今日2/14火曜の東京市場は「東芝」と「フリン氏辞任」に押されました。
日経平均は▼220.17円 19238.98円 大幅安。。。。
ドル円相場も113.20円台まで押されました。
14日正午に発表予定だった東芝の16年4~12月期の決算発表ですが、、、
東芝は発表の期日を最長で3月14日に延期すると表明。
この時点で日本株のセンチメントは悪化。
その後、集まった記者団に対して東芝は暫定決算を発表しましたが、、
東芝、暫定決算発表、原発減損7125億円、今期株主資本マイナスに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLCI3J6TTDS401
今期末の純損益見通しは3900億円の赤字に、3期連続巨額損失とか。
東芝株って、日本の機関投資家はじめGPIFも結構保有しているのよね。
GPIFは昨年東芝に損害賠償請求してたんじゃなかったっけ…(;・∀・)
東芝株は決算発表が延期になることを表明後一時、前日比9%安の226円まで下落。
東芝と関連があるようなとこは全滅。
追い打ちかけたのがトランプ劇場、フリン氏辞任のニュース。
フリン米大統領補佐官が辞任-ロシア大使との接触疑惑めぐり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLC9306K50XU01
政権発足から1か月足らずで外交・安全保障政策の司令塔とされるフリン氏の突然の辞任。
米国政策運営への不透明感が高まった格好です。
東芝ショックで日経平均2万円大台は近くて遠い、、、?!
トランプラリーにも暗雲か…?とどんよりした空気で迎えた今夜のイエレンFRB議長の議会証言・
(年2回の注目イベントよ)
FRB議長、追加利上げ3月含め「数回で判断」(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14HAO_U7A210C1000000/?dg=1&nf=1
焦点の追加利上げは「今後数回の会合で判断する」
3月の次回会合も排除しない。
さ、さ、3月ですか?!3月利上げの織り込みは低く、サプライズです。
他には
「経済が軌道に乗れば一段の金利調整が必要になる可能性」
「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」
「FRBは見通しの展開に伴い、金利予測を調整へ」
「FOMCは経済が緩やかなペースでの成長、インフレは2%に向けて上昇すると予想」
「財政政策の変更は見通しに影響する可能性もある」
「経済は引き続きFRBの目標に向けて進展」
「見通しの展開次第で、金利予測を調整へ」
「生産性引き上げが重要な政策を強調」
「失業率は長期正常な見通しに一致」
「長期のインフレ目標は2%」
「企業景況感はこと数か月で改善」
「金利の決定はFRBの2つの目標達成」
「FRBのB/Sを維持することは緩和策を支持」
「住宅ローン金利の上昇は住宅市場をいくらか抑制する可能性」
「賃金は上昇、労働市場は広範に改善」
なんか、かなりタカ派でおとなしいハト派のイエレン議長の発言とは思えない…
ということで、ドル円がドカーンと上昇中です。
現在0:40時点で114.30円台。本日東京市場安値から1円以上上がってますね。
加えてラッカー・リッチモンド連銀総裁も
「3月利上げの論拠は弱くない」「ペースを上げる時が来た」
「今年3回を超える利上げ要する可能性も」
「後手に回るリスクがある程度存在する」
「バランスシートは、できる限り早い縮小望ましい」
などと発言してドル高に油を注いでいる模様。
引き締め加速の思惑ですので、今夜は米株は軟調ですが
(現在ダウ平均は20ドル安)それでも、この程度の下落なら問題ないですね。
ということで、米国債利回りが上昇中。ドル高進行中。
東芝ショックを米早期利上げ観測が吹き飛ばすかもしれません。
113円台のドル円ロングは115円台乗せで一度利食いたいのですが、
このまま3月FOMCまで利上げ織り込みが続くようなら
118円台高値を目指す展開もあるかしら??
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そして、今日は米国のインフレ指標に失望しポンド下落も、
イエレン議長発言でドル円上昇につれポンド円はV字反騰。
英国:1月のインフレ率1.8%、予想ほど伸びず-中銀目標に達せず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLCZ7A6K50XS01
1月の英消費者物価指数は前月比▼0.5% 12月+0.5%からマイナスに転じました。
前年比は+1.8%と前回の+1.6%から伸びが加速も、予想+1.9%には届かずで失望。
この結果を受けてポンド相場が急落したんだけど、、、
同時に発表された生産者物価指数が良かった。
1月英生産者物価産出指数、前月比+0.6%(予想:+0.3%)
他にも、算出、投入指数がすごくよかったのですよ。。
1月英生産者物価「投入指数」前年比+20.5%(予想:+18.3%)
1月英生産者物価「コア産出指数」前月比+0.5%(予想:+0.3%)
どういうことかというと、今後のインフレ加速が示唆される内容と
受け止めることもできる、ってことです。
ということで、ポンド円を急落後の戻り途中141.35円で拾ってます。
その後、ドル円上昇につれ高となって現在142.60円台。\(^_^)/
146円半ばがターゲット。
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それから豪ドルも堅調ですね。
1月豪企業景況感指数、同信頼感指数はともに前月から上昇。
*景況感指数は12月の10から16へ上昇
※信頼感指数は 6から10に上昇
おまけに中国の指標も悪くない。
中国の生産者物価、2011年以来の伸び-世界的リフレ見通し強まる
更新日時 2017年2月14日 12:48 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLCDEI6K50XT01?cmpid=yjp
中国の1月の生産者物価指数(PPI)は2011年以来の高い伸び。
16年9月に前年同月比でプラスに転じた後、5カ月連続で上昇。
インフラ投資の増加などを背景に、国内需要がやや増加
中国は今、鉄鉱石とか石炭の輸入を増やしています。
オーストラリアは中国への輸出が増加、景気も上がると思われます。
ということで、豪ドル円などもすごくいいと思うわ。
中国は金融危機回避、27年までに高所得国に-モルガンSが強気な予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLCRVN6JIJV001?cmpid=yjp
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2017年2月15日水曜日
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