止まりません、円高。
4/7(木)ドル円相場107.66円まで下落してます。
1/29日銀マイナス金利導入では121.68まで円安ドル高だったことを考えれば
わずか2か月ちょっとで14円もの円高進行。
4/7 日経平均はかろうじてプラス圏 +34.48円 15749.84円
ドル円相場が108円台へと円高進行の中での不自然な日経高の背景には
年金マネーの支えがあったとの指摘も。
しかし、その乖離も夜間取引の日経先物市場では埋めにかかられてますね。
先物は15500円台を割り込んで現在15300円台にまで落ちてきています。
ドル円相場が今年の安値を下抜けて新値更新の円高となっているわりには
日経平均はまだ今年の安値を更新していないのですが、
後追いで安値更新示現となるリスクは排除できません。
この相場で年金や新枠ETFでちょぼちょぼ買い支えても焼け石に水。
4月の日銀会合は何もやらないと見られてきましたが、
さすがに量的緩和策くらいはやらないと(やっても裏目の可能性もあるけど)
というような催促相場の様相を呈してきたように感じます。
この下落の背景ですが、
①海外勢が日本市場を狙い撃ち(期初、日本勢不在の中を狙って)
②アベノミクスの終焉、日銀の限界がテーマ化してきた
③上海合意があった可能性を裏付ける日米要人の言動
→上海合意とはドル高是正、すなわちドル安方向
といったところかと思っておりましたが、
どうも、それに加えて
③パナマ文書の衝撃
があるんじゃないか、って気がしてきました。
昨日のブログには、キャメロン首相の亡父の名前があったことで
ポンド売りが出ている可能性について書きましたが、
下がっているのポンドだけじゃないですね。。。
3月はG10通貨の中で最も上昇した豪ドルやキウイ
カナダなどの通貨も下がっています。
そして圧倒的に買われているのが円、そしてスイス。
これって、リスクオフの時の値動きよね。
ドルとユーロはレンジっぽい。迷ってる感じ…。
世界同時株安、というようなクラッシュ時にはドルに資金が
集まりドル高となるという教科書的な動きも
昨今ユーロがスケールの大きい緩和政策をとっているせいで
ユーロ売りが膨らむため、何か起こると逆流してユーロ高となるため
なかなかドル高にならないという側面があるので、
ユーロ、ドルの値動きはわかりにくい。
円は常に避難通貨ですねぇ。。今回も最強通貨になってます。
①~③の材料もあるため、より円高進行になっていることもあるかと
思いますが、ファンドロングが積み上がり上がりにくくなっていた
ゴールド市場がなかなか下げずに再浮上の気配があることは
日本だけの問題ではなくて、世界のリスクオフの可能性を示唆
するものではないか、という気がしています。
今夜米株も弱いです…。
まだ、パニック的な様相ではないので、私の気のせい?かも
しれませんが、パナマ文書の波紋が広がるのはこれからという気がするわ。
というのも、こんな記事を発見。
ウィキリークス「パナマ文書」流出の黒幕はソロス氏
http://jp.sputniknews.com/life/20160407/1914845.html
その目的、真偽のほどはわからないにしてもあのソロスです。
裏で何かを空売りしているんじゃないの?って思っちゃうわよね。
だとするならばソロスは何を売ったか?
今更ロシアってこともないでしょう、中国はこの件でかなり
ピリピリしてますね。習金平氏の親族の名前が出てきたことで
インターネットやTV検閲がかけられているとのこと。
あれほど汚職をたたいてきた習金平氏本人のスキャンダルとなると
共産党内、あるいは国民の反発も相当じゃないでしょうか。
中国に何かあれば、再び中国株が落ちて世界が震撼するような
リスクオフとなる可能性は否定できません。
また、こんな記事も。
「パナマ文書」スキャンダルの仕掛け人
近いうちにも「たくさんの米国人の名前」を公表すると約束
http://jp.sputniknews.com/politics/20160405/1903814.html
ソロス、米株売ってるんじゃないかなぁ・・・と妄想したりしてますが、
仮に米株がここから大きく調整するようなことがあると
日本株だって落ちないで踏ん張れるわけはありません。
日本市場はここまで下げてくると、セリングクライマックスも近いのでは?
と思いますが、米株が崩れだしたら、思わぬ安値更新の可能性も。
今週WSJ紙に安倍首相のコメントとして「恣意的な為替介入はすべきでない」と
掲載されたばかりですし、暴落、急落というようなスピードでなく
ジワジワ下げる格好なので介入は難しいでしょう。
明日の株式市場でも、年金が出動するでしょうか?
無駄に買うことを止めて一度下がるところまで下がらないと
底入れしないと思うんだけど。。。
ということで、今日は東京時間にドル円、ポンド円、ユーロ円などを
ショート、日経平均もショートしています。
ドル円は戻りを入れながらにしても105円くらいまではある感じ…。
パナマ文書が金融市場を揺るがす可能性については
まだ私の脳内での妄想の範疇ですので、皆様真に受けないでね。
明日意外と暴騰しちゃうかもしれませんし、
今日のショートもいつ踏み上げに合うかわからないですので
油断せずにコストで撤退を心掛けての恐る恐るのショートです。
ホント相場の明日は読めません!
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