先週は日経平均1000円の大幅高で始まって、12日金曜の下落が
セリングクライマックスだった可能性を期待させましたが、
週後半には株もドル円もダレちゃって、再び弱気が支配する流れ。
12日の日経平均15000円割れ水準(14865円)から16341円まで高値があり、
1500円近くは反発した計算ですが、19日週末金曜には15967円で大引け。
今回のド底からは1100円高ってとこか…。
16000円の大台をサポートできずに終わったのが残念でした。
週末のシカゴ日経先物は15825円まで下落したおり、週末の東京市場の
日経平均より140円ほど安い水準ですので週明け月曜日は軟調スタートを
強いられるでしょう…。特にドル円相場が弱いのよ。
週末112円台まで下落しています。
ドル円相場も110円台までのド底がありましたが、そこから2円高の水準に
あるわけで、まだそれほど悲観することもないのですが、
115円に到達できず114.80円台で力なく反落してからは
ずるずる下落する一方なのがいやね。
今回の110円の底値に対しての2番底を形成にしにいく動きなのか、
それとも、、、先週前半の反発は自立反発にすぎず、
今度こその大底、日経で言うと3番底を形成する値動きなのか・・・・
まだ強気は確信できない環境です。
※日経平均日足チャート
日経のチャートを見ると、8月のチャイナショック時は
3番底までカウントしてからの本格上昇でした。
底入れが常に同じチャートパターンになるわけではありませんが^_^;
今回もそのシナリオなら14000円前後までの下落シナリオも想定され、
もし、今全力でロングしているポジションがある、という方は
コストまで下げたら、潔く一旦撤退して、
下値模索の相場をレバ軽めで打診買い、というように柔軟にポジション
コントロールすることが求められます。
コストまで下げたところで撤退すれば損失は手数料分だけですし、
もっと安いところで買い直せばいいんです。
アゲインストポジを保有したまま下落に耐えるより
よほど楽です。その代り急反騰する際の一番おいしいところを
取りそびれる事も多いので、損失も少ない反面利益もなかなか出にくい
ということもあるんだけど…。
というわけで、ドル円113円台のロングは一度撤退。
日経平均15740円ロングはまだ継続、
ユーロドルの1.122ショートも一度やめています。
ほぼコストで降りてます。
ド底で買ってド天井で利食うなんてできないわよね。
こういう急落、急騰局面はボラが上がるので、ほんとに上手にポジションコントロール
しないと、自分の見通しがあっていても、エントリータイミングによっては
資金があっという間に吹っ飛びます。
短期トレードが上手な方はこのハイボラをスキャルピング、デイトレで
取ることも可能でしょうから、短期筋にとっては儲けが大きく出る相場なんだけどね。
私はそんなトレードはできないなぁ。。
ドル円が弱いのは、まだリスクオフムードが完全に払しょくされていない、
ってことの証左かもしれません。金が短期的に天井に見える値動きだったのに
なかなか下がらず、さらに上昇しそうなムードであること、
ユーロドルも同様になかなか下げないことも、同様の理由でしょう。
一つには、サウジ・ロシア・カタール・ベネズエラ4か国合意で
1月生産量に生産量凍結、という中途半端なニュースにも
買いで反応した原油相場が、そのまま強気を継続できずに週末かけて
下落してしまったことが挙げられるでしょう。
なんと、サウジがわざわざ「減産の用意ない 自国シェア守る」と発言。
~ジュベイル外相 http://jp.reuters.com/article/saudi-oil-idJPKCN0VR2GX
そもそもわかっていることとはいえ、今週の4か国での新たな増産停止合意の
直後にこんなことを言ってマーケットを冷やすこともなかろうに、、、
とは思いますが、サウジにとっては、原油があんまり上がってしまうと
目的であるシェール潰し貫徹に時間がかかってしまう、ということなんでしょう。
他の産油国のことなんかまったく考えてませんね、これ。
原油が週末にかけて弱含んだことが、円高、ユーロ高、金高の相関となって
先週末はリスクオフムード再燃??って感じで終わったんだけど。
新たな弱気材料が飛び出したわけではないので、
それほど悲観することはないと考えています。
①週末金曜は米国の指標はよかったのよ。
1月米CPI消費者物価指数統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除いた
コアCPIが4年5カ月ぶりの大幅な伸び。
http://jp.reuters.com/article/jan-us-core-cpi-idJPKCN0VS24B
米利上げの可能性も残されています。
②26日(金)~27日(土)中国・上海開催のG20財務相・中央銀行総裁会議
世界的金融市場混乱につき、マーケットに対して協調し対処する、
というメッセージや協調姿勢が示される可能性にリスクオフムードが後退
していく期待もあるかな??
中国に対しては構造改革が求められた経緯がありますが、
日本に対してはも大型の景気対策の発動を求められる可能性がある。
10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率が前期比年率で1.4%のマイナ
ス成長に落ち込んでいるだけに、なおさら官邸は本来的には経済成長を重視す
る姿勢が強くなっておかしくない。
③3月5日(土)中国の「全国人民代表大会」
来週末ではありますが、
習近平氏は2020年のGDPと国民所得を2010年比で倍増させる目標を掲げています。
現状では達成困難。この中国のビックイベントで、大きな景気浮揚対策が
出るかも、、という期待があるようですが、どうでしょうか。
内容によっては失望にもつながる可能性は否定できませんが、
この全人代に向けては売りにくいセンチメントとなるのでは?
ということで、週初の弱気の安値を拾っていくつもりで
短期的な底入れを見込んでの強気スタンスは継続。
※中期的相場では昨年高値が大天井の可能性は否定できす、
この戻り相場(まだ戻ってないけど^_^;)が取れればどこかで利食って
今年の安値を取りに行く再下落に備えるという相場感でおります。
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英国のEU離脱の国民投票期日が決定しました。
6月23日㈭です。
英国はEUにとどまり建設的役割を
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO97524840R20C16A2PE8000/
欧州連合(EU)はブリュッセルで開いた首脳会議で、英国の離脱を回避するために検討していたEU改革について合意した。これを受けてキャメロン英首相は、EU残留か離脱かを問う国民投票を6月23日に実施すると発表した。
このEU離脱問題をも織り込んで下げていたポンドは
この発表が材料出尽くしで買戻しにつながったのでしょうか。
ポンドドル15分足を見ると、、、ポンド上昇して終わってますね。
決してEU離脱の可能性が高いとか低いとか、そういうことではなくて
まずは1歩進展があったことで、ショートカバーという動きだと思うので
EU離脱でポンド高の相関かも?と早とちりしないことです。
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