2017年1月30日月曜日

さて、今週から2月に入ります。

2017年1月は「トランプ大統領就任」まででラリーが終わる、という見方が
果たしてその通りになるのか否かが焦点でしたが、
結論としては、「まだわからない」ですね(笑)

①ダウ平均は 1/25に20000㌦の大台乗せ、史上最高値更新です。
 
トランプ大統領が選挙戦でTPP脱退やメキシコ国境に壁、オバマケア廃止など
まさか・・・?!と思われてきた様々な公約を20日の就任以降、猛烈な勢いで
大統領令に署名しています。

大統領令というのは大統領が議会の承認や立法を経ずに直接、
連邦政府や軍に発令する命令で、極めて強い効力を持つものです。

特に株式市場のセンチメントを強気にしたのは
カナダから米メキシコ湾に原油を運ぶ「キーストーンXLパイプライン」
米中西部を通る「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設を推進する
大統領令への署名でした。大規模インフラの工事は雇用創出にも
つながりますし、将来的にはどんどん米国の原油、ガス輸出が米国を成長させる、
ということです。環境問題はこの際どうでもいいんでしょう・・・💦

ということで、トランプラリーは米株市場では絶賛継続中なのです。

②ドル円の高値は12/15

米株堅調ということもあって、日経平均も悪くありません。
1/5 19615円が直近高値となっており、この高値に迫る切り返しを見せています。
1/27金曜の終値は 19467円。まだまだラリー終了とは思えませんが、
ドル円相場が日経平均に比べて重いのが気がかりという面も。

ドル円相場の高値は2016年12/15の118.66円。」1/3に118.60円を付けて
Wトップの形状を呈しており、ラリー終了で円高となるという警戒は根強く残ります。

ドル円が重いわけというのは、前回のブログに書きましたので参照いただきたいのですが、
日銀の国債オペですが、1/25に買わずに市場関係者を動揺させたものの
1/26は通常通り、1/27はむしろ多めに買い入れしており、過度な心配は無用かと思われます。

ただし、日銀の国債オペの基準というか、どんな意図があって
買わなかったり、増額してみたりと、黒田日銀緩和導入後、初めて
やり方を変えているのかは不明で、
今週予定されている31日の日銀の金融政策決定会合での
黒田総裁への記者会見では、この点に質問が集中すると思われ、
その回答によっては、ドル円相場が大きく動く可能性は否定できません。

今週の日銀の金融政策決定会合は金融政策の変更は全く予想されていませんが、
記者会見には注目が高まっていると思います。

ということで、ドル円のチャートはトランプラリーは2016年12/15に高値をつけて
すでに終わってしまったという見方ができないこともない。。。

ということで、ラリーが継続しているのか否かは
市場によってその見方が微妙に異なる印象です。

私は、日経平均もドル円もダウもすべてロングなので、まだ続いている派なんですが。。。

ただし2月相場には警戒しています。
カレンダー的にといいますか。。。

だから20030㌦台で買ったダウは週末20093㌦まで上がっていますが
20050㌦くらいで撤退(微益でも懐にいれたい)しようかと思っています。
終値で20000㌦割れるまで保有するつもりでしたが、
節分天井と言いまして、2月は高値を付けやすい(すなわちその後下がりやすい)
アノマリーもありますので。。。

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今週は31日火曜の日銀の黒田総裁の会見に注目ですが、
「シムズ理論」がヘッドラインに踊るかもしれません。

2/1水曜日 都内で
2011年にノーベル経済学賞を受賞したクリストファー・シムズ教授の
講演があるんです。浜田宏一内閣官房参与らとのパネルもあり、
この中での発言が記事になるかもしれない、、、という気がしています。

その場合、たぶん、円安ドル高になるんだろうなぁと思っています。
だから、このニュースで上がったところで、ドル円ロングは利食いかな。

というのも。

この方の掲げる「シムズ理論」というのは
物価水準を決めるのは金融政策だけではなく、財政政策も必要であるという考え方。

金利がゼロ近辺まで下がると量的緩和は効かなくなってきます。
日銀は2016年1/29マイナス金利政策を導入しましたが、
これが逆に円高、金融株下落で不評だったことは記憶に新しいですね。

