2016年2月3日水曜日

1/29(金)日銀バズーカ3発表で 476.85円高
2/2(月)その勢いが週明け月曜まで継続し 346.93円高

2営業日で800円超えの上昇となっていた日経平均、さすがに息切れです。

今日2/2(火)日経平均 17750.68 ▼114.55

おまけに今夜の米株ダウ平均が現在(am2:00)230ドル超えの下落。

背景には原油安があるようです。
今夜NY原油先物は一時30ドルを割り込んじゃってますね。

日経の下落は調整の範囲内として悲観することもないと思いますが、
原油安から米株が安いということになると日本市場も無傷ではいられないんじゃ
ないかって気がして嫌ですよね。ペルシャ湾岸諸国が緊急OPEC会合には否定的で
減産合意の道のりはかなり険しいだろうことが、改めてわかったってことで
原油が再下落、これに株価も連れ安といったところ…。

米10年債利回りは1.869%まで低下し4月来の低水準となっていますが、
日銀がマイナス金利を導入したことで、国債を日銀に売って当座預金にブタ積みに
しておけば0.1%の金利がついたものが、今後はそうじゃなくなるっていうんで
金利があるものが慌てて物色され、日本国債のイールドカーブはフラット化。
金利があるものに物色の対象が広がると米債まで買われちゃうってことに
なるわけで、米債利回りが低下、米金利低下で日米金利差拡大とならず
意外とドル円上昇につながらないンジャないか、なんて指摘もありますが、
121.67円までマイナス金利導入発表後に上昇していたドル円相場が
現在は120.20円割れまでじりじりと下落してきました。

夕刻にチャート悪化の予感がしましたので
172円台で買っていたポンド円ロングは174円台前半で利食ってしまって
ドテンショート、これも173.50円近辺で買い戻して現在ポンドのポジションはゼロ。

マイナス金利が現実にあまり効果的な政策でないことがわかって下落している、
といった方向の解説もあるようですが、現時点では上げすぎた分の調整の域を
脱却しておらず、それほど悲観的な相場でもない気がします。

ドル円、クロス円はまたチャンスがあれば買い参入の所存ですが、
この相場、2番底を取りに行く下落に入った可能性は否定できず、
浅い押し目で参入することは禁じ手かな、という気がします。

綺麗な2番底形成の相場になればわかり易く、自信を持って買えるのですが
この高値からの初押し局面では、買っていいものか、更なる下落が待っているのか
判断が難しく、、、資金に余裕をっ持って打診買いってとこかな。


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豪ドルですが、、、

オーストラリアは政策金利を現行の2.00%に据え置き決定。
声明では「理事会は現在の金融政策が適切なままであると判断」
「為替レートは経済見通しに沿って推移し続けている」などと指摘、
これは前回とほぼ同様の内容でした。
豪ドルは神経質の上下したものの、据え置き発表後からは若干軟化しています。
原油の再下落なども効いているのでしょうか。。。

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スイスは為替介入を行う用意があるそうです。

スイス中銀総裁はスイス中銀がマイナス金利を採用していることや、
為替介入への意欲を示していることに加え、
相場が買われ過ぎとなっていたことなどにより、
過去数週間でフランが下落したと分析。
「中国の構造的な調整が世界的な産業活動や投資に対し
引き続き重しとなる可能性があるほか、
欧州でもぜい弱な状態は続いている」と述べています。

スイスフランの値動きにも注意が必要かな。
昨年2015年1月はユーロスイスのフロア決壊でマーケットが大混乱しましたね。
調子に乗ってスイスロングしていると介入玉に打ち砕かれるかもしれません。
スイスには手を出すべからず。。。
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