2017年6月5日月曜日

米雇用統計と貿易収支の数字に、
2日㈮ドル円相場は再び110円台へと急落したのですが、
今週はイベントが多く、リスク回避機運が強まる可能性もありますね。

なんといっても 6月8日木曜です。

イギリス下院選挙
ECB理事会
そして米コミー元FBI長官の議会証言

英、欧、米 にリスクイベントが!
(・・・・ECBはリスクイベントじゃないか💦ただ金融緩和政策に終わりが
 近いとされていて、フォワードガイダンスの変更の可能性が指摘されています)

110円台には本邦機関投資家勢の買いが並んでいて、サポートされるだろう、
と思って週末2日には110.48円でドル円をロングしていますが、
ふと思い返されるのが、同様に本邦機関投資家らの買いが支えていることで
110円は固いとされていた4月、108円台まで円高ドル安が
進んじゃったことがありました。

この時は米空母カールビンソンが朝鮮半島に向け出航、
北朝鮮の創建85周年記念イベントを控え、有事リスクが嫌気され、
おまけに米中首脳会談の最中に米国がシリア爆撃していたこともあって
有事への緊張が高まっていたのよね。

この有事警戒で、本邦機関投資家らのドル買いが一時的に引いてしまっていた、
と指摘されています。

そこへ、トランプ大統領がドルは強すぎるとドル高けん制発言。

これで110円が割れて108円台まで落ちてしまった苦い記憶が。。。

今週6月8日に向けての警戒から、この本邦機関投資家らのドル買いが
様子見のために引いてしまうということがなければいいですが、、、💦

もし、こうした買いが入ってこなければドル円相場が110円を割れる
リスクは否定できませんけれど、その場合でもこの4月の安値108.13円が
意識されて買われると思いますけれど・・・。

5月分の雇用統計の数字が悪く、米貿易収支の赤字幅拡大で
年内の米追加利上げに慎重な見方も出てくるかと思われます。
(さすがに6月は利上げするでしょうけれど、9月、12月の利上げは?)

※米10年利回り


米長期債利回りも再下落の様相。

追加利上げが遅れる、金利上昇ペースも緩やかである、ということなら
株は崩れないでしょ、ということで、NYダウも史上最高値更新。

※ダウ平均



しかし、先週日経平均は2万円の大台回復しています。
これが騙しとなって、今週2万円を割り込むこともあるでしょうか・・・・?

米株が最高値を更新、日経平均とドル円の相関も低下してきました。
ドル円が上昇しなくても、米株が崩れない限り日本株も大丈夫だと思います。
機関投資家らはアンダーウェイトだった日本株の買い入れを始めたばかりです。

決してドル円と日本株が同じように動くのが正解ということではないでしょう。。。

 ※日経平均とドル円比較チャート(青いラインがドル円)
ドル円、ユーロ円、ユーロドル、キウイ円、日経平均ロング継続。

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ECB理事会については声明の文言変更などが思惑として期待されています。

ドラギ総裁は慎重姿勢を崩しておらず、緩和策の正常化に向けての
地ならしはまだ先との見方もありますが、ドイツが出口に積極的ですし
4月理事会議事録では「6月理事会は景気回復とインフレ見通しの再検証について
4月よりも適した位置にいる」という内容のコメントがありましたので
可能性は高いと目されています。

これが、足元のユーロ上昇の大きな材料となってきていますが
ファンドが凄い勢いでユーロ買ってるよね。
リスクと言えばこのファンド勢のポジションかな。

ECB理事会に向けてユーロ上昇、ユーロ買いが旺盛となるなら
理事会前が高値となって、文言変更があろうとなかろうとユーロが
利食い売りに押される可能性がありますので、
私のユーロロングも今週、そのタイミングで利食いを考えたいところ。

◆IMM通貨先物ポジション

ファンド勢はユーロを4週続けて買い越し。
買越幅は前週比8024枚多い7万2869枚と、2011年5月3日以来6年ぶりの大きさ。


英国下院選挙については正直よくわかりません。

保守党の支持率が落ちて労働党が躍進と伝えられており、
それがポンド売りの一因となっているようですが、

ハードブレグジットを掲げる保守党、メイ首相よりも
労働党のソフトブレグジットのほうが英国にとってはいい、という指摘もあり
果たして保守党勝利がポンド高を演出するという理解が正しいのかどうか…

むしろ番狂わせの労働党勝利でポンド高になるって可能性もありそうで、
難しい、、、だからポンドには触らないでおこうと思います。

メイ氏、狂う「圧勝シナリオ」 8日に英総選挙

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17281900T00C17A6EA3000/

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今週の主な予定 

5日(月)
5月中国財新サービス業PMI

4月米製造業受注
5月米ISM非製造業景況指数

6日(火)
RBA・豪中銀政策金利
4月ユーロ圏小売売上高

7日(水)
豪GDP(第1四半期)

★8日(木)
日本GDP改定値(第1四半期)
ECB政策金利 ドラギECB総裁、記者会見
英下院総選挙
コミーFBI長官、上院情報特別委員会で証言

9日(金)
5月 中国消費者物価指数・生産者物価指数

11日(日)
伊地方選挙
仏国民議会選挙、第1回投票


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景気は良くなっていないとの街の声がメディアでは大きく
取り上げられている印象ですが、バブル期超えの指標がたくさんあります。

本当に景気は悪いままなんでしょうか。
バブル絶頂期の1980年代でも日銀短観の景況感では景気が悪いとの回答だったわけで。

求人倍率・GDP…バブルの芽は? 市場ご意見番に聞く
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL30HJR_Q7A530C1000000/?df=2

安倍晋三政権の経済政策アベノミクスは5年目に入り、「バブル期超え」や「バブル期並み」の高水準を示す指標が目立つ。

高水準にある主な経済指標
・4月の有効求人倍率1.48倍、43年ぶり高水準 完全失業率2.8%
・実質GDP、バブル期超え5四半期連続成長
・景気回復、戦後3位 バブル期抜き
・2016年の首都圏マンション販売価格、3年連続5000万円超え
・日経平均株価、1年半ぶりに2万円回復
・上場企業の17年3月期、純利益18%増で過去最高に

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