米利上げペース鈍化観測が世界の株式市場にはプラスに働いていますが、
日本株は意外と上値が重い…。
日経平均は17000円を挟んで行ったり来たりしているだけです。
ドル円相場も110~114円を行ったり来たりのボックス相場。
本決算の3月末に向けてはもっと上がるかと思っていたけれど…
3月28日、来週月曜が配当権利取りですよね?
この時点は18000円くらいまで上がっているかと思ってたなぁ…。
世界の株式市場、ほぼ半分が強気相場入りへ-米利上げ観測後退で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-23/O4HKQB6KLVR901
れれ。。日本は入ってない・・・?!
上海合意の話もそうですが、ドル安は資源、新興国、
特に中国にとって歓迎でしょうし、米国自身にとっても都合がいい。
割を食うのは日本と欧州ですね。
だから、ユーロと円が下がらず、買い圧力が強い。
足もとでは、米地区連銀総裁らが利上げに対してタカ派発言を
繰り返しており、FOMC後のドル安に若干修正が入っていますが、
大局の流れとしては、ドル高ではなくなっているようにも思えます。
今日は、カリフォルニア在住の広瀬隆雄さんにお話しを伺う機会があったのですが
ドル安になると原油が上がる、つまりシェール関連企業が助かる…
ハイ・イールド債(ジャンク債)市場の破綻が気がかり材料とされた
年初からの原油安と金融混乱、特にシェール関連企業の社債が問題視
されていましたよね。この分野の雇用も大きく、ここを放置するわけには
行かなかった…?!ということで、これ以上のドル高にならないように、
これ以上の原油安にならないように、というメッセージだったのかも~
というようなお話を伺いまして、これもなるほど腑に落ちます。
その原油ですが、今夜発表のEIA石油在庫統計では
米国原油在庫が過去最高を再び更新したことが明らかとなり、
今夜は原油価格が大きく下がっています。
今夜WTI原油価格は39ドル台へ。
米原油在庫過去最高、輸入は13年以来の高水準=EIA
http://bit.ly/1UN2RZX
豪ドルをロングしようと機会を狙っていたりしましたが、
タイミングが合わずまだ参戦していないのですが、
よくよくチャートを見ると、随分買われたので
その反動での押し目は深くなりそう?!ですね…。
今夜の原油下落も豪ドル下落を誘っています。
まだ、買いのタイミングではなさそう。
米株も今週月曜までダウが7日続伸となっていましたが、
原油が調整局面にはいるなら、米株も調整入りか?
となると日本株もますます上値が重くなるかもねぇ…。
となると、豪ドル、カナダなどの資源関連通貨も調整局面です。
EU離脱リスクの高まりでポンドも弱い。
ポンドを素直にショートするのが正解だったか。
なんだかんだドルは強いわね(笑)
結局、ドル安になる!!ということではなく、
これ以上のドル高にならぬようにしているだけ、ということかな。
こんな記事を見つけたのでメモ。
ドルには潜在的な押し下げ要因あり、BofAメリルが指摘
http://bloom.bg/1UN3Adq
ヘッジファンドが抱えるドルのロングポジションは大きいまま
対ユーロでのドル上昇あっても対円では見込めないとストラテジスト
~ヘッジファンドが抱えるドルのロングポジションが1年前に比べても、
他の投資家に比較しても非常に大きいまま~
~リアルマネー投資家が過去1年間かけてドルショートに傾いてきたが、
ヘッジファンドはロングのままで、ドルにさらなる下押し圧力がかかるリスクがある~
あれ…日本のリアルマネー、機関投資からはアベノミクスで
外債をヘッジなしで買っているため相当なドルロングになっているって聞いたけれど、、、
ヘッジファンドと本邦機関投資家のドルロングがかなりあるってことかしら?
これがドル円上昇を阻む、、、というより円高を招くリスクかもしれません。
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