2015年11月27日金曜日

25日水曜夕方、ユーロが急落する局面が。

ECBはすでにマイナス0.2%としている中銀預金金利のマイナス幅の拡大を検討。
一方で預金額がある一定の水準を超えると、マイナス幅が広がるような
2段階の中銀預金金利を設定することも視野に入れている、
と伝わったことがきっかけだったようです。

こうした動きをうけてドイツ債2年金利はマイナス0.415%へ下落、
最安値を更新する局面もあったようです。



ドイツ2・5年債利回り過去最低、ECB緩和期待で=ユーロ圏市場http://jp.reuters.com/article/2015/11/25/eurogovt-idJPKBN0TE26U20151125

こうなってくると、今年5月にあったドイツ国債の猛烈な売りによる
利回り急騰に連れたユーロの大きな巻き返しが脳裏をよぎり、
ショートカバー警戒をしたくなってきますが、、、

あれは10年利回りでしたね。
10年債利回りはこんなチャート。現在のレベルではあまり心配なさそう。
猛烈なドイツ国債売りが起きたのは今年のゴールデンウィークあたりでしたね。
あの時はユーロも大きな上昇となりました。
現在は2年とか5年の短いのがマイナス幅を拡大させている状況なのね。
これは12月3日のECB理事会を控えての折り込みなんでしょうけれど、
イベント当日前には、巻き返しが出るリスクを避けて戻り始めるンじゃないかっ
て気がしていて、ユーロショートもせいぜい来週頭、月曜くらいまでって
とこじゃないかなぁと思います。

ユーロ下落が鈍ると12月3日のECBでの追加緩和について
小出しに情報が漏れ出てやっぱり売られる、という展開が繰り返されていますが、
イベントへの期待を高めれば高めるほど、失望も大きい予感。

ドカンとショートカバーが出て戻れば売り参戦したいという
投資家は多いと思いますが、市場にはこんな見方も。

ドラギ総裁の「何でもやる」発言は信用詐欺-スティグリッツ氏http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYD33W6S972901.html

ドラギ・マジック限界か ECBの緩和余地に疑問符https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=60085589

よくよくチャートを見るとユーロドル相場って
今週は持ち合ってるだけなんですよね。

昨日は確かに安値示現となりましたが、下がりきらず戻る。。。
ユーロはショートが積みあがってるってのが皆わかってるから
売りを長く持てないのね、おっかなびっくり。

ちょっとでも戻ろうものならすぐ逃げたい、、、、
でも金融政策的には売りを持っておきたい、、、、という思惑の
ぶつかり合いで、結果的にあんまり身動きが取れないって感じよ。

だからユーロにエントリーする妙味がない。

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今日は朝起きたら豪ドルが急落していたわ。

豪ドルロンガーには、ひどい目醒めでしたね。・・・私よ、わたし。

豪7-9月の民間設備稼働が前期比▲9.2%(予想▲2.9)
過去最大の落ち込みですって。。。。

鉱山部門への投資が10.4%減と大幅に落ち込んだってことで
コモディティ価格下落の影響が出ていると思われます。

鉱山以外の企業が2015/16年度の投資計画を引き上げているので
それほど悲観することもないように思うんだけど、
こんな数字が出てくると、やっぱりまだ利下げがあるかも?
って思惑が出てきちゃったりするでしょ。だから売られちゃったのね・・・・

来週Q3の豪GDPが発表される予定で、
市場予想は+0.8%前後の伸び率でしたが、予想も修正されるかも。

でもね。。。利下げはないんじゃないかなぁ。

コモディティ価格下落の影響で設備稼働が落ちてるってことですが
住宅価格は高騰が続いているし、雇用も悪くないのよねぇ。

豪ドルロングはまだ持ってます。ちょっと腰据えて持つか。
もっと下がればもっと買おうかとのんびり構えることにします。

今夜のYMTVデスマッチで
大倉キャプテンは「豪ドルスイス」に注目っておっしゃってました。
豪ドル高、スイス安って方向ですよ。

今夜はサンクスギビングで静かです。
やることもないのでこの辺で失礼します

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