やはり「15日」を警戒した売りが止まらぬままNYクローズとなりました。
14日、米国がアフガニスタンに大規模爆風爆弾(MOAB)
※核を除くすべての爆弾で最強の破壊力だそうです~を投下、
北朝鮮への圧力を強めています。
懸念された金正日生誕105年記念軍事パレードは滞りなく実施され
16日早朝午前6時21分、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し失敗したという
報道がありました。平日マーケットがオープンしていた時の出来事だったら
ドル円は売られたでしょうか・・・。
米国は「失敗に対処する必要はない」と、静観の様相。
失敗したことが功を奏しているのか、それともまだ機が熟していないだけなのか。
(陰謀論の類かもしれませんが、
すでに米国はサイバー兵器によって北のミサイルを止めることも、
逆に意図していなくても発射させることも可能だという指摘も。)
イランの核施設も米国とイスラエルが開発したマルウェア『Stuxnet』により
オペレーションを奪い放棄させたとも言われています。)
おそらく、「事」は米国のタイミングで始まる(終わる)んだと思うのですが、
それでも読めないのが、北朝鮮の出方で、万が一の暴発の可能性もぬぐえない、
というのが、リスクとして横たわっているんですよね。
ミサイル1発を発射したことにどんな意図があったのか…。
ということで、次は25日の朝鮮人民群創設85周年イベントですが、
緊張は続く、、ということになります。嫌な相場ね。
ペンス米副大統領のアジア歴訪日程から、
19日までは戦端は開かれないとの指摘も・・・。
16日ソウル着
18日東京着
20日ジャカルタ着
22日シドニー着
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ドル円相場は108.80円水準がブレグジット安値から
トランプラリー高値の半値なんだけど、
NYクローズで108.55円まで下げています。
騙しに終わって今週反発できるのか、このまま下げるのか。
有事リスクはそのタイミングを予想してもわかるワケがないので、
有事想定でリスクポジションを軽めにしておくしかないでしょう。
ただし、何かがあって急落した折には、拾える心構えを。
全ての資産の中で急落時に一番拾いたいのは米株ですが、
米株は今回それほど下げていませんね。
米株はチャート的にこの夏までに大きく下げそうなムードですので、
そのタイミングで米株を買う準備だけは整えています。
日本株はすでに下げているので、その時にさらに下げちゃうかと思うと
うんざりですが、これも、やはり国策相場ですので崩壊で下落トレンド入りは
考えにくく、思わぬ安値は拾うスタンスでいいでしょう。
そのレベル感だけです。18000円割れも想定したポジショニングで。
ドル円も105円程度の円高予想が珍しくなくなってきていますので
その近辺まであれば買い。
今週は一時的に15日リスクを無難に経過したことで反発、戻りが
見られるかもしれません。その戻りを短期的に買ってみたい気もしますが、、、
その場合はデイトレ、スゥイングでしょうか。
108.50から売り参戦する気にはなれませんね。
週明けの地合いを見て短期的に買い参戦するかも。
ただし、週明け17日㈪はイースターマンデーで欧州休場。
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◆金利に絡むニュースとして米指標。
3月米 CPI消費者物価指数 前月比▼0.3%(予想 横ばい下回る)
コア指数 前月比▼0.1%低下(予想+0.2%)
3月米小売売上高 前月比▼0.2%(予想▼0.2%)
自動車を除いた数値 前月比 横ばい(予想 +0.1%下回る)
インフレ指標も冴えず、10年物利回りもレンジ下方ブレイク。
※米10年利回り
日米金利差縮小も円高要因。
インフレが確認される内容であっても、今は安全資産の米国債に資金が
流れ込みやすく、その意味でも米金利は下落圧力が強い。
ドル円はその意味でも冴えないんですね。
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◆為替報告書
14日公表された半期為替報告書。
トランプ大統領が公約としていた中国の為替操作国への認定を見送り。
米中首脳会談で、トランプ大統領から出された宿題、
米国の対中貿易赤字削減に向けた「100日計画」の策定への
無言の圧力にもなろうかと思います。
米中間の「貿易戦争」の勃発をひとまず回避し、猶予が与えられた格好ですね。
日本には「円が過大に評価されている証拠はほとんどない」などと
円相場に上昇余地があるとの見方を示唆したものの
露骨な懸念表明は避けています。この報告書が円高圧力をさらに高めるというもの
ではありませんでしたが、ドル円相場が110円近辺にまで下落したタイミングで
「ドルは強すぎる」などと言い出すトランプ大統領のことですから、
18日に初会合を控えた日米経済対話での貿易不均衡を巡る協議で
米国がドル高の是正を持ち出す可能性は捨てきれないとの指摘も…。
※麻生副首相兼財務相とペンス副大統領という日米のNo.2同氏による会合
18日に日米経済対話 「貿易」争点化回避できるか
http://www.sankei.com/world/news/170416/wor1704160057-n1.html
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次の週末はフランスの大統領選なんですよ。。。。
なんか、日本は有事リスクでそれどころじゃないんだけど、
フランス大統領選は米国大統領選に酷似しているという指摘もあって
(移民排斥、EU離脱は声高に叫べないので隠れルペン支持が多いとか)
こちらも楽観視できないと思います。
焦点:大混戦の仏大統領選、支持候補なく異例の高棄権率か
http://jp.reuters.com/article/france-election-idJPKBN17G07X?feedType=RSS&feedName=topNews&sp=true
~「とにかく信じられない選挙だ。高いと予想される棄権率もさることながら、予想がまったく不可能なのが衝撃的だ。国民は極めて奇妙な理由に基づき、フィヨン氏とメランション氏、ルペン氏とマクロン氏の間を揺れ動いている」と嘆いた。
決選投票は連休の最中に実施されるため、多くの有権者は不快で面倒な選挙に足を運ぶより、海や川に遊びに出かける方を選ぶかもしれない。
パリ近郊に住むドリアヌ・スラマニさんは「もうたくさんだ、家にいよう、と呼びかけている。投票に値する候補者がいない」と話した。
今は、キャッシュ比率を高めて急落を拾う準備が正解かなぁ…。
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