今夜発表された
①米1月小売売上高 +0.4%(予想 +0.1%)
②NY連銀製造業景気指数 18.7(予想 7.0)
③米1月消費者物価指数 +0.6%(予想 +0.3%)
軒並み強い数字となったことで、米債利回り上昇。
3月利上げ織り込みが上がったことでドル高が進行しましたが、、、
その後発表された指標が予想に届かず。
①1月鉱工業生産指数 ▼0.3%(予想 0.0% 前回 0.6%)
②設備稼働率(1月) 75.3%(予想 75.4% 前回 75.6%)
③2月NAHB住宅市場指数 65 (予想67)
これらの指標悪化を受けて、ドル買いの修正が起こっているようです。
ドル円相場は小売りと消費者物価指数、製造業景気指数の好結果で
114.95円まで上昇したのですが、鉱工業生産、設備稼働率、住宅指標悪化を受け
現在113.85円近辺まで下落してきています。
対ユーロ、対ポンド、対オセアニア通貨で見ても軒並みドル安に。
おそらくこの反応は一時的なものかと思っています。
115円にかなり大きめのオプションの存在があったとかないとか、、、
これに阻まれてドル円相場は115円タッチ目前にして力尽きたものと
思われますが、115円のオプションは
今夜のNYカットで消滅するとかしないとか・・・。
115円節目が軽くなれば、超えてきて、景色も変わるでしょう。
大きな流れとしては2/14のイエレン議長の議会証言以降、
米金利の上昇が続いています。
米10年利回りは再び2.5%台にタッチ。
大台乗せ値固めトライの動きとなっています。
米金利上昇でドル高傾向は継続ですが、金利高でも株価が崩れません。
ダウは今夜も90ドル程度上昇しており20500ドル台をしっかりと超えており
21000円ドル大台もそう遠くない印象です。
これはおそらく、先週の航空関係者首脳らとの会談でトランプ大統領が
今後2-3週間のうちに税に関する驚くべき発表をする、と発言したことへの
期待が株価を支えているということなんでしょう。
2/28にトランプ大統領の議会証言が予定されていますが、
この時までは、この強気が継続するとの見方が広がっています。
株式、ドルの値ごろ売りは危険ということね。
イエレン議長はずいぶんタカ派となった印象ですが
任期は2018年1月までということで、あと1年弱です。
トランプ氏は大統領選期間中にFRBの解体などを口にしていましたが
イエレン議長は最後任期を全うするまでにやるだけのことはやるという
意思表明をした(人によっては喧嘩を受けて立った)という指摘が
ありますが、あの豹変ぶりを見るとそんな風にも見えないこともない(笑)
2016年3-4回利上げを実施する見込みであったものが、
実際にはたった1回になりましたが、2017年は3-4回の利上げがありそう…。
今夜はちょっとドル高の揺り戻しにあっていますが、
基本はドル高方向じゃないかと思ってます。
このところ、コモディティが上昇していることと
金融政策では利下げサイクルが終わったとの見方から
豪ドルが強含みの展開となっていまsので
今日は豪ドル円を87.34円でロングしています。
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