これって、、、追加緩和とは呼ばないんですね。
私は、追加緩和に等しいと思ったんだけど、、、
量的緩和(QE)プログラムについては小幅な変更を加え、1銘柄当たりの買い入れ上限を従来の25%から33%に引き上げた。
と、ロイター記事には地味~に2行だけ。
ECB、インフレ・成長率予想を下方修正 中国リスクに言及http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/ecb-idJPKCN0R318T20150903
ブルームバーグは「債券購入プログラムを調整」という表現。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NU3Q9M6S972O01.html
日経「ECBの追加緩和観測が強まる」か。
http://www.nikkei.com/markets/kawase/summary.aspx?g=DGXLASFL03HBA_03092015000000
今回の措置は、「ドラギ総裁のコメントは極めて緩和的」にとどまるのね。
確かに買入れ資金を1兆ユーロから増額したわけじゃないし。
買入れ枠の上限を増やした、ってだけで、
買い入れ資金がどこからねん出されるのか言及がありません。
これが「将来の追加緩和を示唆する発言」ということなわけですね。。。
なるほど、段階を踏んで小出しに頑張ってるってことか。
昨日も書きましたが、現在決定している1兆ユーロの量的緩和政策プログラムは
まだ3分の1程度しか到達していない、という中で、追加で量的緩和、金額を
明示する段階ではないということ。
それにしても、今夜はユーロが急落、随分下がりました。
ユーロは1.1225ドル近辺から1.1086ドルまで急落してる。
継続的に下げてトレンド化するものかどうか。
本当にECBが量的緩和に踏み切ることになるかどうかは現在未知数。
ただ、その姿勢を示したことから思惑が強まれば、
ユーロ安はトレンドとなるのかもしれません。
しかし、明日は米雇用統計。
それで、もしドルが売られる内容だったりすると
今日のユーロの下落も台無しになりかねないので
一つのファクターだけではポジションがとりにくくなっているのよね・・・。
まだまだ中国発の金融市場の混乱は収まっていないように思いますし、
リスクオフ相場が幾度となく訪れそうな予感しかないこの秋相場にあって
ユーロを売る戦略はかなり勇気がいります。
だってこのところのギリシャショック、中国ショックなどの暴落の裏で
ユーロはリスクオフ相場で買われる通貨になっていますものね。
景気の(株価の)腰折れが広く認知されると
日本の追加緩和も考えなくてはならないのかも・・・?!
今夜は眠すぎ、、、ポジション追加はありません。
おやすみなさーい
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