2015年11月25日水曜日

今日24日火曜の夕方に飛び込んできた
シリアとトルコの国境近くでロシア軍のスホイ24が撃墜されたニュース。

ロシア側は地上からの攻撃で撃ち落とされた可能性が高いとしていますが、
トルコ側は領空を侵犯した「国籍不明機」を警告した上で撃墜したと主張。
ロシアのプーチン大統領は領空侵犯を否定「裏切り行為だ」と強く非難、
両国関係に「重大な結果」をもたらすだろうと警告しています。

明らかな「リスクオフ要因」ですが、このニュースを受け
ドル円相場は下落するも122.34円くらいまでしか下がっていません。
逆にユーロにはショートカバーが出た模様で1.067ドルまで上昇。

有事ということで金価格が1080.83ドルまで高値が。
昨日23日には1066.50ドル台まで下落していたのですが、
何とか踏ん張ってますね、1070ドルが割れたらダメだっていう
重要な節目なんですが、若干割り込むも戻るって展開が続いています。
でも、有事の金買いって長続きしないので、再下落の可能性大ですが。

そして、「原油価格についてサウジがOPECと非OPECと協力する」という
ニュースが出て昨日急上昇する局面もあった原油価格が底堅い展開。
こんなことがきっかけで原油が上がってくるとなると
なんだかきな臭さが不気味ではありますが、、、、

ドル円も122円台は堅持していますし、
NYダウも市場オープン時こそ下げて始まったものの
現在1:37時点ではプラスに転じています。それほど弱くない。

日経平均先物は19860円で▲100 ではありますが、通常の調整のレベル。
リスクオフで相場が崩れている、というムードは感じられません。

原油がじり高なのが不気味というだけで…

プーチン大統領がこの後どう出るかが気がかりではありますが、
年末に向けたラリーをリスクオンで攻めようっていう力を感じる展開。
フランス同時多発テロの時も、テロに屈せずしっかりと推移した
マーケット。あまりこうしたことに右往左往しないほうがいいかもしれません。

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それと。
原油が強いから、、、ということでもないとは思いますが、豪ドルが強いです。
原油高につれている側面もゼロではないと思いますが、
昨日23日は銅価格が8日続落で6年ぶりの安値を更新し、
CRBインデックスも安値を更新するような環境の中にあって、
このところの豪ドルが強いのはなぜか?!

今日は西原さん にお話しを伺う機会があったのですが、
非常に腑に落ちる考察を頂戴しましたのでご紹介。

ユーロオージーという通貨ペアを見ればわかり易いのですが、
フランス同時多発テロの後からユーロオージーの下落が明白となって加速してきています。

ユーロを売って豪ドルを買う、という動きですね。

これが何を意味しているのか、というと、、、
欧州はリスクがある、として欧州モノを保有していたくない、という投資家が、
欧州アセットを売って、資産をほかのアセットに移しているのですが、
その先がオーストラリアやニュージーランドであるのではないか、というのです。

確かに今からドルを買うのはちょっと高すぎますね。
利上げが近いということで、随分ドル高が進んでしまっています。
利上げしたら逆に事実売りが出てドル安になるんじゃないか、というくらい。

じゃあ、円に換える?!

円はゼロ金利。加えて量的緩和絶賛継続中です。
安全資産神話も過去の話。9月には日本国債と日本の金融機関の格下げも
ありました。円を買っておけば安心という通貨ではなくなっています。

金利がある通貨で安値放置が続いた豪ドルやNZドルに逃げやすい構図に
なっている可能性がある、ということか?!

コモディティが下げ止まらぬにもかかわらず、豪ドルが上昇している背景には
キャピタルフライトが起こっているとみられる、、、という
西原さんの解説になるほど~と思った次第。

豪ドル円ロング、目の付け所は悪くなかったみたいね。
今日のロシア機撃墜の報道があった際に急落して88.01円まで下げましたが^_^;
88円下においていたストップにはかからず、再上昇中。
一度下攻めした分、この上昇は大きいとみて
88.54円でロング追加。
豪ドルドルのチャートも好転しているのでこっちでもいいんだけど、、、

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それと、今日はポンドが安い。

カーニー英中銀総裁など一連の英金融当局者らの議会証言がありましたが、
これを受けた値動きなんでしょうねえ。

カーニー総裁は、
「頭を悩ませているのは金利を引き上げる適切な時期はいつかということ」
だとし、英国の低金利は「しばらくの間」続くだろうと話した模様。

悩んでるんじゃン。

MPCメンバーのクリスティン・ フォーブス氏も総裁とともに証言し、
次の動きは恐らく利上げだと述べていますが、
次の行動が利上げだってことくらいはマーケットは十分織り込み済みですので
そのタイミングがいつごろになるのかってことに注目なんですが、
まだいつって明確にはなっていないってことが明白になったことで
失望の売りが出ている、って感じかしらね。

チーフエコノミストのホールデン氏は議会への年次報告で、
成長とインフレをめぐるリスクバランスは、
政策当局者の中心的な予想から「著しく下振れ方向に傾いた」と分析しており、
上振れリスクもあるものの、発生した際の対応の難しさや規模は
下振れリスクの方が大きいとし、
「政策はいずれの方向にも動けることが必要だ」と述べています。
意外にハト派。

ってことで、ポンドの本格上昇はまだまだ先か?

ユーロポンドではユーロ買いポンド売りが出ており、
今夜のユーロドルでのユーロ高は
このユーロポンドの上昇につれ高となっている可能性もあるのかな。

上記で書いたユーロを売って豪ドルに資金が逃げているってことも
ある側面では起こっている事実なのでしょうけれど、
対ポンドではユーロ買いポンド売りが出ているってのも事実で
これがほかのユーロクロスに影響してユーロ高に動くなんてことも
起きるのが為替の面白いところで、難しいところです。

ユーロはわかりにくいので手を出さないでおきます。


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