新規失業保険申請件数が24.9万件(予想25.6万件:前回25.4万件)を下回り、
失業保険継続受給者総数も2000年7月以来の低い水準。
雇用統計もいいんじゃないの~という期待がおのずと高まる結果に
米国の利上げ観測が一層高まる展開と共にドル買いが旺盛となっています。
おまけに今夜、ECBコンスタンシオ副総裁が、テーパリングが近いという報道を否定した
というような情報も流れているようで(大手メディアではないので確証なし)
これを受けてユーロが急落した模様。
この流れは想定内。テーパリングはブルームバーグの観測記事で
匿名を希望する関係者談でしたので、正式には否定されるんじゃないかって
皆思ってたわよね。2017年3月までは資産買い入れが続く予定なので
この時期の緩和縮小の話題はいささか早すぎる。
実際に話題に上っていたとしても、表向きには否定するでしょう。
ということで、このような否定コメントでも出たら(まだそれも確証がないけど)
ユーロ円を買い増ししようと機会を待っていたのですが、
ユーロドルは下がっているんだけどユーロ円はそれほど下げていないの。
だから、ここで買い増すのもなんだかなぁ・・・ということで増し玉せず。
まだまだユーロにはレンジブレイクは難しいのかもしれません…。
これは通貨インデックス一覧。
円が圧倒的に下がってるでしょう。それとポンドね。
対してドルがきれいに上向きに上がっている。
だから、ドル円ロングとポンドドルショートが最もパフォーマンスがいいって
ことが分かります。それからキウイが下抜けてきたので、ここからはキウイドルの
ショートも妙味あり、とみて、今夜キウイドルを0.7163ドルでショートしています。
これでドル円100.80円台ロングとユーロ円115.15ロング。
キウイドルの0.7163ドルショートとなりました。
しかし米株はホントボラが落ちてきましたね。
18000ドル台前半で日替わりで上がったり下がったりして膠着している。
利上げ思惑の高まりで下げるかと思いきや、意外とドカンと来ない。
ドカンと来ているのは金。今夜、新規失業保険申請件数を受けてさらに下げて1250ドル、、、
さすがにここで止まらないと、私が重要視している290SMA1230ドルくらいまでの下落覚悟。
一方でWTI原油は米国の在庫減少が今週さらに価格を支えて50ドル台達成。
週足チャートでは60ドル台くらいまで上がりそうなので、
米株を支えているのは原油価格なのかもしれません。
シェール企業、エネルギー産業の雇用が大きいので株価を支えるんですね。
原油上昇のきっかけはサウジの減産譲歩。
サウジが金融市場に与えるインパクトは思ったより大きいのかもしれません。
2016年前半の原油価格下落時のオイルマネーによる日本株売りの影響も甚大でした。
さて、明日は雇用統計。
数字が良ければさらにドル高加速、金下落となりますが、
悪ければ、いったん大きな修正が入るかもしれませんね。
明日は大倉キャプテンとYMTV本音で言わせてセミナーです。
http://www.yutaka24.jp/seminar/ymtv.shtm
相場が大倉キャプテンの予想通りに動き始めたので
キャプテンの名調子が聞けそうで楽しみですね。
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