週明け14日月曜、日経平均の最安値は ▲619 18611円 ですが
大引けは 18883.42 ▲347.06 最安値からは270円程度を戻して引けています。
ドル円安値は週末12日金曜に120.58円まで円高局面がありましたが
東京時間ではこの安値を更新することなく、
ロンドン時間には121円台を回復しています。
株式市場では意外に個人の買いが根強い印象を受けましたが、、、
相場の回復の一因には南アフリカランド安が沈静化していることも
影響しているのかもしれません。
ドルランド、ランド円ともに、週末の最安値から急反発となっています。
反発の理由は。。。
13日日曜、ズマ大統領は再び財務大臣を交代させたのです!
昨日ブログを書いた時点ではこのニュース出てなかったですね。。。
南ア財務相にゴーダン氏復帰、大統領のドタバタ人事に不信感http://jp.reuters.com/article/safrica-gordhan-idJPKBN0TX01020151214
9日のネネ財務大臣更迭、後任にほぼ無名の大臣を指名したことで
市場の信認を著しく失墜させたズマ大統領ですが、
大臣経験のあるゴーダン氏を再指名したことでを一応評価した格好。
ランドが急反発して落ち着きを取り戻していることは
他市場に及んでいる過剰なリスク回避ムードを後退させたと思います。
ランドは対ドルでも対円でも窓開けしての急伸で
先週末NYの急落の足をみるに「セリングクライマックス」を見た
ような印象もあり、もしかしたら底入れしたかも?
なんて気がします。ランドは安いところを拾うつもりでいたので
今日、ドルランドを15.47ランド、ランド円を7.6円でロング。
まだまだボラティリティが大きい相場だとおもいますのでほんの少しです^_^;
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ランドが沈静化しただけでは、まだまだリスクをとれません。。。
というのが今の金融市場。
先週末の米株の急落は
1.米サードアベニューマネジメントのジャンク債ファンドが解約受付停止
2.ディストレスト債投資のストーンライオンキャピタルも解約受付停止
3.イベントドリブン型ヘッジファンド、ライオンアイキャピタルは12月で閉鎖
@FXcircle FXサークルさんのTwitterから
などのファンド破たんが相次いだことも嫌気されたようです。
加えてこんなニュースも飛び出した。
米ファンド業界、SECのデリバティブ規制案を懸念http://jp.reuters.com/article/usa-funds-regulations-idJPL3N14203P20151213
デリバティブでの損失をカバーするための手元資金の保持を求める内容。
ファンドは、デリバティブのエクスポージャーを純資産の150%までに
制限することで合意する可能性がある
↓
一部の上場投資信託(ETF)が閉鎖や投資戦略の変更を迫られるとの懸念
だそうで、、、、。
おまけに原油安はまだ底入れとはなっていないようです。
ジャンク債市場の混乱はむしろこれからが正念場かもしれません。
ドルやユーロをトレードする気にはなれませんね。。。
ランドロングも今は順調に利益ですが、
ムードが変わればさっさと手じまうつもり。
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それから、このニュースはどのような影響を及ぼすのか
ちょっとわからないんですけど、今日市場関係者の一部の間では話題でした。
中国人民銀行、人民元の貿易加重指数の公表開始
http://jp.reuters.com/article/2015/12/14/china-economy-yuan-idJPKBN0TX03520151214
このニュースと受けて
HSBCは
「シンガポール金融管理局が採用しているような為替目標相場制度への
正式な政策変更と考えるべきではない」と分析している。
スタンダード・ライフ・インベストメンツのエコノミストは
「中国側は人民元の相場見通しをいずれ変えようと試みている。
安定的な人民元を望むと中国が言う際の安定的というのは貿易加重ベースの話であって、
ドル・元相場についてではない。この指数導入により、ドルがさらに強くなれば
対ドルで元が下落する扉が開かれる」と語った。
後々の材料となるかもしれないので、メモしておきます。
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