雇用統計はノーイベント、何もなかったのと同じ。
もちろん発表前後で乱高下しますので、ポジションによっては
切らされて損が出たり、大儲けしたりする向きもあるでしょうけれど、
NY市場が終わってみたら、発表前と同じ水準に戻っている、、、、
ってパターンはよくあること。今回もそう。
だから、雇用統計のようなイベントではトレードしません^_^;
さて、雇用統計、なぜに乱高下して挙句に同じ水準なのか。
年内(もしくは3月の)利上げの可能性が強まった?!
いや、、、、やっぱそんなことはないな?!と迷いに迷って
結局、どっちだか結論でないねぇ、わかんないねぇ、、、ってとこに
落ち着いちゃったってことじゃないかな。
◆2月雇用統計
NFP非農業部門雇用者数 +24.2万(予想19.5)前月15.1万→17.2万上方修正
失業率 4.9% 変わらず
平均時給 前月比▼0.1% 2014年12月以来のマイナス
前年同月比 +2.2%(予想+2.5%)
労働参加率 62.9%(予想62.8%、前月62.7%を上回る)
NFPだけ見ると凄いいい数字なんだけど、、、
インフレ率を見る上での平均時給は重要、ここが振るわなかった。
下げちゃったんだもの・・・
NFPみてはしゃいであげて、平均時給みて、慌てて売って、
ドル円相場は 114.20 → 113.10 → 114.20 →113.70
と1円程度の幅を乱高下して、発表前の113.70円水準にお帰りなさい。でした。
個人的には、3月利上げの可能性は完全に排除できないと思っています。
労働参加率も上昇、労働市場は確実に引き締まっていますしね。
仮に3月がなければその次には利上げできる内容だと思うんだけど、
どーーも市場は慎重なようで、ドル安に動いていますね。
つまりユーロ高。
通貨インデックス一覧を見ると
ドル安、ユーロ高、.........円はどっちつかずね。
豪ドル高、NZドル高、キャンドル高と資源関連通貨の強いこと!!
これは正直「リスクオン」相場になっているとみていいと思います。
つまり、3月利上げはないだろう、ってんで、ドル高基調が一服、
これまで売り込まれすぎていた資源関連通貨が猛烈に買い戻されている、
って感じね。ポンドなぞも一緒に買い戻されてます。
ユーロはユーロが高いというより、米利上げが遅れる観測で米ドル売りが
強いせいでのユーロ上昇なのでっしょう。
このトレンド、FOMCまでしばらく続く可能性があるんだけど、、、
天邪鬼な私は雇用統計後、ユーロを売ってしまった^_^;
投機筋によるIMMポジではユーロショートがかなり減少しているし、
10日の理事会前ですよ、12月と同じ轍を踏むとは思えない…
雇用統計受けてのドル安のせいで上がったユーロって
売りのチャンスなんじゃないの?!
コスト1.10224ドル。
(木曜夜中のショート1.095ドルは金曜東京時間一度買い戻して
ポジション撤退しています。雇用統計後再度売り直しです)
このタイミングはTwitterなどでつぶやいてます。)
もし3月米国利上げがあれば、このポジションは生きてくるんだけどなぁ。
加えて強い豪ドル円を再び買い参戦83.30円。
************************************************
ドル円相場にとってはノーイベントだった雇用統計の内容でしたが、
株価にはポジティブだったようで、
ダウ平均は若干高く終わっています。、+62ドル 17000ドル台を回復
※株価を見てると、どの国の株価も、1-2月の不安が後退して戻っていますね。
VIX指数も急低下。ここから3月中くらいまでは結構戻る予感。
ということで、日経平均もロングです。
※債券価格も下落中。
つまり、資金の逃避として米債が買われるリスクオフのセンチメントから
リスクオンに変わりつつあるってことね。
※コモディティも上昇、原油、プラチナ、パラ、銅など軒並み高。
金高だけは、リスクオフ時に上がる特徴の強い銘柄名だけに
ちょっと嫌なんだけど、、、金は雇用統計受けても高かったのよね。
リスクオンで金も一緒に買われている、という場合は
強いインフレの兆候ということになるんだけど
(株高金高のときは金利上昇、インフレ時)
それを先に織り込み始めただけならば、これはものすごい強い相場の兆候。
そうじゃなくて、リスクオフで金に資金が逃げていたという流が
まだ続いているのだとしたら、これはちょっと嫌な動き。
ともかく上昇続く金価格だけは腑に落ちないので、要警戒。
(短期的に金は調整が来ると思ってるんだけど、、
私、ユーロ売っちゃったし=ドル高)
でもドル円はなぜか頭が重いよね。
***********************************************************
この週末の全人代の内容受けてコモディティ全般、資源関連通貨が
あがっているという可能性もあるわね。
特に特大ポジティブな内容じゃないんだけど、
むしろ、成長率は慎重ですし、構造改革も同時にやるっていってるし
見る人によっては良くないっていうのかもしれませんが、、、
◆中国 第12期全国人民代表大会 第4回会議
2016年の実質経済成長率の目標を15年の7%前後から6.5~7%に引き下げ表明。
目標の引下げは2年連続で「6.5~7%」のように目標に明確な幅を設けるのは
1995年以来。
(15年の成長率は6.9%、25年ぶりの低い伸びであった)
☆16~20年の第13次5カ年計画~年平均6.5%以上とする成長目標。
2020年までにGDPと住民一人当たり収入を2010年の2倍に相当する水準へ引き上げる。
◆財政支出や民間資本を活用したインフラ投資により経済の失速を防ぐ方針。
・交通網整備に年2兆元(約34兆円)超を投じる
・16年に鉄道投資に8千億元以上
(新5カ年計画期間中の鉄道投資総額は最大3兆8千億元(年平均7600億元)
~10年に8400億元だったピークには及ばぬも高水準の投資を続ける
・道路の建設に1兆6500億元
・現在全国に200強ある空港を20年までに50カ所新設。
・北京と香港を結ぶ高速鉄道新設~
総延長を20年までに現在の1.5倍の3万キロメートルに延ばす路線新設
◆構造改革
・鉄鋼や石炭などの産業で利益を出せない「ゾンビ企業」を淘汰
・削減された従業員らに対して1000億元(約1兆7500億円)を投じる
◆イノベーションの向上
~GDPに占める研究開発費の比率を15年の2.1%から20年に2.5%に、
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】