2017年3月14日火曜日

今年はドル円相場はレンジじゃないかなぁ…。
少なくとも夏場くらいまでは、もし上昇しても118円、年初の高値まで。
下値は112円台くらいとみておきたいですが、110円があっても不思議はないかな。

どう考えてもトランプ政権の減税、規制緩和、財政出動はドル高、
年3回、ひょっとすると年4回の利上げ観測もドル高。

基本はドル高バイアスが強いのは承知の上。
だから、円高になるとは思っていません。

ただ、やはり米国の本音としては過度なドル高を望んでいないということが、
今週末のG20で改めて織り込まれそうな予感。

今週は17─18日にドイツでG20財務相・中央銀行総裁会議が予定されています。
すでに共同声明の草案が出ていますが、
為替相場の安定維持をうたうお決まりの文言が削除されたほか、
「行き過ぎた世界的な不均衡」という文言が約10年ぶりに復活しているようです。
これは多額の貿易黒字を抱えるドイツや中国を指しているとみられます。
こうした小さな文言の修正から、米国は貿易赤字や製造業凋落の原因とされる
ドル高の解消を望む米国の思惑が反映されているとの指摘も。
この草案のままの形で採択されれば為替市場にも影響が及ぶ可能性があります。

つまり、ドル高にはなりにくく、他通貨が買われる可能性。

ドイツと中国をターゲットに不均衡是正を米国が打ち出すなら、
ドイツ=ユーロが上昇していく可能性が大いにあるんじゃないか?!
という気がしてきました。

もし、それがなくても、
3月ECB理事会の声明の変化、QE縮小前の利上げの議論などは
ゲームチェンジとなるような大きな変化である可能性だってあります。

ということで、ここからはユーロロングのタイミングを模索しようかと思ってます。
先週のECB理事会後、急伸していますので、ちょっと調整がくるかもしれませんので
その調整をうまく拾えたらいいかな。

ドル円に関しては、ドイツ、中国ほど目の敵にされていない印象ですので、
(安倍首相の外交の成果もあると信じたいですね)
それほど円高になるリスクがあるとは思いませんが、
しばらくは111~115円台でのレンジ相場を強いられるんじゃないかなぁ。。。

先週末の雇用統計の数字があれだけよかったにもかかわらず
ドル円相場が週明けから軟化したのは
ロス米商務長官が日本との2国間の通商協定は「優先度が高い」と述べたことが
きっかけだったとの指摘もあります。
トランプ政権が対日貿易赤字の削減に向け、円安の進行を容認しないのではないか、
との思惑が広がったというんですね。

優先度が高いという発言がそれほどネガティブに受け止められるものかと
釈然としない気もしますが、やはりトランプ政権は、政策はドル高でも
本音ではドル高を歓迎していないという市場の警戒が強いということであり、
特に今週はムニューシン財務長官のG20デビューがクローズアップされるでしょうから
ドルが上がりにくい1週間となるんじゃないかと思っています。

それから今週13日にトランプ大統領が予算教書を提出するんですね。

米予算教書、共和党内の財政運営巡る意見分裂生む恐れも
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-budget-idJPKBN16K09D?feedType=RSS&feedName=topNews

ということで、これまで期待先行でラリーが続いたマーケットが一服するかも。
どんな内容になるかはわかりませんが、
共和党内の財政運営巡る意見分裂生む恐れも、とあるようにすんなりと
議会を通るものになるとは思えません。

だからと言って暴落するという話ではないのですが、
足元でちょっと気になるのは原油が3か月のレンジ下限を下抜けて
WTI価格で50ドル台を割り込んできていることね。

ファンドのロングポジションが過去最高に積みあがっていたものが
手仕舞いにさらされているだけですが、原油価格の下落が
米株に悪影響とならなければいいなぁ・・・
去年2016年は原油下落が米株はじめ世界の株式市場の下落を招きました。
これを、12月に米国が利上げしたためだと指摘する向きもあれば
人民元安が進行したためのチャイナショックだったと指摘する向きもあり、
必ずしも原油安だけが犯人ではなかったと思われますので
過度な警戒は無用かも、ですが。

それと、日本株市場の上値を抑えそうなのが東芝の決算。

2月の決算発表時に3月14日まで延期するとしていましたが
明日が3月14日。ところが、現在伝えられているのが再延期だそうで。。。

米原発問題で決算報告を延期するのは2回目となりますが、前代未聞。
東芝株は上場廃止になる可能性は否定できません。

そうなると、積極的に日本株を買う地合いではなくなりますよね。
今週はただでさえリスクイベントが多くて警戒が強いのに、
余計なネガティブ材料が出て来ちゃったわ。

ドル円が下落することがあれば長期的には拾いたいですけど、
現在の114円台、しかもFOMCを控えた現時点では手出し無用かしらね。

FOMCで急落があれば買おうかな。レンジ下限は112円アラウンド。
ここまで下がれば。。G20が気になるので、中途半端な値位置での買いは避けようと思います。


日足チャートで面白いのが豪ドルドル。
一目の雲が見事に下落を止めて反転しています。
今週ドルが軟化しそう、ということで0.7571ドルでロング。

それから、ブレグジットの正式な法的手続きを今週開始する公算が大きい英国。

EU離脱手続き始めるメイ首相、強い立場だが難題も
http://jp.wsj.com/articles/SB10990999303708163871104583019430798579250

先週まであまりにポンド売りが続いたので、
ポンドドルも1.2207ドルでロングしています。

結局、大局では豪ドルもポンドもレンジなんじゃないかと思うのですが
レンジ上限までの上昇を狙って・・・。

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