今週で2015年度が終了、金曜4月1日から2016年度スタートとなります。
日経が書いていますが、2015年度は外国人投資家が
7年ぶりに売り越しに転じたことが明らかに。
日本株、外国人が7年ぶり売り越し 景気に弱気
http://www.nikkei.com/article/DGXKASGF25H1T_V20C16A3EA1000/?n_cid=SPTMG002
15年度累計(3月3週まで)で約4兆8902億円のマイナスで
このままいくとブラックマンデー暴落が起きた
1987年度(6兆20000億円)以来、約30年ぶり売り越し額。
足下で11週連続で売り越し中で、東日本大震災後以来の長さ。
アベノミクス起点の12年11月~昨年5月に21兆円を買い越していた
外国人投資家でしたが、アベノミクスへの期待低下が背景のようです。
7年ぶりの日本株売り越し、これがスタートとなって海外勢の
日本株売りがトレンド化するようだと本当にアベノミクス終了ってことです。
年金も危ない(・・;)ってことになりますが、、、
それでも、足元、3月末本決算に向けては株価もじり高。
28日の配当権利取りに向けての買い意欲もあるでしょう。
あるいは、下値は年金が買い支えているためか。
株1万7000円回復 鬼の居ぬ間に「クジラ」が買い支え
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO98855260V20C16A3000000/
海外勢がイースター休暇に入る中で、年金が買い支えていたということですが
海外勢が戻ってきたら。。。。どうなるでしょうか。
海外勢に振り回される相場から脱却することは難しいのですが
(日本株売買シェアは外国人が7割前後)
それでも、年金や日銀のETFの買いなどは日本株の根雪のように
積みあがっているために、一定の下値サポートにはなっているはずです。
それから、事業会社の潤沢な資金が自社株買いに向かう流れが
加速してくればいいのですが、、、。
走らぬ「企業貯蓄」、新年度の関所に
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO98857460V20C16A3000000/?dg=1
2015年の資金循環勘定は、改めて企業のカネ余りの実情を浮き彫りにした。企業の資金余剰は15年には合わせて20.2兆円。14年の6.4兆円の3倍余りに拡大した。
15年末で1117兆円にのぼる企業の金融資産の中身をみると、現預金が246兆円と全体の22%。一方、海外でのM&A(合併・買収)が活発になったのを受け、株式などが306兆円と27.4%に達し、対外直接投資も110兆円と9.9%を占める。
それから、機関投資からが新年度からどう動いてくるか。
マイナス金利で日本の投資家は外に向かざるを得ないと指摘されていますが
週次の対外及び対内証券売買契約等の状況では
3月19日終了週の対外中長期債投資は2.28兆円の買い越しであることが
確認されています。まだ本格的に動き出したとは言えませんが、
新年度入りからは、彼らの動向にも注目。
しかし、円高予想が増えていますよね。
110円割れで105~106円があると。
今週の年度末から新年度入りの期末期初を110円を割ることなく
乗り越えられれば、円高リスクは後退しちゃいうんじゃないか、って
気がしているんだけどどうかな…。
年明けの1~2月で一気に10円も円高に動いちゃって
2015年に1年かけて上下10円しか動かなかった幅を最初の2か月で
一方向にやっちゃったことを考えると、次の大きな値動きが出るまでは
かなりの期間のレンジ相場をやるんじゃないかって気がしますね。
ざっくりいうとトレンド3割、レンジ7割です。
3月25日金曜日、ドル円相場は113円台を回復してきました。
大倉キャプテンは上海合意なんて存在しないとおっしゃっていましたが、
さて、、、。
今週は1日金曜が日銀短観と米雇用統計。
もし方向が出るとするとこのあたりのイベントをどうこなすか、
来週からの相場に注目ってことになるかもしれません。
トレードアイディアがないのでまだ様子見とします(´・ω・`)
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。