2016年12月18日日曜日


12月15日118.66円まで円安ドル高が進行した為替市場。

16日金曜NY時間に
中国が南シナ海で米国の無人潜水機奪う 米は返却要請、とのニュースが
駆け巡ったことで、ドル安に転じる局面が見られました。

ドル円相場は117.45円近辺へと1円あまり下落しましたが
117.90円台へと反発して先週の取引を終了しています。

このニュースが今後も為替市場に大きな影響を及ぼすとは思えません。
米中の緊張がさらに拡大するような事態となれば、さらに利食いが加速、
あるいはリスク回避の円買いに発展することもゼロではありませんが、
先週末の報道された内容に留まっている現時点において、
慌てて円買いするほどのことではないかと思いますが、しかし、
利食いのきっかけを作ったようには感じます。

というのも、いよいよ海外勢もクリスマス休暇・・・よね?!

米国は12/24~1/1までがクリスマス休暇となるため、
金融関係者らも休暇をとる、、、、はずなんだけど、
昨今はチャンスとあれば市場に残ってディールしているものも多いとも。

ただ、やはり通常相場よりは参加者は減るでしょうから
値動きが飛びやすくなる可能性が高まりますので、
その前に、利益が出ているポジションは利食ってしまおうと考えることが予想されます。
つまり、ドル買いで儲けた向きがある程度、手仕舞いに動くかも、ってことです。

ですから、今週は新たなリスクをとるよりも、手仕舞い優先かなぁと
思うのですが、年末高となる「掉尾の一振」となる可能性もありますので
大きな下落があれば、そこでは拾ってスゥイングしたい、という気持ちもあります。(笑)

117円台でロングした分は、週明けどこかで手仕舞おうと考えていますが、
その後、115円台割れがあれば、再度買い参入したいというのが
現時点での戦略。買いなおしたとしても、これも年末までには手仕舞いたいかな。

掉尾の一振であれば、来年年明けからは気を付けなくては、、ね。


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気になる「クロス円の下落」~背景に豪ドル、キウイの急落

これといったニュースがないのですが、
週末にかけては豪ドルやキウイが大きく下げています。

※通貨インデックス一覧を見ればよくわかるんだけど、、、


先週はFOMCを受けて、2017年の利上げ見通しが年2回から3回へと引き上げられたことを
織り込む形でドル高が加速しました。
週末は中国無人潜水機略奪の報でドル上昇が止まりましたが、
豪ドル・キウイの下落は更に加速するような形で終わっています。

豪ドル、キウイなどは、平常相場においては金利がある分、資金が流れ込みやすい
という特徴があるんだけど、その代わり、リスクが高まると売られやすい通貨です。
リスク時(有事)はドルが選ばれやすく、同時に円が選ばれやすいためです。

だから、豪ドルやキウイが大きく下がって週末を終えているというのが
気にならないではないのよね。クロス円ではいよいよ豪ドル円やキウイ円が
比較的大きな陰線を示現した、ってことには注意を払っておきたいですね。

これが足元の相場の空気が変わる兆しだったということもあるかもしれません。

まあ、、、利食いが先行したというだけだと思うけど。。。
(ユーロ円、ポンド円、カナダ円などはそれほど下落してませんし)

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もう一つ気になる「金利上昇による影響」

16日発表になった米国11月の住宅着工件数

前月比18.7%減の年率109万戸(予想123万)約2年ぶりの大幅な落ち込み。

1か月前の10月が132万3000戸から134万に上方修正されており、
10月は2007年7月以来の高水準だったことを考えると「急減」です。

先行指標である許可件数も4.7%減。
一戸建てが0.5%増えて2007年11月以来の高水準を記録したものの、
集合住宅が13%の大幅な減少となっています。

住宅ローン金利も2年以上ぶりとなる高い水準に上昇しているせいでしょうか。

そもそも住宅着工件数は月ごとの変動が大きいのでたった1回の急減で
慌てることもありませんが、先週は11月小売売上高や鉱工業生産などの指標も
弱かったため、2016年第4四半期のGDPが気がかりですよね。

※今週は第3四半期のGDP確報値が出ます。

速報値+2.9% ⇒ 改定値+3.2% ⇒確報値予想+3.3% さらに上方修正?!

これが第4四半期に大きく崩れるリスクもあるんじゃないか、、、
第4四半期のGDPが発表されるのは来年1/27金曜ですけれどね。


※また今週は22日木曜11月の米耐久財受注が発表されます。

10月は変動の激しい輸送部門が12%伸び、+4.6%。
その反動が出る予想となっており今回予想は▼4.7%と減少見込み。

予想が悪いのでハードルが低いとはいえ、予想より悪いなどの結果となれば
ドル高修正リスクもあるでしょう。

ということで、年末に向けての利食いのドル修正に注意の週でしょうか。
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