2016年3月23日水曜日

ブリュッセルの空港で自爆攻撃、11人死亡 地下鉄の爆発でも15人死亡
http://jp.reuters.com/article/belgium-explosion-idJPKCN0WO0M7
テロが頻発していますね。
昨年はパリ同時多発テロ、トルコでもテロが続いています。

今日のブリュッセルのテロは自爆テロだったようですが、
ブリュッセルでは先週18日、昨年11月のパリ同時多発テロ実行犯メンバーと
して指名手配中だったベルギー出身の容疑者を拘束しており、
イスラム過激派による報復テロの可能性も指摘されています。

このテロ報道があった22日欧州時間にはマーケットが一時リスクオフに。
欧州株が売られ、ドル円も日経先物も急落する局面がありましたが
下落は続かず、欧州株は下げた分はほぼ取り戻しているようです。
欧州市場全般、流石に今日はマイナス引けとなりそうですが、
しかし、日足でみればそれ程の下落ではありませんし、
VIX指数も低位安定のままです。

瞬間急落したりしますが、結局はそのようなボラティリティは
ノイズに過ぎないということで、現在欧州圏で起こっているテロは
マーケットのリスクではないということでしょう。

今日22日(火)日経平均は +323.74円 17048.55円。

21日祝日に海外投機筋がドル円相場を崩しはしないかと警戒が
強まっていましたが、皆が警戒すると何もないものね。

むしろ、21日週末のNYダウが21ドル高で7日連続高にサポートされたほか、
米国地区連銀総裁が相次いで米国の早期利上げの可能性に
言及したことを受けて、ドルがしっかり推移する展開でした。

◆ウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁

米経済は世界的逆風に対抗する力がある。
4月または6月に利上げも

◆ロックハート・アトランタ地区連銀総裁

米経済、指標に裏付けられた勢い
早ければ4月に利上げ正当化だけの弾み

米株は21ドル高で引けた週末でしたが、住宅指標は悪かったのよね。

2月米中古住宅販売件数が前月比▼7.1%(予想▼2.8%)

これを受けて急落して始まったダウ平均ですがNYクローズに向けて
買い直されてプラス引けだったわけです。
地区連銀総裁らが早期利上げに言及しても、崩れなかった。

ということで、米株は極めて強い展開が続いています。

これを受けて、さすがにこれまで弱弱しい値動きに終始していた
日本株も買われて17000円大台回復となったわけですが、、、

今夜米株は小安い水準で推移しています。
テロの影響というような値動きではないですが
さすがに7日続伸したダウ平均にも修正局面があっても不思議はない。

ダウが修正するときに、日経が異様に悲観して下げる、ってことが
なければいいな~と思います。何せドル円は111~112円台、
短期筋は円ロングで円高を攻めてきていますし、
海外勢はかなり日本円を売り越したまま。。。。

これが巻き戻る時にはスケールの大きいドル円、日経の上昇となると
思うんだけど、いったいいつそれが来るのかしら。。。

日本株の本格上昇はドル円の115円台達成を見ないことには
なさそうですが、個人的に保有している個別株はすべてロングです。
インデックス、日経CFDも少しだけロング持っています。

株はリスクオンのままでいいと思っています。
上海合意が事実なら、ドル高にはなりにくい地合いとなった、
ということになりますが、足もとのドル安が米株が強い
一つの要因となっていると思われます。

ただし、ドル円はそれほど上昇は見込めず
(かといって年初からの2か月(10日間程度で)で
10円もの暴落となったドル円がさらに下げるとは考えにくく、
ドル円は110~115円の間でレンジ相場が続くんじゃないかなぁ、
って気がします。ユーロドルがなんだかんだ言って結局レンジなのと同じ。

つまり、ドル円と日経平均はデカップリング的な動きと
なってくるんじゃないかと思っています。

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ということで、ドルロングに妙味がない相場になったようですが、
じゃあ、何をトレードすればいいの??

ユーロ?テロリスクとか難民問題を抱えますし、マイナス金利、
ドル安気味だからといってユーロは買いにくいわよねぇ。

ポンド?EU離脱リスクを考えるとこれもまた買いにくい。
原油が戻ってきた過程でポンドも買い戻されたりしましたが、、、
今日はポンド円が160.75円でショートしています。

じゃあ、オセアニアはどうでしょう。

このところの鉄鉱石などのコモディティ高(ドル安もあって)で
豪ドルが目覚ましい上昇となっていますよね。

だから、短期的には買われすぎたのではないか、というところまで
上昇してきちゃってて、

豪中銀のスティーブンス総裁は今日22日、最近の豪ドル上昇について、
商品価格や米金利の見通しを踏まえると「やや先走っている」
との認識を示しています。

こういう発言があると、短期的には下がるわけですけれども、
今日はその後豪ドルはすかさず買い戻されていますね。

しかし、スティーブンス総裁ってかなり通貨安誘導発言しますよね。

だから、とうとう米国とIMFにたしなめられてます。

豪中銀の通貨安誘導とも取れる表現で米が注意促す-IMFと懸念表明

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O4FAHE6JIJUO01.html

今後発言に変化(慎むようになる?)があるでしょうか。

米ドル安基調である、ということを前提に、何を買うかを考えた際、
株がリスクオン継続であること、商品価格がドル安で戻り基調にあること、
などを考慮すれば、豪ドルロングが最も自然なような気がします。

ただし、豪ドル円というより豪ドル/米ドルで、ということですが。
ということで、ここからは豪ドルの押し目を狙って買いを考えてみます。

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