2016年10月28日金曜日

ドル円相場105円大台乗せました~!!
そして日経平均も17000大台乗せからじりじりと上値を切り上げにかかっています。

ただし17500円近辺を超えるのには相当のエネルギーがいるようです。
昨夕ラジオNIKKEIマーケット・トレンドにご出演いただいた
投資日報社の林知久氏によると、この価格帯にはテクニカル抵抗が
4つほど重なっているとか・・・。
オシレーター指標も買われすぎ水準に入っていますね。


そう簡単には抜けないということは、抜けた暁にはものすごい弾みがつく、
ということでもあります。まずは大統領選をにらんでということに
なりますが、その前に、不透明な選挙の行方のリスクを避けて
利食いが優勢となれば反落の時間帯入りとなる可能性もあるかな。

また、林さんによると大統領16年サイクルでは今回は共和党が勝利する番。
このサイクル通りにならなかったケースをたどると、その後は
どえらい株価暴落があったというんだから穏やかじゃない。1928年のことです。
つまり、今回民主党クリントンが勝利すれば、(すぐにというわけではないが)
その後大きな株価下落のリスクを孕むということのようですが、果たして💦

詳しくはラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」へ


さて、マーケットは債券市場での金利上昇が話題のようです。

※10年物国債利回りは一時1.87%まで上昇

これがドル円相場上昇の一翼を担っています。

100円前後では本邦実需筋の外債投資、M&A活発化などの
実需買いが下値を支えたのですが、105円突破は米金利上昇が大きかったと
思います。これは、年内米利上げの思惑によるものでしょうか?!

ちょっと、それとも違うようなんですよね。

恐らく金利上昇は英国発。それにつれてドイツ、米国という印象。

Q3決算発表した英ロイズが保有国債の売却を示唆した、というところから
英国債の金利上昇がスタートした、という指摘があります。

その理由は「最近の低金利環境」が背景とされていますが
カーニー英中銀総裁の25日のタカ派発言も影響していると思われます。
タカ派、、というほどの発言でもありませんでしたけど、

「足元のポンド下落はかなり著しい、インフレが目標を上回る状況を
許容するには限度がある」

「11月3日の金融政策会合では、最近のポンド安を
間違いなく考慮する」と述べたため、利下げ思惑が後退。

加えて昨日は英国の 7-9月期GDPが発表されましたが
物価変動の影響を除いた実質で前期比+0.5%(予想+0.3%)
前年同期比+2.3%(予想+2.1%)といずれも予想を上回りました。
これを受けて、利下げの必要なしとマーケットが判断したのでしょう。
金利上昇圧力が働いたものと思われます。

※英国債10年利回り(ブレグジット以来の高水準へ)



これに連れて欧州債利回りも上昇。
ドイツ国債利回りも上がってきました。
10月初めには▼0.15%にまで下がっていたドイツ国債がプラス圏浮上です。



※そしてこれが日本国債10年物利回り。



おお~全然上がっていない!!
そうです!
9月の日銀での「イールドカーブコントロール」政策発表で
日本国債10年物利回りは0%を目標誘導、つまりゼロ近傍から動きません。

要するに、日本の利回りは上昇しないのに
米国、英国、ドイツなどの利回りが上昇するってことですから、
円安です。日米、日英、日欧金利差拡大で、
ドル円、ポンド円、ユーロ円上昇圧力となるのです。

これは素晴らしい政策ですね、イールドカーブコントロール!
って感じの値動きになってきました。

とするならば、やはりきっかけは英国だった、ということになります。
ロイズの債券売り号令の裏に何があるのかは不明ですが

(金利上昇に重ねて警戒を示した米ダブルラインのガンドラック氏
「3─4年以内に台風が来襲する」と保有債券圧縮の必要性強調。と
いうように、債券市場バブルに警戒する向きが増えていることは事実)

続いて英国指標好転で、利下げの必要がないということでの金利上昇が
全ての国債の金利上昇のトリガーになっているわけです。

今年は英国、ポンドから目が離せない年ってわけね。

ただ、金利上昇は株式市場への影響が懸念されます。
大倉キャップも米利回りが1.7%を超えてくるとちょっと警戒が必要、
っておっしゃってましたので、この足元の債券下落、金利上昇を
どのようにご覧になっているか、今晩のYMTVセミナーで伺いたいと思います。

http://www.yutaka24.jp/seminar/ymtv.shtml(会員限定)


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それから、今朝のモーニングサテライトの中国NOWCAST
今週開催されていた「六中全会」についてのリポートが興味深し。

「6中全会閉幕 1強体制明確に」
「ゾンビ企業の淘汰加速へ」
「過剰生産の削減目標達成にめど」

習近平氏を「核心」とすることで権力基盤を強固に。
これまでの集団指導体制からの転換。
構造改革を推し進めるためにも、強いリーダーシップが必要。

その構造改革は進んでいます。
ゾンビ企業淘汰、過剰生産削減、などなど。

前回のブログでも引用しましたが

中国の鉄鋼大手が経営破綻 「ゾンビ企業」救済せず
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0325543.h

 中国、過剰生産の「ゾンビ企業」淘汰に本腰 
鉄鋼大手の破綻容認で強い姿勢を内外に示す

http://www.sankei.com/world/news/161011/wor1610110030-n1.html

この辺のニュースはゾンビ企業淘汰に向けて本腰を入れたと
いうことでしょう。


また鉄と石炭の過剰生産の解消、削減ですが
今年の削減目標は前倒しで達成可能というペース、
9月時点で削減目標の8割達成したとか。

9月杭州で開催されたG20でこの点が議題となり、
メンツが立たなかった習近平氏。
開催国であるのにかなり世界の首脳に責められていた印象でしたが
メンツ回復に向けてアクセルをふかしている模様。

習近平氏に権力を集約し、構造改革を推し進めることを確認した六中全会。
じわじわ人民元安が進んでいることも、うまくコントロールできている
証ということでしょうか。

そして番組で紹介されていたのが李克強指数
(李克強が公式発表されたGDPより確かであるとした)

この指数は
鉄道貨物輸送量25%、銀行融資残高35%、電力消費40%からなるもので
この部分は数字のごまかしがないとされていますので信用度が高いと
されています。これが2016年から上昇基調です。



中国リスクは遠のいたとみてもいいかと思います。

ドル円ロングは継続。
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