!
なーんて書いちゃってましたね。猛省中…
17300円台の日経ショートは17500円近辺でドテンロングに。
つまり損切りです。
木曜の夜には、17060円台まで日経平均先物が下落。
12月物は8月25日に17080円まで下落していましたから、
見事に面合わせとなったのですが、そこが絶好の買い場だったのね。
W底となって猛烈に反騰、日経平均、25日金曜には17880円まで上昇したのよ。
ドル円相場は121.20円近辺まで上昇。
完全なリスクオン相場となりました。
ポンド円なんか木曜は181.60円くらいまで下がっていたのが
184.40円まで上昇。3円近くも上がりました。
ポンド円ショート、利食っておいて良かったわー(゚Д゚;)
トレンドレス、、、つまりレンジ相場。解っていたはずですが
何度自分に言い聞かせても、レンジ相場を忘れてしまう…(^^;
では、なぜ25日金曜に突然リスクオン相場となったのでしょうか
①イエレンFRB議長が「私を含めて」FOMCの多くの委員が
今年中の利上げを適切と考えていると発言
あれれ、、9月のFOMCでは年内利上げは難しいんじゃないか?
とも受け止められるハト派的声明を出していたのですが、
一転して、タカ派発言で、ドルが急激に買い戻されました。
ただ、複雑で難しいのが、タカ派=年内利上げなら、
ドルが買われるのは分かりますが、株は下がるはずです。
しかし、この日、ダウも上昇したんですよね。
逆に先般9月FOMCでは利上げ思惑が後退したのに
米株は下落していました。
これは、、、つまり市場は「不透明感」を嫌っているということ。
利上げが既定シナリオであったのに、それができないという状況が
リスクだと受け止めたということでしょう。
要するにもう米利上げは市場のネガティブ要因ではないということです。
利上げが実施されることで、出尽くしとなり、不安要素は払拭される地合に
なってきたということなのかもしれません。
これが分かっただけでも、米国は年内利上げを実施するかも、って
気になってきました…。
イエレン氏発言以降、ドル買いが優勢となりました。
※それと、この日はナイキが前日24日の取引終了後に発表した
6~8月期決算で中国事業の売上高が3割も増えたことを好感し
ナイキ株に買いが殺到。伸び率は3~5月期の18%増から加速した、
とのことで、中国景気悪化による悪影響の不安を払拭する動きとなり、
これが米株全体を押し上げたとみられます。
②安倍首相「GDP600兆円へ、新三本の矢を放つ」
強い経済、子育て支援、社会保障改革を軸に経済支援を表明、
アベノミクス第2ステージへの期待もあるようです。
この記者会見を開いたのが24日夜、しかし、その渦中で日経平均先物が
17100円を割り込む下落となっていましたので、これが日本株買いの
要因であるという解説にはムリがあるようにも思うんですけれど、
25日の東京市場ではこれも材料視された、ということです…。
③25日㈮が9月末の権利付き最終売買日
配当権利取りの動きも株価の支援材料
④黒田日銀総裁、首相官邸入り
日銀による追加の緩和期待が高まる?!
8月の消費者物価指数が2年4カ月ぶりにマイナスとなったこともあり、
市場には追加緩和、補正予算への期待が高まっています。
ただし、甘利経済再生相や麻生財務相は
補正予算に対しては否定的な発言をしています。
日銀の黒田さんも追加緩和の期待には否定的な姿勢ですが、
大倉キャプテン曰く、「そう言うに決まっているだろ!
その方がサプライズ感が強まる」だそうで、
10月は日銀が動くかもしれませんし、補正もどこかで期待値を超える
形で発表されるかもしれませんね。
ということで、底割れ寸前で持ち直して急激にセンチメントが改善した
ようにみえますが、、、そうはいってもレンジ相場の中。
決して高値掴みをしないように気を付けます。
ドル円相場は金曜の夜NY時間に120.50円台まで下落してきていますし。
長い上髭をつけて結局は三角持合いの中に叩き落されています・・・!
◆しかしながらリスク要因もまだまだあります。
米政府は10月から新年度に入りますが、まだ新年度予算が成立していません。
最悪の場合、10月1日から政府機関閉鎖も予想されているようです。
というのも人工妊娠中絶を推進する米国家族計画連盟(PPFA)への
予算計上について共和党と民主党の隔たりが大きく、今のところ
妥協点を見出せないようなのです。
このPPFA、臓器売買に関わっているとされる疑惑が浮上しているの…http://www.sankei.com/premium/news/150911/prm1509110001-n1.html
PPFAは全米700拠点で乳がん検診や妊娠検査、妊娠中絶措置などの
医療行為を行っているのですが、中絶自体に否定的な保守層からは、
疑惑の徹底究明を求める声が噴出し、PPFAへの補助金を
打ち切るべきだとの声が。これが来年の大統領選の争点に
なるとの見方も出ているようです。
政府機関の閉鎖回避のためにおよそ10週間の暫定予算を
組む方向で協議されたようですがそれもまとまらなかったようですが
まだ、市場は楽観的ですね。これを理由に売りこむ気配はありません。
仮に政府機関が閉鎖されれば経済指標の発表も停止されます。
そんなことになったら、年内利上げとかムリなんじゃ・・・?!
今週はこんな材料もクローズアップされるかも。
ということで、レンジ相場です。レンジ上限まで上がれば売ろうかと思います。
2015年9月28日月曜日
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