2017年5月11日木曜日

10日水曜早朝、北朝鮮の駐英大使が6回目の核実験に向けて準備を進めている
との報道があったことで一時114.30近辺まで上昇していたドル円相場が113.64円まで軟化。
しかし、下がりきらずに高値もみ合いに入ったようです。
NY時間にかけて114円を挟む攻防が続いていますね。

9日夜の時間外取引で日経平均先物が一足先に2万円台へ、ドル円は114円台まで
上昇していたことで、10日水曜の日経平均現物市場でも2万円大台回復か?!と
期待しましたが、日中の高値は1万9938円。

終値は年初来高値となる前日比57円09銭高 1万9900円09銭でした。

北朝鮮リスクがドル円上昇に水を差し、利益確定売りをもたらしたものと
思われますが、そうじゃなかったとしても2万円節目にはいろいろと
思惑、、、トラップがありそうです。

株、2万円で待ち構える日経リンク債の大量償還 1兆円規模の見方も
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10H6G_Q7A510C1000000/

記事から~

「日経リンク債」の早期償還に伴う大量の先物売りへの警戒を強めている

※日経リンク債はデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ仕組み債の一つ。受け取れる利息や償還時の元本が日経平均の水準で変わる金融商品で、運用難の個人投資家や学校法人などに人気が高い。投資家は仕組み債を通じて日経平均オプションの「プット」(売る権利)を売り、その売却代金が利息に回ってくる仕組みだ。

リンク債を新規設定した証券会社は、リンク債のプット売りに対応するため、プットを買い、同時にそれをヘッジするため、株価指数先物に買いを入れる。

この債券の多くには「早期償還条項」がついている。日経平均があらかじめ設定された水準である「ノックアウト価格」に到達した場合、満期日を待たずに元本償還されるという特徴だ。

設定時から相場が今回のように急騰し、あらかじめ決められていたノックアウト価格に日経平均が接近すると、運用会社は早期償還にそなえて先物を売るという行動を取る。日経平均がノックアウト価格に到達した時点では設定時に購入していた先物買いの持ち高はすべて解消されていることが多い。

日経平均を対象とした公募リンク債の残高は8日時点で約1兆5500億円。同社の若勇昌克社長は「2万から2万300円の間に6300億円程度の早期償還を迎えるリンク債がある」と指摘する。この集計は公募分だけで、私募分も含めれば同じ価格帯で「1兆円規模はあるのではないか」



あるいは、まだまだこの上昇に懐疑的な向きもあるようで
こちらは為替ネタですが、、、


「それでも円高」観測のワケ 市場に根深い中銀不信

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16172100Q7A510C1000000/

FRBが物価上昇率が2%にタッチする前から利上げに固執するのは不自然、
そして「動かない日銀」、、、、などを鑑みるとこれ以上のドル高はない?!

だからこその(弱気がいるうち)トレンド継続でしょう。
諸手をあげてドル買いとなったら、上げ相場は終わりです。今はまだ。


日本株の買い手は海外勢、4月4週まで4週連続で現物株買い越。
売り向かったのは個人、4月第4週の売越額は4448億円と今年最大。

先物は海外勢が4月4週に 4週ぶりに買い越に転じています。
買越額は4491億円でおよそ6カ月ぶりの高水準だそう。

買い越しに転じた、とはいえ、3月2週から4月3週にかけて
海外勢による売り越しは1兆3000億円あまりあったそうですから
まだ買い戻せていない売り玉があるとの指摘も。
要するに、海外勢の先物買いの流れはまだ続きそうだということ。

2万円節目には、いろいろな思惑が仕込まれているということで
多少はじかれて時間を要するかもしれませんが、時間の問題で
早晩2万円大台回復を迎えると思われます。

北朝鮮リスクが囁かれれば囁かれるほど警戒する個人、
それに向かう海外勢という形での高値更新、という相場かな。

ということで、ドル円、ポンド円、ユーロ円ロング継続のまま。

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ドラギ総裁、オランダでの議会証言が注目していた向きもあるようですが

・フォワードガイダンスはテイル・リスクに備えること意図した
・いくつかのテイル・リスクは軽減もしくは軽減が可能
・QEに出口について検討する時期には至っていない
・ECBは名目賃金の上昇の兆しが早期に現れると確信

といった内容で新味はなく、ユーロを動かすほどの材料ではなし。

ユーロドル相場は短期トップアウトに見えますが、
ドル円が強いのでユーロ円は踏ん張りがきいていますね。

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MEMO 

恐怖指数の低迷は恐怖到来の警鐘

https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170510-00000054-dzh-fx

1.恐怖指数(ボラティリティ・インデックス:Volatility Index)

■過去の高値
・1990年8月:イラク軍クウェート侵攻(36.47)
・1997年10月:アジア通貨危機(48.64)
・1998年10月:ロシアデフォルトとLTCM破綻(49.53)
・2001年9月:アメリカ同時多発テロ(49.35)
・2002年7月:エンロン不正会計事件(48.46)
・2002年8月:ワールドコム破綻(45.21)
・2003年3月:イラク戦争勃発(34.40)
・2008年9月:リーマン・ブラザーズ破綻(48.4)
・2008年10月:世界金融危機(89.53)(※史上最高値)
・2010年5月:PIIGSの国債のデフォルト懸念(48.20)
・2011年8月:S&Pが米国債を格下げ(48.00)
・2011年10月:ギリシャ国債のデフォルト懸念(46.88)
・2015年8月:中国ショック(53.29)
■過去の安値
・1993年12月:8.89(※史上最安値)・・・1994年の米国とメキシコの金融危機
・2006年12月:9.39・・・2007年のサブプライムローン危機
・2007年2月:9.70・・・2008年のリーマンショック
・2017年5月:9.56・・1977年、1987年、1997年、2007年の「7年」危機への警鐘か?

 5月8日の恐怖指数( VIX)は、9.67(2007年以来の低水準)まで低下し、9.77(1993以来の低水準)で引け、9日には9.56まで低下した。1994年には、米国の金融機関が3L(Land不動産・Latin America中南米・LBO)により金融危機に陥り、メキシコ金融危機が勃発した。2007年の夏には、パリバショックに襲われ、2008年秋にはリーマンショックに襲われた。

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