11/9大統領選の混乱で101.18円まで円高となる局面がありましたので
わずか1か月で14円もの上昇、さすがにスピード違反って気もしますが、
それでも買い遅れている向きがまだまだいるんだから、恐ろしい。
輸出勢は期末までの手当てがほぼ済んでいる一方で
輸入はこのドル上昇のスピードに手も足も出ないという状況。
M&Aに伴うドル調達も同様と聞きますからドル安となれば
彼らがここぞと買いに走ることは目に見えています。
年末までに、あるいは期末までにドルを調達しないといけないところが
多いと思われますから、年末高シナリオ、年度末高シナリオでいいと
思っていますが、今週は13日、14日FOMC、もし波乱があれば、買いのチャンスね。
利上げ織り込みはほぼ100%、注目は来年の利上げのペースをはかる
ドットチャート。前回9月のドットチャートでは2017年中は2回の利上げで
1.00~1.25%がもっとも多い予想でしたが、この水準に変化があるかに注目。
見通しが1.00~1.25%から1.25%~1.50%に移れば年3回の利上げが期待される状況
となりますので、ドル高となると思われます。
見通しが1.00~1.25%が最も多いという状況に変化がなければ
材料出尽くしで売られる可能性大。そのドル下落が、ドル円相場にとっては
買いのチャンスと思うのですが、どの程度下がるか。
これまでのところ、一目均衡表の転換線がきっちりサポートしての上昇が
続いていますので、転換線ラインまでの下落でいったん買い。
それよりも下がるようだと、高値からのフィボナッチリトレースメントなどを
使って下値を探るしかないでしょう。横線を引くなら111.30円近辺ですが
ここまで下げてくれれば、御の字。
それから、投機筋のポジションですが、12/6時点で円ショートが急増しています。
ところが、円ロングも増えてる(笑)
だから、総建玉が増加の一途を辿っていますね。
http://click365.ovalnext.co.jp/cftc/
他の通貨ペアを見ると、総建玉は減少傾向。
つまり投機筋にとって、ドル円相場が最も熱い!
他の通貨ペアからドル円んへとポジションを振り向けているんですが、
ドル円ロングが増えているだけでなく、ドル円ショートも増えているガチンコ。
ドル円ロング(つまり円ショート)の建玉の方が多いのでネットでは
33937枚のドル円ロング(円ショート)となっていますが、この傾向はまだまだ
始まったばかり。10万枚くらいまで膨らむんじゃないでしょうか。
というか、円ロングも同時に増えているってところが興味深いですね。
大統領選前の11/8の72000枚よりむしろ増えているとは。
このドル円上昇が行きすぎで、下落すると思っている向きはポジションを整理せず
踏ん張り続けているのか、あるいは新規で売りが増えているのか。
いずれにせよ、どちらのポジションも将来は手仕舞われますので、
このガチンコ勝負、どちらに軍配が上がるのか興味深いですね。
投機筋ポジションはトレンド化する傾向がありますので、
円ショートがトレンド化する過程で、円ショートが膨らみ続け、
円ロングが切らされて、さらにドル円が上昇するような気がしますけれど。
金曜はドル円が強いので114.37でドル円ロングを若干追加しました。
113円台と114円台ロングはFOMC前に一度手仕舞おうかと思っていますが、
13日までの値動きを見て。
その後、下がれば再度ロングかな。
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