2016年2月17日水曜日

ここからのトレードは迷うとこよねぇ。。。

戻り売りなのか、押し目買いなのか。

まだ市場は弱気が支配しているように感じます。
つまり戻り売りが多い印象。

急落の最中の2/8~2/12までの空売り比率は40.5%でしたが
今日42.1%に急上昇してます。
過去5番目の高水準まで上昇。
http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/short-selling/nlsgeu000001g54o-att/160216-m.pdf

売りが膨らんでいるということは、買い戻し圧力も大きくなっている
ということですので、将来の値上がり材料となってきます。

昨日15日月曜に1000円もの上昇となった日経平均、
今日は下落すると見た投資家が多かったということでしょう。

実際、日経平均はマイナス圏とプラス圏を行ったり来たりしながら
最大で16300円台まで上昇する強さも見せましたが、も終わってみれば

16054.43 +31.85 30円高にまで上げ幅を削って大引け。

その後の欧州市場で反落に転じ、15700円台まで下げてしまっています。

ドル円相場も114.86円まで(115円までもう1歩)上昇し
欧州時間には113.59円まで値を削りました。

そんなに簡単にぐいぐい上がりませんよね。
月曜1000円も上げた相場ですもの、押し目もほしいででょう。

週足のドル円相場チャートが三尊天井を付けてネックラインを割り込む
下落となっていることから、この相場105~106円まで下落するという
予想が出てきました。テクニカル的にはそうなんですが、、、。

今日の欧州時間には期待が高まりつつあった産油国の減産合意は難しく、
1月の水準に生産を凍結することに合意した、というヘンテコなニュース。

サウジ・ロシアなど4カ国、生産水準の凍結で合意 イランと協議へ

http://jp.reuters.com/article/oil-output-idJPKCN0VP0YA

サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国は16日、原油生産を過去最高に近い1月の水準で凍結することに合意した。他の主要産油国が追随することが条件。


なんか、日銀の補完措置を思い出す・・・わね。
減産ならぬ、1月の生産水準に凍結ですか。そんなの初めて聞いたわ。

如何に米国以外の産油国が協調して減産することが難しいか露呈しちゃった感。
ようするに手詰まり感。。。

ということで、期待で31ドル台にまで上昇していた原油が28ドル台まで
急落しちゃいました。これが欧州時間以降のドル円や日経の下落の一因だった
と思われます。原油安はまだリスク要因として働くのね。。。

しかし、今夜のプレジデンツデー明けのNY市場では株は強く、
原油安など影響していない。なぜか日経とドル円だけは下がる・・・
2日続けて1000円超えの上昇だったために利食いも出たか。

戻りを売り参入している新規筋もあるかと思われます。

強気と弱気に見方が割れる中で、リスク回避相場は続いているとして
戻りを売るのが正解か。12日の下落でセリングクライマックスはみた、
として押し目を買うのが正解か、、、まだわかりません。

私は昨日のポジションすべて継続です。
(日経、ドル円ロング、ユーロドルショート、ドル建て金ショートもアリ)

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今日は夕方からポンドが急落。

1月英消費者物価指数(CPI) 前月比▼0.8%(予想▼0.7%を下回る)
1月英小売物価指数(RPI)前月比▼0.7%低下(予想▼0.6%下回る)

インフレの兆候なし、利上げ期待はまたも後退、でポンド売りとなり、
今週18日~19日の欧州連合(EU)首脳会議への警戒も織り込まれ始めたようです。

このEU首脳会議ではキャメロン英首相が提出しているEU改革案に関して、
英国とEUの間で何らかの合意が出るか注目。
合意となればEU離脱の国民投票実施へ前進、ポンドは売られやすい。

英テレグラグは合意が形成されればキャメロン英首相が
週内にも国民投票を呼びかける可能性もあると伝えています。

というわけでいよいよEU離脱を問う国民投票実施に向けての警戒が
ポンド安となって織込まれ始めた印象ですが、どうなるかはEU首脳会議の結果待ち。

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