今週の注目は、ISM製造業、非製造表景況指数と雇用統計かな、と思っておりましたが、
今夜3日月曜にまずは製造業景況指数が発表となりました。
予想が51.0のところ結果は51.5。前回が49.4と50を割り込んでいましたので、
50を回復し、尚且つ予想を上回る数字となったことが好感されドル高となっています。
水曜発表のISM非製造業、雇用統計と予想を上回る結果となれば、さらに
年内利上げの思惑が高まっていくものと思われますので、ドルブルでいいんだけど、
どうも、100円と102円には大量のオプションが仕込まれているようで、
なかなか102円台に乗せることは難しそうですし、
逆に100円を割るのも難しい展開ってのがしばらく続きそうでもあります…。
今日の値動きで嫌なのが「ポンド安」
イギリスのメイ首相が3月までに離脱条項申請の方針を明らかにしたことで、
イギリスが早期にEUを離脱するだろうという思惑がポンド売りを誘っているようです。
先般、EU単一市場アクセスを諦める用意があるとした財務大臣の発言もあり、
イギリスからは多くの金融機関が出て行ってしまうリスクを嫌気しているものと思われます。
ブレグジット後の安値は7/6の1.2795ドル、今夜は1.2816ドルまで下落しています。
このレンジ下限を下抜けてしまうと、底なし沼の様相へ発展します。
ポンドドルが下がれば、ポンド円も下がるでしょう。
ポンド円がレンジ下限を下回れば、ドル円もそれにつれ安するリスクは拭えず
再び100円割れを試すような展開を強いられるかもしれません。
ブレグジットは遅かれ早かれわかっていたことですので、
今更ポンド売りが加速するとは意外な展開なんですけれど、
(ポンドショートも積みあがっていますし。。。)
テクニカル的に重要な節目がサポートできなかったら
途転売りに回らねばならぬ向きも出てくるでしょうから、この点には警戒が必要。
ポンド円は128.77円が今年の最安値。
今夜130.05円まで下落しています…。ポンド円のレベルに注目ね。
せっかくISMが好転したのに、ドル高でポンド安を誘引してしまっている側面も。
あちこちにリスクが点在していて油断がならない相場が続いています…(*´Д`)
ドル円100.80円Lは継続中。
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ポンド安は気になるのですが、原油相場が強いのが救い。
増産凍結も難しいとされていたアルジェリアでの非公式会合では、
なんと減産合意のヘッドラインが躍る結果に。
11月正式合意に向けて本当に各国合意にこぎつけられるのか、
減産とはいえ、その量はそれほど大きくはなく、米国シェールが増産してきたら意味がない、
など、その実効性には懐疑的な声が大勢ではあるものの、
値動きは確りで、原油相場はこれまでのレジスタンスを超えて上昇を続けています。
これ、三角持ち合いの情報ブレイクとみるならば、週足チャートで引き直すと
60ドルくらいまでの上昇はあるんじゃないかって気がしてきます。
ファンダメンタル的には50ドル超えではシェール増産が話題となるでしょうから、
それほど上がるとは考えにくいのですが、チャートが強い。
原油がこのまま上昇を続けるならリスクオンでいいということに。
しかし、原油高でポンド高という相関は今夜はみられませんねえ・・・。
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さて10月入りということで今日は日銀短観が発表されました。
下期の想定為替レートは1ドル=107円92銭
前回の6月調査111.36円に比べて約4円も円高に振れていますが、
依然として現在の水準101円台に比べるとまだまだ上に位置しています。
このままでは下期の収益計画は相当下ブレが予想されるのですが、
今日は日経平均は148.83円高の16598.67円、
市場のネガティブ反応は限定的だったようですね。
・9月短観、景況感 前回調査比で、
大企業製造業横ばい・非製造業1ポイント悪化・中堅中小は軒並み改善
今回目立つのは中堅・中小企業の改善で中小製造業はほぼ全業種にわたり改善、
全体で2ポイント改善、同非製造業も1ポイント改善となっています。
・売上・経常利益計画、いずれも下方修正
2016年度の売上高、経常利益とも、全規模全産業で下方修正。
前年度比は減収・減益見通し。
特に大企業の輸出売上の下方修正幅が大きい。
加工業種の経常利益は前回から大幅下方修正となり、
前年度比で19.4%減の見込み、円高の影響が大きいとみられます。
・設備過剰感薄れるものの、設備投資計画は弱め
16年度計画は、過去の9月調査と比べ、伸びは弱め。
大企業全産業で前年度比6.3%増ですが
14.15年度を下回る伸び。企業の投資姿勢慎重化が続いている様子が伺えます。
企業の設備過剰感は前回より薄れており、製造業では更新需要が強いことに加え、
日銀のマイナス金利も後押しすることが期待されるもその効果は限定的。
100~101円台が長期化すれば企業業績への悪影響が株価の下押し圧力に
なってしまうため、何とかレンジを切り上げたいところですが、、、
10月は株の騰落率が最も悪い月ですので、リスクは取り難く、
上昇のイメージは湧きませんね(;´・ω・)
しばらくはレンジが続くと思われ、まだまだ忍耐を強いられそうです。
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2016年10月4日火曜日
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