2016年4月4日月曜日

世界の市場全般を見ているとリスクテイク基調なんですが、、、
何故に日本市場は弱いのか・・・・(-_-;)
まだ機関投資家の期初の売りが続いているのかしらね。
4月入り2営業日目ですし。。。

さて、今日気になったニュースはこれ。


ギリシャ、再びユーロ離脱危機にさらされる可能性-審査長期化なら

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O53C4E6JTSE901


ギリシャ支援の条件となっている改革の進展状況に関する国際債権団による審査が
6月か7月まで長引いた場合、ギリシャはデフォルト(債務不履行)や
ユーロ離脱のリスクに再びさらされる可能性


ギリシャ債の償還期限が4~7月にはかなりの規模でやってくるようですね。
ギリシャがこれらの支払いができなければデフォルトということに
なるわけですが、第3次追加支援を受けるための約束が守られていない、
という、、、前にも聞いた話ですね。
ギリシャデフォルト危機は何度も何度もマーケットのテーマに
なってきましたが、今回のリスクレベルは如何ほどか?

この審査は当初、昨年11月の完了を目指していたようですが、
もう4月です…。ギリシャネタがあまりニュースにならないので
すっかり忘れていたという頃に蒸し返されるネタですが、
要はドイツが首を縦に振ればいい、ということみたいで
IMFの当局者らがギリシャの債務救済を認めるよう
メルケル独首相に圧力を加える方法を探っているのだそうです。

このニュースがユーロ高のニュースなのか、ユーロ安のニュースなのか
判断難しいですねぇ。。。

最初のギリシャ危機(2009年10月の政権交代を機に発覚した放漫財政)時は
素直にユーロが売られ、第1次ギリシャ支援が決まった2010年5月から
ユーロが買い戻されました。

2012年2月には第2次支援が。その前にユーロが再下落していることから
この頃のギリシャ財政問題は素直にユーロ売りだったことが確認できます。

ただ、その後はドラギ総裁による「ビリーブミー」発言から始まった
ECBによる「なんでもやる」金融政策期待からユーロが再び買い戻された
ものの、マイナス金利政策にまで踏み込む大胆な政策への期待から
一転ユーロが売られるという「金融政策相場」へとシフト。

すっかりギリシャ騒動がユーロマーケットのテーマではなくなって
しまっていましたが、昨今はECBの狙い通りにユーロが動かなくなって
来ていることからユーロに関してはECB金融政策相場から別のテーマを
模索し始めたような気がします。それが、また新しいテーマとして
ギリシャをネタに動くようなこともあるかも…?!

となれば、今度もまた素直にユーロ売りでいいのかもしれない、
なんて気がしてきて、また、テクニカル的にも、直近高値を抜けた割には
ユーロ高に勢いがないこと、投機筋のユーロショートも、
ユーロ安マックスだったころから比べれば随分整理されていることから、
ユーロ売りを考えたいと思います。。。
つまりドル高ってことね。

このところ上海合意とか、イエレン議長のハト派発言とかで
ドル高の修正が入ってきましたが、、、
かといって、ドルが売られるって話でもないですよね。
ユーロがそれほど買い続けられるでしょうか。
年初から10円も円高に動いて十分にポジション整理がついたドル円、
貿易収支が均衡している中でさらに円高になるでしょうか。

ドル独歩高、にはなりにくい環境になった気はしますが、
ドル安相場入りしたとは思えません。
レンジなんだろうなぁ。。。ということで、
テクニカル的にもレンジのキワにある(ちょっと超えたけで)
1.1376ドルでユーロショート。

ドル円の投機筋ポジションも、意外と円ロングが増えていかないわよね。
110円割れを狙ってCTAが仕掛けているという話も聞かれますが
なかなか割れない110円の壁に短期筋の勢いも衰えてきたように見えます。
となると、ただのレンジ相場ではありますが、ドル円相場はそろそろ
レンジ上限に向かって上昇していくようにも感じます。
http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm

雇用統計の後111円台後半でドル円拾いましたが、111.50割れ…(-_-;)
日経平均が弱いのは期初の売りが続いているせいかしらねぇ。

ドル円は110円割れまでポジション保有し、110円台がもしあれば
再度拾ってみようかと思います。
110円が割れたら全部撤退、ドテンショートかな。。。

※長期的にはドル高はまだ終わっていないというテクニカル分析も。

ドルの弱さは短期的か、歴史が示すドル高継続の余地-チャート
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O5380O6JTSED01


ゴールドマンは130円、彼らの主張は変わりませんね^_^;
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-04/O536P36K50XV01

今後1年で円相場がドルに対して14%下げ、
1ドル=130円と02年以来の安値水準を付けると予測。

円高の「巻き戻し」を警戒せよ-流れには逆らうな
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-01/O4XYM0SYF01X01

外国人による日本の株・債券への投資が純減となる一方で
日本の投資家は急ピッチで外債を買い増している

どちらのちからが最後に勝つ可能性が高いか私には確信がある。


おお~頼もしい♪

ドルブルのニュースばかり集めちゃいました^_^;
完全にポジショントーク。現在は円高予想が大勢ですけれどね・・・。

機関投資からの期初の売りとやらが落ち着けば買い戻されるのではないかしら、と淡い期待。


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それから今日は 豪2月豪小売売上高が発表されました。前月比横ばい(予想+0.4%)
これを受けて豪ドルが売られました。
 

ただ同時に発表された2月豪住宅建設許可件数が
前月比+3.1%(予+2.0%)を上回ったため一方的に下落する展開では
なかったのですが、、、

ドルが反発するかも、、って気がしてきたので
オセアニア強気シナリオをいったん休みにします。

豪ドル、キウイともに長期的には買いたい水準も、
短期的には買い場はまだ安いところを狙えそうです。

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