2015年10月12日月曜日

ドル円はほとんど動きませんね。。。

先週末、120円台に乗せたところで119円台のドル円ロングは
手仕舞いました。利益は利益ですけどホント薄利。
だって全然動かないんだもの^_^;


先週末金曜ダウ平均は33ドル高の17084.43ドルで引けてますが
9/29の15942.37ドルから9営業日ほとんど毎日陽線を付けてます。
今週もこの勢いでずっと上げ続けられるでしょうか。


米株、そして日本株が10月に入ってずっと堅調なのは
9月の雇用統計があまりに悪かったお蔭で年内利上げ観測が後退し
株式市場にはショートカバーが入っているものと思われますが、
積極的な新規買いにつながるかどうかが、ここからの焦点。


決算シーズンに入ります。
業績相場にシフトするのであれば、決算内容が悪ければ売られ、
決算内容が良ければ買われるという相場になってきます。

先週までは米利上げの時期を巡っての金融相場でしたが
今週から業績相場となるのかどうか。


相変わらず金融相場という側面が強いままかもしれません。
その場合米経済指標が悪ければ、米株上昇、良ければ逆に売られる?
というような動きかな。


業績相場はアルコアからスタートしますが
金曜朝方に出てます、アルコアの第3・四半期決算
売上高、利益ともに市場予想を下回ってますね。


それでもダウは33ドル高。米国の利上げ観測後退が好感され
ネガティブインパクトを相殺したという解説でしたが、
今週からどのようなセンチメントとなるかに注目です。


ということで、ドル円は一旦手仕舞いました。
レンジだと思うので、また下がったら買います。


レンジだと思うなら、なぜ売らないの?
とお思いの方もいらっしゃると思います。

それは、レンジをブレイクするなら上方向だと思うからです。
大倉キャプテンがそういうトレード手法ですね。
両方では取らない。
バイアスが強いと思われる方向にのみポジションを持つ。

では、なぜドル円が上昇すると思うのか・・・

とてもしっくりくるロイター記事を見つけましたので
ご紹介します。


円高シフトは杞憂、来年ドル130円へ=池田雄之輔氏http://jp.reuters.com/article/2015/10/09/column-yunosukeikeda-idJPKCN0S307M20151009

円安継続、130円もあり得るとの見通しの背景には

①10月入り、新四半期スタートで投資家心理リセット

※アルコア決算が悪くても、下げませんね。

②米利上げに懐疑的に


米国の年内利上げに対する市場の織り込みは30%台まで低下
FOMCメンバーのタカ派的コメントに対しても反応薄に。

③円ショートポジションはゼロに近い

すでに円ショートの巻き戻しが完了。
リスク回避の円買いが発生しにくい需給状態に

④黒田プット?!日銀の追加緩和期待継続

10/7日銀会合で追加緩和なし、今後についての示唆もなしだったが
円高は限定的であった。追加緩和の可能性は否定できず
円ロングしにくい環境に

⑤円の需給バランスも円売り超過

経常黒字20兆が強力な円買い圧力との指摘もあるが、、、
*生損保の大型M&Aなど直接投資による資本流出は年間
約15兆円というペースに膨らんでいる
*為替ヘッジなしの外国証券投資が約20兆円、
このうち約8兆円が相場に影響されにくい年金マネーの外貨シフト。
池田氏の試算では2015年度は20兆円、2016度は14兆円の円売り超過に。

それと、米国の利上げは直観に反してドル安につながるとの説に関して。

99年および2004年の利上げ開始の局面では半年近くドル安円高になった。
→当時は米利上げが米株下落を招き、株式マネーが日本株にシフト。

これが円高を招くという一連の株式投資資金フローの影響があったが
これは株式投資に為替ヘッジが付加されていなかった時代の話。
過去10年間で外国株投資には為替ヘッジが付くケースが圧倒的に。
(つまり、日本株が買われる時に円高になるということはない)
株式フローに影響されにくくなった分だけ為替相場が金利差を反映
しやすくなっていると考えれば米利上げ局面は素直にドル高となる可能性が高い。
と池田氏。

この点は、なるほど~ですね。
私も利上げが起点となってドル安という見方があることが
気になっていました。むしろそうなるかも、と思っていたのですが
ちょっとこの点は見直しが必要かも。

今夜の米株ですが、小幅安スタート(22:36)
ちょっと一服してもおかしくないですね。今日は下げるのかもしれません。

相変わらず、FEDメンバーは利上げに対してタカ派発言を
繰り返しています。やはり年内12月利上げはあるのかもしれませんね。
その時に株価が堅調地合であれば利上げしても誰も不思議には
思わなくなっているんでしょう。今でこそまだ懐疑的センチメントですが。

12日ロックハート・アトランタ連銀総裁
個人的な見解では10月か12月のFOMC会合で
利上げを決定するのが適切だとみている。
11日講演でフィッシャーFRB副議長
米経済が年内の利上げ実施に値する十分な力強さを
備えている可能性があるとの認識。

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オセアニアは堅調です~(Ф∀Ф)

キウイ円78.12円ロングはすこぶる順調に利益を伸ばしています。
今日は80.79円まで高値示現。

年内米利上げ思惑後退でショートカバーが入っているという側面と
乳製品価格が反発基調に入っていることなどが上昇の背景。

この面でいうと
今週末16日金曜の早朝に発表されるNZのCPIが重要となってきます。

(NZ) 第3四半期消費者物価 [前期比] 前回+0.4% 予想+0.2%
(NZ) 第3四半期消費者物価 [前年比] 前回+0.4%  予想+0.3%

CPIが上昇していれば、上昇基調継続できるかもしれませんが
これが下落となれば上昇一服となるでしょう。

加えて、ここからの気がかりは移民問題。

NZで移民過去最高、失業率上昇懸念で追加利下げ圧力にhttp://bit.ly/1ZuR9Fi

移民の流入が過去最高水準になっており失業率の上昇圧力に?!

中央銀行が追加利下げし
低金利をより長期間維持するとの観測が高まりつつある。

※ニュージーランドは2015年年に3回の利下げで政策金利を2.75%に
まで引き下げていますが、さらに利下げする可能性が?!
となるキウイの戻りは限定的か?!

そろそろキウイ円の利食いを考えなきゃ。
今週どこかで手じまうつもりです。

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