2016年4月12日火曜日

やっぱり、ドル安なんだ。。。これから向かう道。

そんな気がしてくる今日の動き。

今日11日月曜、円買い日本株売りは止まったわけじゃないのですが

日経平均株価  ▼70.39円 15751.13円 (商い低調)
ドル円相場 107.62~108.45 (先週金曜の107.66を下回る瞬間も切返す)

日経平均日足チャートを見ると先週8日の陽線に孕み足の陰線。
安値更新して崩れる相場はストップしていると見ていいかと思います。

いえ、まだ今週中は大きく崩れるリスクはぬぐいきれませんので
油断は禁物ですが、欧州時間からの為替市場の値動きは明らかなドル安ですよ。
円高ではなくて・・・

※おなじみ通貨インデックス


ドルが新たに下方向に加速してトレンド化しそうすね。
ユーロは完全にレンジ、円は上方向(円高)に抜けて行きそうですが
今日11日の値動きに絞ってみれば、円高というよりドル安。
ポンドやキウイ、豪ドル、カナダなどが上昇していますね。
通貨インデックスで見ると今日11日の円はそれほど上がっていません。


ドル安のせいでしょう。ゴールドが再上昇の気配。
原油も非常に強いしっかりとした相場になっています。

商品インデックスを確認するとドル安で商品高となってきています。

※CRBインデックス



この商品インデックスが上昇傾向に入るなら
ドル安がトレンド化するってことです。
CRBインデックス、日足見ると押し目完了で上昇、って形に見えるわ。

つまり、ドル安がトレンド化、ドル円は上がらない。

今日はドル円神経質に動きましたね、ボラは高くないけど。
戻り売りだ~と思って東京時間にショートしたものの
欧州時間にポンド円上昇につれて何故かドル円も上昇する
ショートカバーに巻き込まれて、ショートコスト超えとなり
一旦撤退。ここまで売り込まれた相場、踏み上げられたらたまりません^_^;

なんだか腰をすえてポジションを持てないサイクルにはいっちゃった、、、
と落ち込みましたが、夕刻のポンドドルの上昇、加えて
オセアニア通貨の上昇を見て、
(ストレート通貨での上昇、これに連れてクロス円もつれ高局面)
これは、明らかにドル安が来てるんだわ、とハタと改めて気づき、
ドル円にトライすることをやめて、ストレート通貨でのドル売り戦略に
切り替えることにしました。

というわけで豪ドルドルとキウイドルのロングです。
豪ドル 0.7590ドルL
キウイドル 0.6840ドルL

ちょっと出遅れたかなぁ…。

でも、ドル円での上昇を期待するより優位性が高い気がします。。。

上海合意があったかどうかはワカリマセンが、
どうも市場はドル安を選好しリスクオン気味に動いているようね。
新年度から日本株とドル円があまりにターゲット化して
売り込まれたために、世界がリスクオンであることが
見えなくなっていましたが、ドル安で米株しっかり、コモディティも
しっかり、という相場なんです。オセアニア通貨などは
リスク選好相場では買われる特徴がある、というところに着目してみました。

ドル円は上がらなくても、さらに売り込まれる相場でもないかな…。
米株は強いんです。だからここからは日経も意外と底堅く推移
するんじゃないかなって気がします。
新年度入りを狙ったHFの売りもセルインメイの5月を前に
買戻しが入るかもしれませんし、
4月第3週あたりからは本邦機関投資家勢も本格参入してくるかと思われ、
株をここから売り込むのもリスキー。
4月最終週には日銀会合、この催促相場に応えて何か出すかも
しれませんしね。

株が下がりにくく反発局面となるなら、ドル円も多少は下値を
切り上げるはず。。。ただし、マクロマーケットではドル安基調であるため
高値を更新するような強さとはならないイメージです。

米国では11日のアルコアの決算を皮切りに1-3月期決算発表シーズンに入りますが、決算前に自社株買いを控えるブラックアウト期間にも
それ程米株は崩れなかった…。米株はホントしっかりしています。
利上げペースの鈍化思惑が下値を支える結果になっているのかもしれませんが
米株が高値持合いで崩れていないのにドル円が一方的に
年初から10円以上も下げているこの歪みは、どうも気持が悪いですよね。

この歪みはドル円上昇という形で埋められるのか、
米株下落という形で埋められるのかはワカリマセンが、
ドル円上昇があってもせいぜい115円ってとこなのでしょう。

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今日の欧州時間からのドル円、クロス円上昇は、ポンドドル上昇につれて
ポンド円が上昇したことにつれ高になった印象でした。

何故ポンドが急に吹き上がったかは謎。材料なし。
強いて言うなら、溜まりに溜まった売り玉が買い戻された?
ショートカバーというやつね。

イギリスのリスクはキャメロン首相。
パナマ文書で亡父の名が挙がっていることで国民の反発が強まっていますが
キャメロン首相失脚というシナリオとなるならEU離脱派が勢いを増す可能性があり
(次期首相候補と呼び声高いEU離脱支持のロンドン市場ボリス氏人気が高まるか)
6/23国民投票に向けてはイギリス国内はEU離脱問題を巡って、パナマ文書で
キャメロン首相を追求するという動きが加速する可能性もありそう。

かといってここまで売り込まれたポンドがこの先もだらだら下がるかというと別問題。
ポジションの偏りは思わぬ逆流リスクを孕んでいます。
今日などは理由もなしに6時間で2円以上もポンド円上がりました。
ポン様ご乱心。さわらぬ方がよさそうね。。。

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