今夜8日木曜はECB理事会。
日米の金融政策に焦点が集まっていますが、一部ではECBが
資産買い入れ期間の延長を発表するのでは?という予想があって注目されていました。
結果は政策金利を現行の0.00%で据え置き。
そして「資産買い入れプログラムを月額800億ユーロで維持」
ということで、一部の買い入れ期間延長予想があったためでしょうか。
据え置きの結果にユーロは上昇しました。
その後、ドラギ総裁が記者会見で
「量的緩和延長について議論せず」
「当面の間、追加緩和は必要ない」と述べたことで
1.1326ドルまで高値がありましたが、、、
結局行って来いです。長い上髭になりそうです。
今日の上昇分は全て吐き出しそうな下落。
そりゃそうね。
期間延長を予想した向きが先回りしてユーロを売った分を
買い戻した(やめた)ことでの上昇だと思われ、
新規で買われたわけじゃないでしょう。
「資産買い入れプログラムは2017年3月で終了。必要ならそれ以降も継続」
ということですので、10月、もしくは12月には期間延長発表があるかも・・・
という思惑が再び持ち上がるかもしれません。その時に今夜のような動きを
記憶しておくといいでしょう。思惑が外れると、何も変更がなくても相場は動き、
それも結局は方向を決定づけるようなものにはならずに、行って来いになる、
というような動きに終わることが多いと。
さて、今夜NY時間に入って、にわかにドル円相場が上昇しています。
米金利が上昇している、という解説ですが、ではなぜ金利上昇となっているか。
一部情報では、原油上昇がきっかけのようです。
米週間在庫統計(通常水曜に発表されますが今週はレイバーデーの影響で
木曜にずれ込んだのね)で原油在庫が大幅減。
これをきっかけに原油が跳ねて、米利回り上昇とか。つまり債券売り。
米株、ダウ平均は神経質に上下動していますが方向感なし。
ただし、少なくとも現在は原油高はリスクオン選好の相関となっていますので
崩れるイメージはないですね。まさかの原油上昇からのドル円上昇、
これでまたセンチメントがガラリと変わってくれるといいんだけどね。
ドル円が102円台に上昇 在庫統計きっかけに=NY為替速報
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=330511&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
ドル円急落して101.20円安値を付けた後のレンジ高値が101.80円くらいだったので
ここを抜けたのと同時にブレイクアウトということで、ドル円を少し買ってみました。
再び101.80円を割るようならやめて、また安値を拾うスタンスかな。。。。
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