2016年10月10日月曜日

7日金曜、オセアニア時間(7:00過ぎ)のポンドの暴落、(わずか2分間にポンド6%も大暴落)

まだ真相は解明されていませんがファット・フィンガー(誤発注)じゃないの?
というのが大方の見方。幸なことに私は今回ポンドを取引していませんでしたので無傷。

注目に値するのは、ポンド円が大崩れとなったものの、市場全体がリスクオフの様相と
ならなかったこと。クロス円主導の下落でドル円が下落することもあります。
足元で警戒されていたのが、ポンドの急落で、その時はドル円も100円を割れるんじゃないか、
などと警戒されていたのですが、ドル円はポンド急落にはほとんど反応しませんでした。

このことは、非常に大きな意味合いを持つものと思ってます。
アルゴリズムトレードでポンド下落でリスクオフ、というようなプログラムは
もう動いていないということだと思います。
つまり、ポンドの値動きは、リスクオン、オフの値動きの相関とは
切り離されたということ。


ただし、やはりちょっと順調に上げ過ぎましたねドル円相場。
雇用統計を受けては利食いが優勢な展開となっています。


※9月分雇用統計

①非農業部門の雇用者数(NFP) 前月比 +15.6万(予想17.5万 前回+15.1万)

~・過去3カ月の平均が19.2万人 1-9月平均でも18万人
  (イエレン議長は人口増による労働力の伸びを吸収するには、
   新規雇用は月10万人未満でも良いとの見方をこれまでに示している)
 
 ・民間部門が前月比16.7万人増と前月から伸びた一方で、
政府部門が前月の2.3万人増から1.1万人の減少に転じており、今回の数字は
政府部門での押し下げによるもののようです。
地方自治体で教育関係の雇用が減少しており、
学年度の始まりで調整が困難だった可能性が指摘されていますので、
一時的な凹みなのかもしれません。過度な悲観は無用。


②失業率 5.0%()前月や事前予想を上回る(悪化)

~ただし労働参加率が62.9%に上昇しているため、長期失業者らの働く意欲が
増したととらえれば全然悪いことじゃないですね。

③平均時給が25.79ドル 前年同月比2.6%伸び、前月2.4%から伸び率がさらに高まる。

~労働需給はひっ迫してきているのではないか、とみることもできる一方で、
 FRBが期待する伸び率は3%以上だとしてまだ労働市場のたるみ(スラック)が
 存在しているという向きも。


これをもって12月利上げがあるかどうか・・・
市場の声は見事に分かれている印象。

米雇用統計:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/instant-view-us-job-data-sep-idJPKCN1271QT?feedType=RSS&feedName=topNews&sp=true

私個人的には、12月利上げがあるだろうと思ってるんですが・・・
(5%って完全雇用状態ですし、賃金上昇傾向ってことはインフレ兆候です。)

ドル円相場と言えば雇用統計の数字を受けて下落しちゃって102円台。
104円台示現していたのですが、叩き落されました。

日足チャートでは一目均衡表の雲の中に再度押し戻された格好ですが
75SMAの上に位置していますので、トレンドの目がなくなったとはいい難い。

今週はまず、大統領選のTV討論2回目が注目でしたが無風に終わりました。
これでドルが神経質に動く可能性があるかと注目していたのですが
(トランプ優位なら円高に仕掛けてくる向きも?!)
もし、102円前後まで下げてきたら買い増ししようかと思っていましたが
そのチャンスはありませんでした。

10月4日時点のIMMの投機筋のポジション。
円は68695枚の買い越しで前の週から197枚買い越し減となりました。
これだけ円安ドル高となっているのに、買い越し幅はそれほど減ってません。
というか、火曜日時点の数字なので、水曜からの円安進行に於いての数字が
含まれていませんので、なんとも。

しかし、まだまだ円ロングが掃ききれるほどポジションが整理されたとは思えないので
ここからじゃないですかねぇ・・・。

ちなみにポンドは97572枚の売り越しで前の週と比べて9858枚の売り越し増、
まだまだ売りが増えるでしょうか??💦
しかしながらテクニカル的にはポンドの下落、ほぼ終わりじゃないか、って気がします。
まだ不安定なので買おうとは思いませんが、、、
下ひげを舐めに行く下落もあり得ますので。
ポンドの値動きが安定してくれば、リスクが一つ消えるのですけれどね。

それから、ドイツ銀行の破たんリスクを心配する向きも多いのですが、
こんなニュースにも注目してます。

カタール王族、ドイツ銀持ち株を最大25%に買い増し検討-関係者
2016年10月8日 01:53
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-07/OEORD16TTDS701?cmpid=yjp

カタールの王族がドイツ銀行の持ち株比率を最大25%に引き上げることを検討している。
~カタール王族は他の投資家とともに、ドイツ銀行に対する支配を強められる規模にまで
持ち株比率を高めることを考えていると、ドイツ誌シュピーゲルが7日、情報源を明かさずに報じた。
この株式取得が実現すると、経営陣の陣容が変わる可能性もあるという。

カタールは2014年、ドイツ銀の資本を強化するため約17億5000万ユーロを注入した。

2014年にも資本注入しているので、つぶれては困るってな側面もあろうかと思いますが、
サウジのサウジアラムコのIPO計画などを見ても、中東は油価に頼る経営では
先行きが危ぶまれる事態へと追い込まれています。米国シェール生産が革命を起こしちゃった。

ということで、金融面での存在感が増していくと思われますが、
こうした資金がドイツ銀行リスクを軽減させるかもしれません。

追い詰められれば増資するでしょうし、それでもだめなら政府が公的マネーを入れるでしょう。
リーマンショックの時のようなリスクではないと思うんだけど、、、どうかしらね。

ポジションは全て継続です。

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