2017年6月18日日曜日

週末16日(金)は米国の住宅指標などの悪化を嫌気して
せっかく111.40円台まで上昇してきたドル円相場が110.60円台まで急落。

先週はFOMCという大きなイベントをこなしてドル円相場は上昇していたのですが
(実際にはBOE,英国の金融政策がタカ派だったことがトリガーですが)
2015年12月から計4回利上げしてきた影響が一部で懸念され始めています。

◆住宅着工

5月米住宅着工件数 109.2万件(予想 122.0万件・前回 117.2万件)
5月米建設許可件数 116.8万件(予想 124.9万件・前回 122.9万件)

※住宅着工は3ヵ月連続の減少、2016年9月以来の低水準
(一戸建住宅 前月比▼3.9% 79.4万件と2ヵ月ぶり減少)
(集 合 住 宅 前月比▼9.7% 29.8万件 5ヵ月連続のマイナス)

※許可件数も前月比▼4.9% 2ヵ月連続減

住宅は金額が大きいのでローンですね。
昨年米長期債利回りは1.3%台まで低下していましたが
トランプラリーで2.6%まで急騰、現在はなかなか上がらない金利と揶揄されつつも
2.1%台ですので、水準は大きく切り上がっています。
考えられるのはローン金利の上昇が住宅市場に影響を及ぼしているということ。

同じように自動車販売も落ち込んでいます。

4月の米新車販売4.7%減 先行き懸念強まる
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN03H1T_T00C17A5000000/

4月の米新車販売台数は142万6126台と前年同月比4.7%減、減少は4カ月連続。

指摘されているのは、自動車ローン金利の貸し倒れリスク
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM30H4A_Q7A530C1000000/

「自動車ローン」でサブプライム問題? 規模は20兆円 米国

https://zuuonline.com/archives/153651

オートローン119兆円のうち2割がサブプライムだそうで。

米追加利上げが呼び起こすサブプライムの悪夢と不安

http://ascii.jp/elem/000/001/500/1500372/

それでもって、米利上げが今後トンデモナイ米株の暴落を
引き起こすのではないか、という懸念。

その事実自体は否定しませんが、2007~2008年当時と決定的に違うのは
金額が明確であること。リーマンショックまでの道のりでは
負債の金額が明らかになっていなかったために信用リスクに繋がりました。

今回はリスクがどの程度か目に見えていますので、当時ほどのショックには
ならないと思っています。ただし、確かに株価は割高であると思いますので
年内どこかで20~30%程度の修正があっても、不思議はないでしょう。
そのトリガーが米利上げだった、ということになるのかもしれません。
(リーマンの時は2007年高値から2009年3月まで米株は56%も下落しました。半値です)

ただ、株価の大調整がいつ来るのか、ということを予見するのは難しい。

米株市場ではヒンデンブルグオーメンが点灯した、とか、ナスダックがヤバいとか
色々に指摘されていますが、本格的に落ちるのはもう少し先じゃないかなぁと
思っています。だって、週末の米株市場、ナスダックは3日続落もダウ平均は
2日ぶり、またもや史上最高値更新でしょ。
(アマゾンが米高級スーパーのホールフーズ・マーケットを137億ドル(約1兆5000億円)で
 買収すると発表したことで競争激化への懸念から小売株が軒並み売られたにもかかわらず)


ということで、週明けからは米ドル円が持ち直して再びレンジ上限を目指す上昇を
見せてくれるのではないか、と期待しているんだけど💦ポジショントークかな?!

住宅指標の悪化で結構ドル売られましたので、その流れを引き継いで
ドル円相場は110円前半くらいまで落ちるかもしれませんが、、、、

今ドル円相場ってただただレンジなだけ。
上値も重いですが、下値も固い。
今回うまく下値109.50円台で拾えたのでレンジ上限113円台くらいまで
上昇してくれることを期待・・・。

住宅指標とか自動車指標などの悪化は想定できなかったことじゃないと思います。
これで市場が暴落するようなとんでもないリスクではないんじゃいの・・・
金利が上がれば当然出てくる話に過ぎないと思っていますが、
利上げのピッチが速すぎると、さらなる冷え込みとなるでしょうから、
年内の利上げはもうないのかもしれません。

年内もう一度利上げ、あるいはバランスシート縮小を強行すれば、
その時に大きな調整が来るんじゃないかなぁと思っています。
ということで、足元、株、ドル円ともに強気で見ています。

今週は、FOMC明けでブラックアウト期間が抜けているので
FOMCボードメンバーらの発言機会が多いですね。
彼らの発言で神経質に動くリスクはあるかな。。。
住宅指標を踏まえて、今後の利上げに慎重な発言がでれば、
ドル売りとなるかもしれません。その場合、株は支援材料も
ドル円は少し下落を強いられるかなぁ・・・。

19日(月)★ダドリーNY連銀総裁/エバンズ・シカゴ連銀総裁
      豪ロウRBA総裁

20日(火)フィッシャーFRB副議長/ローゼングレン・ボストン連銀総裁/カプラン・ダラス連銀総裁
     英カーニー中銀総裁

21日(水)黒田日銀総裁

22日(木)EU首脳会議 岩田日銀副総裁

23日(金)★パウエルFRB理事上院銀行委員会での議会証言
    ブラード・セントルイス連銀総裁/メスター・クリーブランド連銀総裁

その他、
※21日水曜は米中古住宅販売件数、これも住宅指標なので注目

※22日早朝NZの政策金利発表が。金利は据え置き予想。

~NZ15日発表の第1四半期GDPは前期比0.5%増、前年比2.5%増(予想を下回る)
~NZ16日発表のPMI指数は58.5 (4月56.9から大きく改善)

先週金曜に、NZドル円を78円ジャストに逆指値していたのがヒットして
ロング状態。ドル円上昇でストレートよりクロス円でのキウイロングが妙味あり
と見ての逆指しでしたが、上手く行って80.50円くらいまで上昇。

チャート的には6/7に一目の雲を抜けて強気、転換線がサポートとなる
非常に安定した強いトレンドを形成しています。

今週22日のRBNZ発表で下落することがあればキウイ円は買い増し予定。

興味深いのが、IMM通貨先物ポジションが6/13時点のデーターで
豪ドルが買い越から売り越しに転換、
NZドルが売り越しから買い越に転換しました。
このトレンドがまだ続くのであれば、キウイはまだ買い継続。

カナダ円も日足で一目の雲を抜けてきました。
NZ円のチャートを追いかけるような形状で、よく似ています。
カナダのファンドポジションはまだまだショートが整理されていません。
ショートカバーが続けばカナダ上昇はまだ初動とみることができるかも♪

米国の経済指標悪化で、年内追加利上げに懐疑的なムードが強まれば
米長期金利上昇は見込めず、ドル円はレンジのままかと思われますが、
ユーロや、ポンド、オセアニア、カナダドル、他通貨が上がりやすくなると思われます。
特に出口論議が噴出しているユーロ、ポンド、カナダなどに注目です。
今週はこれらのストレート通貨の押し目も狙ってみたいところ。



足元でドル円ロングなのと、
チャート形状がいいので、キウイ円とカナダ円をロングしていますが
日銀は先週の金融政策決定会合でも黒田さんは出口議論は時期尚早
という立場を変えていません。

黒田総裁、出口の説明避ける 「具体論は逆に混乱」と強調 「時期尚早」封印も
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HRE_W7A610C1000000/

これは、同時に出口論議が盛んになってきている通貨での
クロス円ロングの後押しとなると思われますので、ポジションは継続です。
(米国の追加利上げに懐疑的ムードが強まればドル円ロングは微妙だけど)

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