ふぅ。
ECBも日銀も。何かやってもやらなくても。
金融政策イベントを通過するたびにマーケットは逆に行くわね。
日銀は大方の予想通り、政策現状維持。
・マネタリーベースを年間80兆円ペースで増加させる金融調節方針を維持。
・政策金利はマイナス0.100%で据え置き。
上記においては想定通り。
・MRFをマイナス金利の適用から除外する。
これを受けて証券株が買われた、って面はあったけど、
全体としては株売り、円高の反応。
①市場関係者の一部にはETF買い入れ枠増枠などの
量的緩和策が出るのでは?という期待があったと見られ、
追加緩和がなかったことへの失望。
②消費税率を引き上げた2014年4月以来となる景気判断の下方修正。
新興国経済を中心に「いく分減速している」との認識を示し
輸出判断を「足元では持ち直しが一服している」と下方修正。
海外経済の減速が日本の実体経済を下押ししていることを認めた、
という海外経済動向への懸念を表したことを嫌気した面もあったようです。
それにしても、何かやっても下げて、何もやらなくても下げて、って。
ホント、このところのマーケットは中央銀行に対する敬意がないというか^_^;
それが相場なんだから仕方ありませんね。
せめて明日のFOMCではそのような事態となりませんよう…。
日経ロングは現状維持も、豪ドルロングは手じまっておいて正解。
今日下げているのは、日経平均、ドル円クロス円だけでなく、
原油や金などのコモディティ。
一番大きいのが原油でしょうね。
20日に予定されているというモスクワ会合。
生産国15か国で増産凍結合意を目指していると伝えられていますが
イランの説得はできないと見られます。
増産凍結会合イラン抜き、4月開催の公算=露エネルギー相
http://jp.reuters.com/article/output-freeze-meeting-iran-russia-idJPKCN0WG1WT
足並みの乱れを嫌気されて、このところも戻り相場も意気消沈。
今夜はWTI原油価格35ドル台まで下落してきています。
3/11には39ドル台タッチまで上がっていたのですが…。
この原油安もリスク資産上昇の足を引っ張っているようですね。
今夜ダウ平均は小幅安で推移しています。現在32ドル安。
原油安を受けてか豪ドルも上昇一服。
どこかでこの押し目を拾うつもりでいるのですが、
明日はFOMCとあって、もう少しイベント前にどんな動きとなるのか
見極めたいと思っています。
日経平均は16500円近辺まであれば買い増そうかな、と。。。
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それから今夜はキウイも独自要因も重なって大きな下落に。
乳製品大手のフォンテラの乳製品価格オークションで
GDT物価指数(乳製品価格)が弱かった…。
前回比▼2.9%
フォンテラは3月8日、2015/16年度(6月~翌5月)の生産者乳価の
支払見込みを引き下げています。
EU各国での生乳生産量の増加に加えて中国やロシアなっどの主要輸入国の
需要減退で乳製品国際価格の低迷が続いたことで、
生産者乳価のさらなる引き下げを余儀なくされたということです。
う~ん、NZはこの間利下げしたばかりですが
まだ利下げ余地がある、ってことかなぁ。
しばらくは買えない通貨ですね。
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