2016年4月27日水曜日

先週までの日銀への期待でのアゲアゲ相場は随分修正された印象。
日経平均は17600円台まで高値がありましたが
17200円台まで修正されています。
ドル円相場は意外と強いよね、111円台から落ちません。

今夜はFOMCですが、昨晩26日のNY市場では
3月耐久財受注と4月の消費者信頼感指数が予想を下回ったことを受け、
FRBは利上げを急がない姿勢を示すだろうとの
見方が強まったことで、ドル安基調が強まったのですが、
ドル円相場は意外と確りの推移。
日経QUICKに投機筋の円買いポジションについての記事がありました。
直近19日時点でシカゴ通貨先物市場の投機筋による円買いポジションは、
ネットで7万1870枚の買い越しとなっています。

これは1986年1月以降、最大の規模。
いずれこれは反対売買されるため市場では「円売り圧力」として
意識されていますが、 しかしながら仮にいまの投機筋の円買いポジションが
返済されネットがゼロになったとしても金額ベースでは8900億円程度。
買い建玉 単独でみても1兆3200億円にすぎず、
それほどのインパクトはないとの見方が大勢です。

ちなみに、世界におけるドル円の一日の取引量9800億ドル(およそ108兆円)
にものぼります。1兆円程度ではわずか1%程度ということになりますね。

一方、2月の経常収支は前年同月比63.7%増の2兆4349億円の黒字と、
黒字幅は08年2月以来の高水準に達しています。
原油安による輸入の減少や海外子会社からの配当金など所得収支の増加が主因で
足元の原油価格の反発で今後の経常黒字の伸びは鈍ると考えられるものの、
所得収支に支えられ、大きく減るともみられていないため、需給から見れば
円高圧力が高いことから、投機筋は円買いを進めているものと見られます。
まずは今夜のFOMC,そして明日の日銀。
ドル円のポジションはなしです。
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2月以降堅調に推移してきたオーストラリアドルが、
今日、CPI消費者物価指数の数字を受けて急落しています。

1~3月期のCPIは前期比でマイナス0.2%と、
プラス0.2%を見込んでいた市場予想に反して低下となりました。
前年同期比では1.3%のプラス、変動の大きな項目を除いた
「基調インフレ率」は同1.7%のプラスだったが、
いずれも市場予想には届かなかったことから
市場では来週5月3日の金融政策会合での利下げがあるのではないか、いう
思惑が広がってきており、豪ドル下落が止まらない状況となってきています。
昨日オージースイスをちょこっと買ったところでした。。。。
もちろん思い切り損切ヒットです。
何これ~ここにきて利下げの思惑再燃ってどういうことよ~
オーストラリアって7月に選挙があるのよね。
それもあって、景気テコ入れ策は積極的にやる可能性がある、
って見方みたいです。これだけインフレ期待が下がってくると
利下げの可能性もあるか。。。しばらく豪ドルには手を出しません。
まずは来週のRBAに注目です。


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ポンドです。
昨日26日はポンドがおよそ2カ月半ぶりの高値にまで上昇しました。

対円でも1ポンド=162円48銭前後と3月下旬以来の水準まで上昇。

2月に英キャメロン首相がEU離脱の是非を問う国民投票を
6月23日に実施すると表明して以降、不透明感から売りが続いてきた
ポンドですが、最近の世論調査やブックメーカーの予想から、
市場では「ブレグジット 英国のEU離脱リスクが急速に
後退しつつあるようです。

IMFがEU離脱による世界的な混乱を懸念する声明を出した他、、
訪英中のオバマ大統領が22日、キャメロン英首相と会談、
会談後の共同記者会見で、オバマ氏大統領は
「アメリカはパートナーとして強いイギリスを求める。
EUの一員であることでイギリスの力は強まる」と述べ
EU残留を強く促した事も、材料視されているようです。
原油下落が止まっていること、EU離脱リスクが後退していることで
ポンドの戻りは大きくなりそうな予感。
昨日ポンドドルをロングしましたがポンド円も再参入。
161.30円で買ってます。
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