マイナス金利幅を拡大することで、金融政策の新たな緩和カードを切ったかに
見えましたが、マーケットは、マイナス金利は金融機関の収益を悪化させ
バランスシートを損ねてしまうことになるとして、円高株安へと反応したのです。
資産上昇圧力も期待できなかったばかりか、預金者らはその言葉におびえ、
銀行からキャッシュを引き出してタンスの奥深くにしまい込み、、、(;・∀・)

浜田内閣官房参与は「デフレはマネタリー(貨幣的)な現象」との考えを改めて、
インフレが起こらないのは金融政策を「財政政策とセットで行っていないからだ」
としています。要するに減税及び財政の拡大が必要ということね。

政府債務が拡大すると、一般的に政府は財政赤字を減らそうと増税や緊縮に走りますが
これは金利低下を招く一因でもあります。将来、政府債務が減るとなると金利が下がりますね。
(トランプ大統領は財政拡大路線であるため、金利が上昇し出したのです)

金利が下がれば、資金需要が減ってデフレ的になっていきます。

ということで、金融政策のみでは物価を上昇させることはできないという理論が
シムズ理論と呼ばれる「物価水準の財政理論(FTPL)」です。

雑に説明しちゃうと、物価を決めるのは、財政政策であるということで、
政府と中央銀行のバランスシートを連結する運営方法が示されているのですが、、、

このシムズ教授と浜田内閣官房参与の講演、パネルが2/1 9:00~都内で開催されます。
おそらく多くの金融関係者、メディアが参加されるかと思いますので、
何かニュースが出てくると、相場に影響が出るんじゃないかって思っています。

いよいよアベノミクスは黒田日銀の金融政策だけでなく財政拡大もセットで
インフレターゲット達成にアクセルを踏むかもしれない、、、という期待があるということね。
機は熟しているという気もします。だって米国トランプ大統領が、そうなんだもの。
日米でバブルを作るんです。。。妄想かな💦

昨年はジョセフ・スティグリッツ教授やポール・クルーグマン教授が来日し
安倍首相と会談しましたが、
この後、2016年8月には総額28兆円超に及ぶ経済対策が打ち出され
消費税の10%への引き上げの延期が決められました。

おそらくシムズ教授も安倍首相に会うんじゃないかなぁ、、、
安倍内閣のブレーンである浜田内閣官房参与がお呼びするようですし。

今年2017年1/6には、「債務、さもなくば悪魔 ヘリコプター・マネーは世界を救うか?」
という著書で知られるアデア・ターナー元英金融サービス機構(FSA)長官と
著名投資家ジョージ・ソロスが安倍首相と麻生財務大臣にあったことが
ニュースとなりました。この方、ヘリマネ論者です。

アでな・ターナー氏は政府(財務省)が無利子で償還期限のない永久国債を発行し
中央銀行に引き受けさせる、、、という政策を提唱されている方ですが、
こうした面々と安倍首相が会った(会う)とことに意味がないわけがありませんね。

そして!!!日米首脳会談は2/10に決められたようです。

<日米首脳電話協議>来月10日会談合意 通商問題議論へ>
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228532

日米首脳会談には麻生財務大臣も同行するように米政府から要請があったようですが
財務大臣が動向することの意味も、いろいろと憶測を呼びそうです。

悲観論者はドル高是正で日本に対して円安誘導するなと圧力をかけるのでは?
心配しているようですが、そんな表面的なことではないかもしれません。

日本がトランプ大統領が掲げる財政拡大路線に協調していくよう確認する、
といった趣旨かもしれません・・・ポジショントークが過ぎるかな?!

ということで、2月にこれらの材料で吹き上がることがあれば、
まずはそこで利食いとし、また買い場を探す方向で、
2月天井リスクに備えたいと思います。(天井と言っても短期的な、ですよ)

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