2016年8月14日日曜日

先週11日木曜って、米株3指標がそろって史上最高値更新していたのね。

ダウ平均: 18,613.52
S&P 500指数: 2,185.79
ナスダック総合指数: 5,228.40


米国株式市場、17年ぶりの出来事
https://kabukeizainani.blogspot.jp/2016/08/blog-post_12.html#more

おなじみ@kamada3さんのブログです。

~1999年の12月31日が最後ということですから、正に17年ぶりの出来事です。
3ヶ月後です。2000年3月、インターネット株バブル(ドット・コム・バブル)が弾け、
米国株式市場は2年間の低迷相場~

米国株式市場、17年ぶりの出来事
https://kabukeizainani.blogspot.jp/2016/08/blog-post_12.html#more

ひょえ~17年ぶりの米株3指標、史上最高値更新、
17年前には3か月後にITバブル崩壊でしたか。。。覚えておこう(;''∀'')


それから、この記事も↓なるほど、今何が起きているのかよく理解できて勉強になります。

◆日本株「みせかけの好調」の後に来るもの
17年ぶりの「異様な高値」が示す真実

http://toyokeizai.net/articles/-/131595?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2016-08-14

①NT倍率の拡大(大型株優勢なのか、中小型株が優勢なのかを判断できる)

日経平均(N)をTOPIX(T)で割ったもの。8月12日現在では12.78。
1999年以来、約17年ぶりの高水準まで上昇

~日銀ETFで機械的にTOPIXや日経平均を購入するということは
ファストリなど日経平均の構成比率が高い銘柄に先回り的な買いが入りやすい。

(トヨタ構成比率 TOPIX 3.90%、日経平均 1.38%=合計5.28%。
 ファストリ比率、TOPIX 0.32%、日経平均  8.79%=合計9.12%。)

TOPIXが時価総額型、日経平均は単純平均株価。
日銀が日経平均型のETFを買う場合、その個別株ごとのウエートに応じて、
株価が高い銘柄ほど多く買わなければならない。

ということで、ウエートが高く寄与度が高いファストリなどが買われる結果、
日経平均はTOPIXより上昇しやすいということで、下値固いわけね。

これがドル円相場との乖離を生んでいるともいえます。

②日経VIの急低下


日経VIは7月29日に30p台だったが、会合内容が伝わると一気に26p台まで低下。
その後もじりじりと低下し、12日にはついに18.45pと今年最低水準~

日経VIの低下は何を意味するか。
通常であれば、ボラティリティの低下は先行きに対する不透明感が
払拭されているというポジティブ解釈でOK。

でも今は・・・。

日銀ETF買入幅の拡大によって下値不安はほぼ無くなったが、
上値も重く狭いレンジでの推移となりそう」という投資家心理からの
ボラティリティ低下ではないかとの分析。

記事には日経VIは下落局面だけ上昇するわけではなく
2013年前半のように強い上昇局面でも上昇する傾向がある。とあります。

つまり、決してポジティブな意味でのボラ低下ではないかも、、、ということ。
これも、日銀ETF砲が背景にあるということですね。


③ドル建て日経平均好調

12日の終値1万6919.92円を12日15時時点のドル円レート102.14円で割ると165.65ドル。
年初来高値更新、昨年の高値水準である6月24日の169.13ドルに迫っている。

~円高推移にも関わらずドル建て日経平均がこの水準に位置していることは、
企業が円高への耐性を高めたこともあるが、円高で本来下落する局面でも
日銀がETF買入で日経平均を下支えしていることが大きく影響している。~

コラムから簡単にポイント引用してまとめましたが、
要するに日銀ETF砲が特定の株価を押し上げてインデックスが支えられている、
ということで、ドル円相場はこれについてきていないってことですね。

ちなみに別の日経記事によるとファストリのPER予想株価収益率は86倍。
米ギャップ(13倍)やスウェーデンのH&M(23倍)など、世界のライバルとは
比べようもない水準(買われすぎ)

~だが、その裏で米年金などが「株価形成が不可解」として、
日本株離れを加速するリスクが高まっている。

ということで、やりすぎると裏目に出るリスクはあるよね。

まずはドル円が付いてこないことには…。

◇まだまだドル円相場は脆弱です。

日銀のETF6兆円砲も、株式市場の下支えにはなるものの
ドル円相場を支えるまでには至っていません。ドル円相場には「ドル」サイドの
材料も大きな影響を及ぼすためです。つまり米国利上げを巡る材料ということね。

週末12日金曜NY時間は、ドル円が100円台に突っ込む急落。

米小売売上高や米生産者物価指数が弱い内容となり、利上げ思惑後退です。

※7月の米小売売上高は総合で前月比変わらず(予想+0.4%)
 自動車除くコアでは▼0.3%(予想+0.1%)

※7月米卸売物価指数(PPI)前月比 ▼0.4%(予想+0.1%)
 食品エネルギー除くコア ▼0.3%(予想+0.2%)

※8月米消費者態度指数速報値 90.4(予想91.5を下回る)

FEDウォッチ、この数字をうけて
12月までの利上げ確率は前日の52%から43%と50%以下に低下

ブラード・セントルイス連銀総裁発言
・景気の回復循環の動きは基本的に終了。
・今後数年は1回の利上げに留まると予想。

年内12月に1回あるかないか、ってとこですかねぇ。

ドル円と日本株の乖離が気になって、加えて@kamada3さんの記事
米株3指標がそろって史上最高値更新17年ぶり、、、その後、、、が気になって
どうもリスクテイクが怖い局面に入ってきたと思うんだけど、
本当のバブルがはじける時って、こんなにみんなが怖い怖いいう時じゃなくて
皆がまだまだ上がる!!行けイケーとなっている時なので、
まあ、もうしばらくはぐいぐい上がっちゃうんでしょう。

前述引用させていただいたブログ主@kamada3さんも
~「マーケットの天井では弱気論、警告など聞こえてこない」、という言葉がありますから、
現在のマーケットには、まだ上げる力が残っていそうです。~
と書かれていますね。


お盆明けはドル円100円割れがあれば買いたいですが、
日経平均も押し目買いで行きますか。

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