2017年5月12日金曜日


11日木曜 NZドルが急落。RBNZの金融政策で金利据え置き発表後。

一部で、インフレ観測からタカ派的コメントが期待されていたことが
急落の背景。結局、前回から変更なし。

インフレ期待に変化ない、金利バイアスは中立=NZ中銀総裁補

http://jp.reuters.com/article/newzealand-economy-rbnz-idJPKBN18706E

~投資家やアナリストはインフレ期待を巡る
「ノイズにまどわされる」ことがあってはならないと指摘した。

だそうで💦 インフレ指標を見て勝手にRBNZがタカ派になるだとか、期待するな
ってことですね。

第1・四半期のCPIが前年比2.2%上昇と中銀見通しの1.5%を上回っており
2011年以降初めて中銀目標レンジの中間値に達したことで
アナリストの間では「中銀が引き締め時期を2019年終盤から前半に前倒しする」
との見方が出ていたことへの失望によるNZドル下落でした。

クロス円で見た場合、キウイ円って底入れして上昇トレンドに入った
ようにも見えていたのですが、レンジ相場に入るのかなぁ。。。

それでも今後も強いインフレ指標が出れば、RBNZのスタンス変更もあるとした
期待は出てくるものと思います。
RBNZって手のひらを返したようにスタンスを変えることがままあります。

そして同じく11日木曜はスーパーサーズデー

同じく英国、BOEの金融政策は現状維持ですが、こちらもポンド下落に見舞われています。

カーニー総裁が
「弱いポンドは英収支の支援材料になっている」と発言。

また今年のGDP見通しが引き下げられていましたね。
インフレ見通しは来年以降引き下げられています。
この辺りもポンド売りの背景。

※成長見通し

2017年1.9%(従来2.0%)に引き下げ
2018年1.7%(従来1.6%)引き上げ
2019年1.8%(従来1.7%)引き上げ

※インフレ見通し

2017年2.7%(従来2.4%)と引き上げられるも
2018年2.6%(従来2.8%)
2019年2.2%(従来2.5%)と来年と再来年が引き下げられています。

最大の注目は利上げを唱える委員の数。

政策委員の投票は7対1と、利上げ主張は前回同様にフォーブス委員のみ
今回、もう一人増えるんじゃないかって話もあったみたいですが、、、

ということで、キウイ、ポンドが急落した木曜、、、

ドル円相場も114円台までで、、、頭が重くなってきました。

今回の高値は114.36円、11日木曜113.45円まで調整入り。

ドルに関してはトランプ政権がFBIのコミー長官を解任したことが
上値を重くしているとの指摘があります。

4日、下院を通過したオバマケア代替法案ですが
上院を通過するには60議席が必要なところ、共和党は52議席。
民主党から8議席の賛成票を獲得しなければならない状況ですが
コミー長官を解任で民主党からの反発必至、という状況になろう、ということで
上院通過は一筋縄ではいきそうにありません。

これが通らなければ予算成立が遅れて、減税政策施行も来年になる、、、
というようなことが、足元のドル買いの修正につながるということでしょうか。

日経平均も先物で20000円タッチも現物では20000円の壁は厚く
12日㈮は反落100円を超える大きな下落となっており、
ドル円の上値を抑える格好。
今日SQ通過で、いろいろな思惑が一段落したということもあるでしょうか。

また、フランス大統領選第1回投票の4/24からのリスク回避の巻き戻し相場も
一服したようです。中期的にはまだ上を見ているのですが、
足元では日柄、あるいは値幅の調整がないとさらなる上昇は難しいかと。
ドル円は108から114円まで上がりましたものね。
日経へ18800円台から20000円目前まで1000円あまり上がりました。

ということで、全てのドル円、クロス円のロングポジション、
一度手仕舞い収益確保としたいと思います。
また下がったところで買いなおす所存。

ポンド円の139.88円L 140.32円L → 146.62円
ユーロ円123.92 → 123.80 ロスカット
ドル円113円L → 113.82円 

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