2017年2月28日火曜日

色々整理して考えているんだけど、、、
今週のトランプ大統領の議会演説がトリガーとなって
米株が崩れるとの予想が増えている印象。

果たして本当に米株は崩れてしまうのか。

米個人投資家協会の週間調査というのがあるみたいなんですが、
22日時点で今後6カ月の株式相場に「強気」との回答から「弱気」との
回答を引いた比率は0.7%にとどまっていて、昨年8月24日以来の低水準なのだそうです。

「強気」は33.1%と年初から13.1ポイント低下。
過去の平均である38.5%を下回っており、一方で「弱気」は
年初から7.2ポイント高い32.4%まで上昇しています。

ダウは1987年に12連騰を記録していますが、今夜27日にダウがプラス圏で
引ければこの過去最長記録にならぶこととなり、株式市場の堅調は継続している、
にもかかわらずです。米国個人投資家はここからの株式見通しは弱気。

米株は11連騰中で過熱感がある、指摘する向きもあるのですが、
個人がこれだけ弱気であるということは、現在リスクをとって
ロング保有している状況だとは考えにくい。

では投機筋はどうか。

※S&P先物投機筋ポジション推移




これ、よく見てください。

大統領選以降、12月に向けて意外にもショートポジションが積みあがっていきます。
12月初旬にネットショートは頭打ちとなり減少に転じました。
この過程でずっと株は上昇しています、つまり年末に向けての株上昇には
ショートカバーがかなり出ていたはずです。

そして12月末にネットロングへ転じました。
その後1月28日公表分までロングが積みあがりますが、それほど偏ることなく
1/28がネットロングの頂点となり、2月以降はロングポジションは
減少の一途を辿っています。

1月には新規買いも手伝って米株上昇となったものとみられますが、
2月に入ってからは再びショートが買い戻される過程で米株が上昇していった
可能性が高いということですね。

要するに、現状に於いて米株市場に買いポジションの偏りは見られず
過熱感はほとんどないということですね。

確かにバリュエーションから米株は割高だとの声もありますが、
バリュエーションは塗り替えられて株価のステージが変わることもあります。
今がその時ではないか、という気がしているのですが、、、

というのも、米金利上昇の加速がみられません。


ムニューシン米財務長官は23日の米経済番組のインタビューで
「長期にわたり低金利が続く可能性」と発言。
FRB関係者がタカ派スタンスの発言を繰り返していますが
ムニューシン氏の発言で、早期利上げ観測は後退してしまったようです。

というか、そもそも市場はFRBを信用していないのかも。

FRB議長の3月利上げ示唆に債券市場は冷静-はったりと見透かす
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-27/OM0GHO6TTDS101?cmpid=yjp
はったりですって!!(;´∀`)

金利上昇に歯止めがかかっているのは、積みあがった米国債ショートポジションを
警戒しているという側面もあるかもしれません。

CFTCが24日に発表した21日時点の建玉報告では
米10年物国債の先物市場で投機筋の売り越し幅は30万2299枚。
過去最大だった1月上旬の約40万枚からやや減っているものの依然として高水準。

このショートポジションが解消されれば、債券買いにつながり
一層の米金利低下を招く可能性があるのです。

米金利下落なら、日米金利差縮小でドル円は下落するのではないか、とも
懸念されることも事実ですが、一方で、金利が低下すれば米株は一段高となる
可能性を秘めています。S&P500のネットロングが減少しているということは
その裏で、買いポジションは整理され、売りポジションが増加している、
ということでもありますね。ネットロングですからロングのほうが多のですが
それなりにショートポジションも存在しているのです。

それと、今米株の買い手ってゴールドマンが3分の1くらいを占めている、
なんて話を聞きましたが、ハハーん、ゴールドマンか、トランプ政権の閣僚に
ゴールドマンが多いわよね。米株が上がらないワケがないと思ってるんでしょう。

ということで、先週末にダウロングを手自まってしまったことを
後悔しております。というのも、トランプ大統領演説はリスクではなく
さらなる米株上昇の可能性のほうが大きいんじゃないかって思うから…。

ただ、ドル円は難しい。
米株上昇に相関が薄れている中で、米債利回り低下に引っ張られて
110円くらいまで下落するシナリオは否定できず。

ただ、米株が本当にさらなる上昇を見せるならば米金利低下となっても
ドル円だけがフリーホール的下落に見舞われるとは考えにくく、
やはり、何かがあってドル円が大きく下がる局面があれば
ドルを買いたいという気持ちに変化なし。

ということで、先ほど112.30円台でドル円買っちゃったんだけど、ちょっと
先走り過ぎた・・・・(-_-;)110円もあるかも、って思っているんだもの
もう少し待てばよかった~

でも、意外に下がらずに大きく上昇する可能性もゼロじゃないので、
111.80円を割らなければ保有を続けようかと思っています。
111.80近辺を割り込んだら一度撤退して、110円台まで引き付けて買いなおし。

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今日はこんなニュースも。

日経リンク債の新規設定が日経平均を下支えしている?!

日経リンク債はデリバティブを組み込んだ仕組み債の一つで
受け取れる利息や償還時の元本が日経平均の水準で変わる金融商品。

日経平均オプションの売る権利を売ることで、その売却代金を
投資家の利息に回す仕組みです。
運用難の個人投資家や学校法人などに人気が高いと記事にありましたが、
だ、大丈夫なんでしょうか…(;'∀')

リンク債を新規設定した証券会社は、リンク債のプット売りに対応するため、
プットを買います。同時にそれをヘッジするため、株価指数先物に買いを入れるのです。
これが現在、日本株の底堅さの一因になっているとみられる、、、
というQUICK記事。

債券情報サービスの試算では日経平均を対象とした公募リンク債の残高は
22日時点で約1兆4000億円。16年11月末時点では1兆7000億円の残高があったが、
その後、トランプラリーの株価の大幅上昇で繰り上げ償還が増え、残高は減少。

今もリンク債への需要は旺盛であり償還された分は再設定されるということです。
日経リンク債の発行は月末の最終週に多く今週以降も3月3日までに1340億円の
新規発行が予定されているようですが、設定額の6~7割をヘッジするということで
日経平均先物に換算すると4000~5000枚の買い需要が見込まれるらしいです。

3月期末に向けてこうした需要が続くと見込まれ、
これが日本株の需給分析に軽視できない存在感となっているということです。

確かに、日本株は上がらないのですが、下落もない。
こうした買いが下値を支えているんですね・・・。

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