今日の私のTwitterのタイムラインには「日高ショック」
なんて言葉が飛び交ってました・・・・。
日銀まさかのゼロ回答、というコメントも多かったのですが、
確かに日銀としては、やるなんてこれっぽっちも言ってなかったわけで、
勝手に期待して勝手に下落しちゃってるんだから迷惑千万、
という感じなんでしょう。
「日銀総裁会見:マイナス金利貸し出しを重ねて否定。議論にも上らなかった、と。
市場との対話如何、との質問が出るが、今回の混乱の元々の原因が日銀にあるわけではないのだから、返答に窮するだろう。案の定、黒田総裁が一瞬、渋面をつくる。
ーーご同情申し上げたい。」
と 日経新聞編集委員 滝田洋一氏のつぶやき。
(また、 三菱東京UFJの頭取から公然とマイナス金利政策を批判されたことについて
「金融政策は金融機関のためにやっているわけではない」とキッパリ!)
先週22日金曜日のブルームバーグの日高記者の観測記事が
かなり期待を高めてしまったことは否めませんね。
その前から「ヘリコプターマネー」期待が海外勢の買いを誘っていた、
という話もありますが、今日の時点では何も出なかったわけです。
日経平均大幅に下落。624.44円安の16666.05円
その後の先物市場で16260円まで安値示現。
東京時間現物市場では一時17500円を超える場面がありましたので、
高値から1000円超の下落です。
「何もしない代償」がこれだけ大きいとは、、。
ドル円相場は高値111.88円から107.91円まで3.97円、4円近い下落です。
また1週間前の月曜日に戻った気分ですね。
さて、ここからです。
今回なければ、次回…です。
下手に中途半端な緩和策を出して、出尽くしで売られるより
期待を次回につないでの下落のほうがいいんじゃないか、と思います。
今回追加緩和策を発表してもなお下がったのだとしたら、売ります。
追随売りでもいいでしょう。
しかし、今回何も出なかったのですから、6月の日銀へは期待が紡がれます。
その時期となれば、参院選も意識されようかと思いますが、
伊勢志摩サミット明けです、財政政策面からの景気対策への強いコミットがあれば、
いよいよ政府からも経済対策が発表あれるでしょうし、
それまでに、株安円高が進んでいる方がむしろバズーカも放ちやすいというもの。
半端な水準で半端な策を出すのではなく、株安円高となり、
増税見送りは必然というムードが醸成され、財政出動発表、
というタイミングで日銀が動けば相乗効果も期待できます。
政府と日銀との強い政策協定を改めて示すのであれば、
タイミングを合わせたほうが効果がある、ということで今回は静観した可能性も。
政府からの増税見送りや財政出動などと併せて
参院選突入のタイミングと一緒にバズーカが放たれるのではないか、
という気がしてきました。というか、もともと4月の期待って
それほど高くなかったのですけどね。期待の剥落でその前に
どこまで日本株、ドル円が下げるのかが不安ではありますが、、、
このような見方がジワリ広がってくれば、それほど崩れずに買い戻されて
レンジ相場となるような気がします。
GWの薄いところを投機筋が仕掛けてこなければ…。
今日は日銀政策現状維持が出た後の下落途中 16800円台で日経を
軽めにロングで参戦したものの、再下落の憂き目にあって16700円台で撤退。
これを先ほどNY時間の16300円台で再度拾ってみましたが、どうでしょうか…。
GWに入るとはいえ、くりっく株365CFDなら祝日も日経トレードができます。
同じくポンド円ロングは急落時に思いっきり損切られてしまったのですが
158円台で再参入。これも再下落となり158円割れ再度撤退した後、
NY時間に157円台で再ロングです。しつこい(笑)
ポンドドルロングは継続、キウイドルを0.6904ドルでキウイドルロング参戦。
全て軽めのポジションです。GWですので…。
◆4月28日日銀金融政策決定会合
①金融政策の現状維持。2月に導入したマイナス金利の政策効果を見極める。
②政策目標とする2%の物価上昇の達成時期は、
従来の「2017年度前半ごろ」から「17年度中」に再び先送り
③生鮮食品を除く消費者物価指数CPIの上昇率、
16年度は前回1月の0.8%から0.5%、17年度も1.8%から1.7%に下方修正
④実質経済成長率
16年度が1.5%から1.2%、17年度が0.3%から0.1%に下がった。
それからFOMC,受け止め方は玉石混交?!
◆米FOMCは6月利上げに道、急がない姿勢も
http://jp.reuters.com/article/fomc-instantview-idJPKCN0XO2H2
◆FOMC:6月利上げの可能性残す、世界的な経済・金融リスク削除
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-27/O6B12C6JIJVF01
FRBの市場との対話は見事ですよね。相場を崩さない。
「世界経済と金融環境がリスクをもたらしている」との文言を削除し、
海外経済に対する警戒感をやや緩めたことで、6月利上げの可能性を残したものの
一方で「米国内の景気については「減速した」として判断を引き下げ
利上げを急がぬハト派的姿勢を見せた、という印象も。
結局発表直後、米株は瞬間的に売りが出ましたが、
ダウ平均は 18041.55(+ 51.23)ということで上昇で終えています。
◆ニュージーランド、RBNZは政策金利を2.25%で据え置きました。
別段、金利を動かすという事前予想はなかったため予想通りの結果。
ところがキウイドルは発表後、大きく上昇。
今週はオーストラリアのCPIが悪く、オーストラリアの利下げの可能性が
意識され始めたこともあって、NZが先手を売って利下げするかも?
なんて思惑があったのかしらね。足下ではキウイドル、下げていました。
日足でキウイドルのチャートを見ると、とてもきれいな上昇トレンド。
1本綺麗に上昇トレンドラインを引くことができますが、
今回このラインに綺麗にぶつかって反発しています。
ということで、キウイドルL参戦してみました。
ドル安基調も続きそうですしね…。
それでは皆様よいGWを!!
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2016年4月29日金曜日
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