2016年9月14日水曜日

ドル円相場は103円台まで円安ドル高ですよ~
昨晩の「財務省が40年債の増発を正式決定」報道(日経新聞)に加え、
AM2:00にはまたも日経新聞が

日銀、緩和拡大はマイナス金利軸に 総括検証:日本経済新聞 
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF13H0M_T10C16A9MM8000/

という記事を配信。これが材料視されて、円安がさらに進行しました。

日銀はメディアリークさせることで、市場との対話路線に変更してるってことかしら?!
緩和策内容は概ね市場関係者間で予想されているとおり。
(私が妄想していた外債購入はないみたい(;´・ω・)

佐々木融氏がこんなコラムを書かれてましたね。

コラム:黒田日銀サプライズ戦略「転換」の布石か=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKCN11I0WM

サプライズ緩和もQQE2までは効果がありましたが、
2015年12月の補完措置、2016年マイナス金利導入のサプライズは不評。
日銀の信認低下につながり、マーケットの逆襲にあいました。

といことで、路線変更。
メディアにリークさせることで市場に織り込ませようということでしょうか。
これで、事前にブルームバーグの日高記者あたりが書いた観測記事に踊らされ
失望に終わるというパターンから脱却できるとみていいのかな??

この日経の記事は信用してもいいんでしょうか。
内容が具体的なので、対話のためのリークと受け止めてもいいと思うんだけど…。

昨晩の日経新聞配信記事2連発でドル円相場は大きく円安ドル高進行となっていますが
、、、株式市場は慎重です。

14日水曜 日経平均  16614.24(-114.80)▼0.69%

昨日13日火曜のダウ平均も 258ドルもの大幅安でした。
9日金曜から米株は崩れ出しており、天井感も出てきた印象。
(12日月曜こそブレイナード理事のハト派発言で反発しましたが
戻りきれず再下落、月曜の反発はデット・キャット・バウンスか)

また、日銀のマイナス金利深堀報道でメガバンク株が軟調だったことも
全体のセンチメント悪化につながったようです。

でも、銀行収益を圧迫しない形で長期金利を立たせる政策となるだろう、
って話だから、銀行セクターは買いだと思うんだけどなぁ・・・。

また、西原宏一氏の有料メルマガで、執筆者の竹内氏が
バンカメメリルのグローバル・ファンドマネジャー・サーベイを
紹介されていましたが、

現在、ファンドら投資家のキャッシュ比率が5.5%と高く、
これは過去15年で最も高く2008年のリーマンショック時よりも高いのだそうです。

54%(調査開始以来の高水準)の投資家が株・債券市場が過大評価されていると見ている
ということで、債券バブル崩壊、株崩落のリスクを警戒しているということですね。

残念なことに日本株への投資は2012年12月以来の低い水準だそうです(;'∀')
テールリスクをしてあげているのがEU崩壊とトランプ大統領誕生リスクだそうで
大統領選挙って、米国の未来を背負う有能な人間を選ぶものなのに、
ポピュリズムが蔓延し、とんでもない選択を米国民がしかねないってことですが、
英国もブレグジットを選択しましたし、2016年は何があるかわかりません。

私もキャッシュ比率高めようかなぁ、、、と思うんだけど
日銀会合に向けてはドル円ロングは引っ張りたいしですし、
日本株も拾っていいんじゃないかと思うのですけれどねぇ。。。

しかし、年間騰落率最低の9月相場、ほんと何が起きるかわかりません。
明日15日が45日ルールの締め日となりますが、解約に伴う換金売りなどは
せいぜい今日明日までかと思いますが、天王山は来週21日ってことで、
くれぐれも油断せずに、ストップおいてのトレードです。

ドル円ロング、ユーロ円ロング継続。


あ、IMFが日本は3%の賃金上昇目標導入すべき、って提言していますね。
9/5の記事ですが。。。
http://jp.reuters.com/article/japan-economy-imf-idJPKCN11B12R

東大の渡辺努教授も同様の「賃金インフレターゲティング導入」を唱えており
これがもし、日銀が導入するに至れば、株上昇につながると思うんだけど、
難しいかなぁ・・・。


国際通貨基金(IMF)は5日に公表した調査報告書で、アベノミクスに対する提言をまとめた。日本は賃金上昇が鈍いペースにとどまっている状況を打開するため、3%前後の賃金上昇目標を設定すべきであり、物価が日銀のインフレ目標に沿って上昇するよう誘導すべきだと主張した。


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