2017年2月13日月曜日

日米首脳会談はトランプ大統領と安倍首相のニコニコ写真が印象的。

過去に例を見ない厚遇ぶりだったことで、その見返りを不安視するネガティブコメントも
見受けられますが、満額回答の結果を受けマーケットも好感し
リスクテイクに向かっているこの時点にあっても、リスクを気にする向きがある、ということが
むしろ、まだまだ上昇余地が大きい本物の相場だとみていいんじゃないかという気がします。

この会談前から会談の成果を期待してマーケットがガンガンに上昇していて、
期待通りの結果になったとして、なおさらなる上昇を見せている、、、という
相場になっていたら、むしろ上昇相場は短命に終わって、そろそろ利食いを考える時期ですが、
そうじゃない。会談前にはリスクを恐れるあまり円高気味に動いていたドル円相場。

ファンド勢、短期筋は首脳会談前に112円大台割れに成功し
さらなる円高へと相場を崩したがっていましたが、日米首脳会談の前日、
トランプ大統領が「今後2-3週間の間に税に関する驚きの発表をする」と
マーケットにフレンドリーな発言をしたことで、米株が急騰したことで
リスクに賭けたポジションを手仕舞わざるを得ない状況に追い込まれ
センチメントが変わった印象があります。

トランプ大統領、「驚異的」税制改革案を約束-2、3週以内発表(2/10)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-09/OL4NC36S972T01

その1週間前にはドットフランク法緩和に向けた大統領令署名で株価が上がっていましたね。

トランプ氏、ドッド・フランク法撤回の大統領令に署名へ(2/3)
http://jp.wsj.com/articles/SB11303642310634324165204582598762745649138

トランプ大統領の政策は保護主義であるため、ドル安だという指摘が根強くありますが、
結局は、減税、規制緩和、大型インフラ投資に財政出動で金利上昇という政策ですので
ドル高なんです。それを口先でけん制しているだけなんですね。

ということは、下がったところを丁寧に拾うという作業だけでいいシンプルな相場、、、
なんですが、あまりにも、トランプリスクを指摘する声が大きいので惑わされますね。

私のポジションは先週112円台でショートを止めて
113.23円でドル円を買い増すポジションになっています。
ダウも強いので、20160ドルという高値で飛び乗り(;´∀`)こわーい


先週の首脳会談前には110円もあり得るかな、と(テクニカル的に)思っていたのですが
減税発表の期待でその可能性は著しく後退しました。

足元で、トランプ大統領の保護主義、円高警戒が強かったものの、
トランプ氏の為替に対する発言などは、製薬会社とか自動さ産業とか米国企業首脳陣との
会合時にリップサービス的に飛び出すものでしかなく(現時点では)
公式にドル高是正を求める発言ではないですね。

こんなニュースもあります。

経済対話の窓口にペンス副大統領、トヨタへの逆風緩む?
http://www.asahi.com/articles/ASK2C5FQ4K2COIPE01M.html

実務レベルではトランプ氏の優秀な側近が話しを進めるでしょうし、
今回の首脳会談での日米安保、基地の費用負担に関する発言を警戒する向きが
ありましたが、終わってみれば、米軍駐留受け入れに感謝、だそうで、
あまりトランプ氏の放言、奔放なTwitter介入を恐れることはないようです。


そうはいっても、トランプ氏の発言でドル円のボラティリティが上がるのは事実で(;´∀`)
今後はトランプ氏がどこでどんな会合に出るのか、スケジュールを知りたい…ですね。

ドル安を求める業界首脳と会う時には、そういうリップサービスがでて
瞬間円高になるリスク、、、チャンスがあるかもしれない、という意味で。


さて、トランプ氏動向から目が離せないことは事実ですが
議会演説の期日が決まったようです。やっぱりこの日は重要でしょうか。

トランプ米大統領、2月28日に議会演説
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012500114&g=int

逆に、この日まで、それほど波乱はないとの指摘も。
この演説が不評なれば、米株は多少警戒が必要かもしれませんが。

※今後1年間の施政方針を示す演説を議会で行うもので
経済など内政や外交全般の考え方が示されます。
大統領が年初に行う演説は「一般教書演説」と呼ばれますが
就任したばかりの大統領は、「連邦の現状」について把握し議会に報告する,
という一般教書の定義にそぐわないとして「議会に対する演説」と呼ばれるようです。
だから今回は議会演説なのね。


今週は、イエレン氏の半年に一度の金融政策や経済に関する議会証言にも注目です。

議長は、14日に上院銀行委員会で、15日には下院金融サービス委員会で証言する予定。


14日にはリッチモンド地区連銀のラッカー総裁、
      アトランタ地区連銀のロックハート総裁も講演。
ダラス地区連銀のカプラン総裁が討論会に参加で何か発言があるかも。

15日にはフィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁、
      ボストン地区連銀ローゼングレン総裁の講演。

ということで、FRB関係者らによる発言には注目です。

今の金利先物市場から、3月利上げの可能性は考えられないほど低いのですが、
だからこそ、逆に利上げの目があるとなれば、ドル買いが強まる可能性が。

経済指標は下記に注目。

14日:1月PPI生産者物価指数:予想前月比+0.3%(12月+0.2%)

15日:1月CPI消費者物価指数:予想前月比+0.3%(12月+0.3%)
   1月小売売上高:予想前月比+0.1%(12月+0.6%)

それと、個人的には

15日にイスラエルのネタニアフ首相が訪米し首脳会談があるということにも注目。
娘婿ジャレッド・クシュナーの存在からトランプ政権はイスラエル寄りであるとされていますが
どんなニュースが飛び出すのか…。

今週は基本線はイエレン氏議会証言に注意を払いながら、下がれば買うスタンス。
イスラエルとの首脳会談のニュースで最悪2月もう一段安のリスクは完全に捨てずに
警戒はしておこうと思います。つまり高値で買ったドル円Lとダウはストップ浅め。

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