2015年10月4日日曜日

あららら随分ややこしくなってきました…(;´・ω・)

8月米雇用統計、あまりにも市場の予想の斜め上を行く内容でした。
チョー弱い内容だったのです。
アメリカ、年内利上げ無理なんじゃないの・・・・(*_*;という思惑が拡大
これが3日金曜日のあらゆるマーケットを混乱に陥れました。

◆8月雇用統計

①NFP非農業部門雇用者数 

9月分 予想+20.4万人 → 結果 +14.2万人(20万どころか15万もない)

8月分 +17.3万 → 13.6万へ(下方修正)
7月分 +24.5万 → 22.3万へ(下方修正)

②失業率 5・1% 変わらず

②平均時給   
     前月比 予想:+0.2% → 0%(悪化)
     前年比 予想:+2.4%→2.2% (悪化)

③労働参加率 62.4% (前月62.6%)(低下)

どれもこれも悪い内容。

長期金利が大きく低下して10年債利回りは2%を切ってきました。。

過去10年以上にわたって8月のNFPは上方修正されてきたのですが
まさかの下方修正、13万人って相当悪い数字よね。。。

9月17日FOMCはかなり慎重な内容で、年内利上げに懐疑的となったものの
メディアで「チキン」などと揶揄されたのが堪えたのか
24日講演では「自分も含めて大半の委員が年内利上げ見通し」であると
初めてFRB議長として自身のスタンスを年内利上げであると表明、
タカ派代表格であるリッチモンド連銀のラッカー総裁は早期利上げ開始
を求める発言を繰り返していますが
ハト派のダドリー総裁、ウィリアムズ総裁なども最近になって
年内の利上げの可能性を示唆する発言をしていました。

だから、今回雇用統計が発表される前は
「年内利上げ、おそらく12月利上げが妥当である」という
コンセンサスが固まりつつあったんですよね。

しかし、あまりのネガティブサプライズで市場は混乱しています。

年内利上げ無理じゃないの・・・?!
早速ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁が雇用統計を受け、
インフレ加速の明確が兆しが確認できるまで利上げを先送りすべき
とコメント。

ところがサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、
月10万人増のペースで雇用が伸びている限り、
少なくとも雇用市場への新規参入者や人口の伸びに追いつけるとし、
軟調な統計を重視しないスタンスのは発言をしています。

ウィリアムズさんは
「今回の統計は1カ月の指標に過ぎない」
「雇用指標は今後強くなると予想している」とも述べており。
彼の発言は米利上げは粛々と行われるべきだというスタンス。

ウィリアムズさんってイエレン議長の腹心?!だとかなんとか。
議長の意向を受けて発言することが多いとの見方があります。
だから、意外とFRBは年内利上げを実行するのではないか、
という見方も残るんですよね。

ややこしや~

米国ってこれから景気後退しそうなのよ。

キャタピラーが2018年までの1万人レイオフ予定だそうですし、
北米シェール企業は10月から倒産レイオフが続出する見込み。。。
雇用は今後さらに悪化すると思われ、
引っ張れば引っ張るほど、利上げができなくなりそうよ。
だから、年内にやっちゃう可能性はありますね。
それがどんなリスクの引き金になるかはわからないけれど(^^;

しかし、興味深いのは株とドル円の値動きです。
悪い数字だとわかると、一気にリスクオフに動きました。
つまり、株大幅下落、ドル円大幅下落です。

ダウ平均は16010ドル台まで急落
ドル円は118・67円まで急落
日経先物は17230円まで急落。

ところが、NYクローズにかけてはV字反騰です。

結局
ダウ平均は16472ドルで200ドル高(安値からは400ドルもリバウンド)
日経平均は17660円で終えており、安値から400円高、
ただし、金曜現物市場での日経平均終値は17725円なので70円くらい安い水準
ドル円相場は119.90円近辺で引けました、安値から1円回復して
ドル円相場、結局ボックス相場のレンジ内に戻されています。

利上げ見送りは、株にはポジティブなはず。

ドル円にはネガティブですが、株高となれば相殺されちゃいますね。
ということで、ドル円はレンジなのでしょう。

あまりに悪い数字でビックリして売られたけれど、
利上げ見送りなら、株はそれほど売りこまれることはないのではないか?
という思惑に変化したせいなのか、
それともウィリアムズ総裁の発言が影響して
それでも米国は粛々取り上げするだろう、ということで
正常相場に戻ろうとしたのか、
その背景はわかりませんが、
わかったことは、ドル円はレンジ相場継続である、ということと、
週明けは日銀の緩和期待があるので、安値を売りこむわけにはいかない、
ということでしょうね。

今週は6-7日に日銀の金融政策決定会合がありますが
一部にはここでの追加緩和期待があります。

もし、今週追加緩和がなかったとしても30日の
今月2回目の日銀に期待は紡がれるでしょう。
これが今週以降の日本株とドル円の強気要因です。

私は雇用統計トレード、上手くやれましたよ。
木曜夜に119・72円でロングしたドル円は雇用統計直前の120.20円台で
きっちり利食いしております。
おまけに雇用統計で急落した後、119.18円、119・03円、118.89円で
ナンピンロング(実はすごい怖かったけど)

だってレンジ相場でしょ・・・・と思っていましたので
118円台は買うと決めていたんだもの。
雇用統計を受けて下落はラッキーととらえるべき。
と大倉キャプテンの「下がったとこを買うんだよ」という
教えに従いまして、日経平均も17400円どころで買い増しています。
(先週17500円台でドテンロングした分も継続中)
これを今週の追加緩和期待極まったところで利食う所存。

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以下今週の注目イベント

5日(月)
ユーロ圏小売売上高(8月)
米ISM非製造業景況指数(9月)
ユーロ圏財務相会合

6日(火)
豪中銀政策金利
ドラギECB総裁、講演
EU財務相理事会
ユーロ圏財務相会合
サンフランシスコ連銀総裁、講演
IMF世界経済見通し

7日(水)
安倍首相、内閣改造実施
日銀金融政策決定会合結果・黒田日銀総裁、記者会見

8日(木)
日本国際収支(8月)
英中銀政策金利
セントルイス連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁・SF連銀総裁、講演
FOMC議事録
G20財務相・中銀総裁会議

9日(金)
アトランタ連銀総裁・シカゴ連銀総裁、講演
IMF・世銀、年次総会

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