2016年4月11日月曜日

4月第2週、とうとうドル円相場は107円台にまで円高となったわけですが、
CFTCが週末8日発表した4/5時点の投機筋ポジションの円買いは(円買越し)
60073枚に上っています。3/8以来の高水準。再び円ロング増加傾向が顕著化
したような流れにも見えます。

※IMMポジション forexwatcherさんからhttp://www.forexwatcher.com/cmepos.htm




8日に麻生太郎財務相が「場合によっては必要な措置を取る」と述べ、
介入を匂わせたことで、金曜の東京時間は円高が止まったかに見えましたが
NY時間には上値重くじりじり円高方向に落とされてクローズ。

今週14~15日にはG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれるため
円売り介入に動きにくいと足元を見られているのかもしれません。

この円高の一因には米国の利上げペース鈍化のアナウンスメントも
影響しています。FRBは利上げペースの見通しを当初の年4回から
年2回に減らしていますが、さすがに4月のFOMCでの利上げはないにしても
この4月末のFOMCで利上げの方向性を確認したうえで
6月には利上げ実施となる、との見方が強まってきており、
徐々にこれが織り込まれてくるにつれて、年初から10円以上も円高となった
一方向の相場も、幾分かは修正されるサイクルに入ってくるんじゃないか、
という期待もありますが、全般的にはドル安のままです。

※通貨インデックス一覧


円とスイスフラン最強ですね、ここだけ見るとリスクオフなのかと思っちゃうわ。
さすがにスイスも困っていると見えて為替介入を進める見込みとか。。


スイス中銀、為替介入進める見込み デフレとフラン高で

http://jp.reuters.com/article/swiss-economy-snb-idJPKCN0X520Y

結局米国の利上げペース鈍化見込みからのドル安の流れに
どの国の金融、通貨政策もかなわないってわけね。米国最強です・・・。

その米国の2月の米卸売在庫は、前月比▼0.5%と予想以上の減少。
1月分も+0.3%から▼0.2%に下方修正されており、
、第1四半期のGDP見通しを下方修正されるリスクが高まったとして
ドル売りが進んだとの指摘も。第1四半期の米GDP速報値は
4月FOMC翌日28日発表されます。FOMCのほうが先か。

ということで、ドル安、円高の流れはFOMCや日銀がある4月最終週まで
継続するリスクはあるかも・・・・。
日本の機関投資家が本格的に動き出すとされているのが4月の第3週、
今年で言うと18日、来週の月曜あたりまで東京市場には実需勢がほぼ不在。、
海外勢、投機筋がここぞとばかりに攻めてきているというような
相場になっているため、今週いっぱいはまだ円高があるかもしれません。

麻生さんの介入をにおわす発言があっても
さすがに今週はG20財務相会合があるというのに単独介入は難しいか。。。
しかし、麻生氏の発言は米国側の承認しているはずでから
介入警戒は高まる中での最後の円高仕掛けの1週間となるんじゃないか、
という気がしています。ここからは短期的にショートしても
買い戻して中期ロングポジションをどこで作るか、ってことを
考える時間帯に入りつつあると思うんだけどねぇ。。。

というのも。

為替市場では投機筋の円ロングが増えていて、円高アタックが続いて
いるんだけど、株式市場には変化も出てきたのよ。

海外勢はこれまで12週連続で日本株を売り越してきましたが
13週目にして売りが止まりました。
3/27~4/2の対外及び対内証券売買契約の統計では
海外勢の買越額が4152億円となっていたのです。
この2~3月は売り越し額が1兆円を超える週もあったことを考えると
風向きが変わってきたと見てもいいかもしれません。

こんな記事も。

戻るか海外勢の日本株買い 自社株買い・増配に注目

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO99301240V00C16A4945M01?channel=DF280120166591

海外勢は日本株への関心を失ってはいないようです。
日本株の下落はアベノミクスの終焉ということじゃなくて、
流動性もそこそこ高く、ボラティリティを作るのに適しており
仕掛けやすい市場であることが災いしただけかも…。

ここからのポイントはあるファンドマネージャーの言葉として
「マイナス金利となり、例えばソフトバンクのように1~3月の間に大型の自社株買いを決めた企業は買い。逆に資本コストが高くなるのに、転換社債を発行して資金調達する企業は売り」が解りやすいかも。

株式投資には参考となる一つの切り口ね。

3月~4月って期末(年度末)期初(新年度)入りという
特殊なカレンダーとなるため、3月月末に向けて上がり
4月頭は下がるというアノマリーがありますが、今年は見事にその通りの
値動きとなっています。そして、4月のドル円相場の特徴は
「一方向のトレンドになりにくい」

月初から月中にかけて円高となるなら、月中、月末は逆に行くことが多く、
円安だった場合は円高となるケースが多いのです。
月間を通じてみれば結局はレンジとなるケースが多く、
これは月末に向けては、GWが意識されてポジション整理が起こりやすくなる
という特殊要因もまた関係してくるのですが、
過去20年のドル円チャートをみても、一方向にトレンドが出た年は
たったの3回ですので、このまま月末まで円高が続くとは考えずに
円高極まるのは今週くらいまでで、その安値は買いで
5月までの残り2~3週間でまた手じまうというようなトレードを考えています。

107円まで来ちゃった相場ですから、
ここから105円台があっても全然おかしくないですね。

金曜東京時間にすべてのショートを買い戻してドル円をちょっとだけ
ロングにしたのですが、早すぎたみたい…。

コストでロングは撤退し、短期的にはショートにするかもしれませんが
今週は買い場を待つ方向で相場を見て行こうと思います。

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