2017年1月10日火曜日

週明け9日月曜、東京市場は休場。

為替市場は欧州時間からドル円が崩れ出しました。
しばらくはレンジとなるかなぁ…。細かく利食いを入れないと
高値で作ったロングは報われない感じの相場ね。

11日水曜にはトランプ大統領の初の記者会見も控えているので
このイベントを前に今週、新規で積極的にリスクをとる向きは少ないんでしょう。

今日はポンドの下落が目立った1日でした。
ハードブレクジット懸念再燃が背景。
ということで、ポンド、ユーロなど欧州通貨が弱い展開。

◆英国のメイ首相が週末、スカイ二ュースとのインタビューで、
英国が域内のシングルマーケットからも離脱する可能性が強いことを示唆。
移民制限を最優先するとの意向を明らかにしました。

これを受けて、ハードブレグジット懸念が再燃したことでポンドが大きく下落。
EUにも影響があると思われますので、ユーロも重い展開。
これも、リスクテイクムードを冷やす一因となっていると思います。

(シングルマーケットとは・・・
商品の移動に係る制限の撤廃。人、サービス、資本の自由移動に対する障壁の撤廃など
EU域内の自由な移動のこと)

※EUメンバー28か国は、域内の人、資本、物やサービスの自由な流通を保証しています。
英国は「移民は受け入れたくない(人の自由な行き来は制限したい)」としながら
資本、モノ、サービスなど企業のEU市場へのアクセスは維持したいと
我儘を言っているのですが、今回、メイ首相は移民制限を最優先し、
シングルマーケットを断念する姿勢を示した、というニュースです。

EU側としても、英国に貿易やサービスなどの自由を残し、
移民だけ受け入れたくないという勝手を許してしまうと(美味しいとこどり)、
今年のオーストリアやフランス、ドイツなどで予定されている
国政選挙にてEU離脱派が勢力を増し、ポピュリズムが台頭するリスクです。
これを許すわけにはいかないんですね。

ということで、ポンド安はまだ続くのか。。。
欧州通貨安であれば、ドル高でいいと思うんだけど、
トランプ氏記者会見前ということもあって、リスクポジションは手仕舞い方向かな。
今夜の米株も下落してスタート。

雇用統計の日は19999ドルまで上昇するも2万ドル大台に一歩届かず失速。
近いうちに達成するとは思うのですが、なかなか時間をかけますねぇ(;'∀')


◆気になるのがシカゴ商品取引所(CBT)の米10年物国債の先物市場で
投機筋の売越幅が過去最大となっていること。なんと「データが開示されている
1993年以降で最大となるのは2週連続で売越幅は2週続けて拡大し、
前週比3856枚多い34万4931枚だったそうです。

つまり、ちょっとポジション偏りすぎじゃない?!ってこと・・・。
債券ショートですから、金利上昇方向を見込んだポジションが膨らんでいるということです。

IMM通貨先物市場では投機筋による円の売越幅も6週連続で売り越し。
(ドル買い円売り)売越幅は小幅ながら縮小し、前週比245枚少ない8万6764枚ですが、
このポジションも結構なボリュームよね。
ということで、ポジション調整はいつあっても不思議はないので、
今週のトランプ氏の記者会見は、そういうポジション整理のきっかけになる
リスクは否定できませんので要注意。

とかなんとか言いながら。
トランプリスクは逆に大きな上昇の好機ではないか、という思いもぬぐえず。

今日は、利益をとりあえず確定したかったことから107円割れで
雇用統計時に105円台でロングしたドル円をカットし、
115.03(雇用統計の日の安値)から117.53円(雇用統計後の高値)の
50%押しとなる116.30円で再度買い参戦中。

足元はドル高の修正っぽいので、キウイドルショートも0.6975ドルで買い戻しました。
粘っても良かったんだけど、ポジション量減らしておきたくて。

金曜に作ったユーロドルショートはまだ継続。
というのは、ユーロの上値は重そうだから・・・。
ハードブレグジットは、英国のリスクだけではないですものね。

以下、今日気になったニュース。

◆サマーズ氏、トランプ氏の政策提案を批判-金融危機再発リスクを警告
2017年1月9日 11:45
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-06/OJDMXLSYF01T01

「金融など幾つかの分野での規制緩和は大いに危険だ」
「略奪的な融資の時代や銀行がレバレッジを過剰に高める時代に誰が戻りたいだろうか」

法人税減税案も批判。「不平等が大いに高まる」とともにドル高につながり、
米輸出業者と従業員にさらなる打撃を与えかねないと述べた。

ドットフランク法の緩和など、金融規制緩和策について警戒しているほか、
トランプ氏の減税政策はドル高を招くとして批判。


※つまり、トランプ氏の政策が有言実行されれば、金融資産は上昇、
インフレとドル高が加速するということですね。
最後にははじけるリスク、ということですが、それまではバブルが形成されます。
トレーダーとしてはそれに乗るしかないでしょう。
最後、ちゃんと逃げないと危ないですけれどね。



◆中国12月末の外貨準備高3兆ドル上回る-節目の水準維持で当局対応か
2017年1月7日 15:32
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-06/OJDMXLSYF01T01
 
中国の昨年12月末時点の外貨準備高は3兆ドル(約350兆円)を上回る水準を維持。
11月末の水準から410億ドル余り減少した。
中国当局は外貨準備が重要な節目である3兆ドルを極端に下回ることがないよう
対応策を講じた可能性。

中国は個人の外貨両替枠を年間5万ドルに設定しているが、
最近になって追加要件が公表された。

※中国外貨準備は人民元安防衛のためにドル売り元買い介入に使われているために
急減していると指摘されています。経済としては輸出ドライブをあげたいがために
人民元安誘導を進めたいのですが、元安を嫌気した投資マネーが一斉に
中国から逃げ出す、、、資本流出につながってしまっているため、
中国当局は資本流出を防ぐために元買いドル売り介入をせざるを得ません。

これによる外貨準備の減少がどのラインを切れると危ないのかというのが
注目されていますが、どうやら3兆ドルというのが、節目としては重要なようですね。

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