2017年6月25日日曜日


ドル円相場、動かなすぎ・・・。

6/14FOMC前に下がっていたことと、FOMCがタカ派的であったことで
108.83円までで何とか下げ止まって111円台後半まで反発したまでは良かった。

FOMC後、ダドリー米NY連銀総裁からタカ派発言があって、
ムニューシン米財務長官は、超長期債発行計画があることを明らかにし、
「ドル高は米国の利益になる」との発言。もっとドル上がってもいいんだけどなぁ。。。

先週は、こうしたドル買いが加速してもいい局面でありながらWTI原油価格が42ドル台まで
下落したことで、インフレ期待が後退、米長期債利回りも2.10%台に沈んでしまったことに
上値を抑え込まれて、小動きに終始しました。

※ただしカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は6月のFOMCで、
インフレが目標に満たない中での利上げは間違いだとし利上げに反対していましたし、
カプラン米ダラス連銀総裁もさらなる利上げを支持するには
インフレに更なる改善が必要だとの見解を示しています。

年内は後1回の利上げ見通しが示されましたが、現在のインフレ指標の伸び悩みから
年内利上げは難しいのではないか、という見方も広がっていて、
ここから先は雇用統計などの労働指標よりも、インフレ関連指標のほうが
注目度が上がってくると思います。その意味では原油価格も重要か・・・。

ちなみに、現時点でのCMEフェドウォッチ 9月の利上げ織り込みはわずか14%
12月でも44%に過ぎません。インフレ、消費関連米指標が今後のドル円を
動かす材料となってくるでしょうね。

イエレン議長とNY連銀ダドリー総裁(影響力の強いメンバー)は足元のインフレ低下を
一時的と見ているようです。

ちなみに週末23日㈮に発表された
5月新築住宅販売件数は前月比+2.9%の61万戸と、予想59.0万戸を上回り
4月分も59.3万戸へと56.9万戸から上方修正されています。

ただ、この住宅販売件数が出る前に6月製造業PMI速報値が発表され
52.1と上昇予想に反して5月52.7から低下していたことが、ドルの上値を抑えました。
昨年9月来の低水準。

IMM通貨先物のドル円のドルロングポジションはほとんど変化がありません。
なんか、値動きもポジションの変化も乏しくて、実需以外の参加者が
減っちゃってるような・・・。

日経平均の日中値幅が4日連続で100円以下
2016年9月以来のことだそうで
日本株市場も動意薄ですね。

まだ109円ミドルのドル円ロングは残したままです。
6月最終週、ということで、買い遅れた向きがドル買い、外債買いを
駆け込み的に入れてくる可能性もあるんじゃないかな。

※IMM通貨先物ポジション



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対してユーロ。

22日にECB報告書というのが発表になっているのですが、
経済指標はQ2のGDP成長率を底堅くするとみられる、
生産チェーンなどには物価上昇圧力の兆しが現れつつあるとした内容で、
この報告書の内容を受けて、
ECBが9月にもテーパリング開始か、との思惑が強まっているようです。

ということでユーロが強含み、、、とはいえレンジの範疇ですが。

米国の利上げにも、バランスシート縮小にもドルが上がらなくなってきている中、
一体この後どんな材料が出てくればドル買いに拍車がかかるワケ?!と疑問が膨らむ中、
欧州のテーパリングはやっぱりネタとしてフレッシュなのでユーロ上昇は
さらに続くような気がします…。

上記のIMM通貨先物ポジションをみても
まだまだユーロ買い余地はあるように思います。
むしろユーロロングは減少しており、買い余地が増えたという見方も?!
ユーロはまたどこかで買い参戦を考えています。


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カナダ円をロングしていますが、週末に
5月のカナダ消費者物価指数が発表され予想を下回る伸びにカナダ売りが💦
前月比+0.1%(予想+0.2%、前回+0.4%)
前年比+1.3%(予想+1.5%、前回+1.6%)

原油価格下落にもカナダは反応鈍く、足元買戻しの上昇が続いてきましたが
息切れか?!ただ、指標で買い方の利食いが入った程度との見方もできますので
まだ上昇トレンドが終わったとは言い切れません。

上記のIMM通貨先物ポジションをみても
まだまだカナダショートは大きく、ショートカバーリスクは
(売り方の買戻しでのカナダ上昇の可能性)は残されていると思っています。


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なんか、ここからは大きなイベントがなくて、材料不足。
何もない時のほうが不意を突かれたように動く可能性もありますが
(リスクイベントがあるとそれに備えてヘッジするので逆に動きにくい)
何がきっかけで動き出すか予想できません。
予想できないからこそ、動き出すと大きくなる、という可能性があるわけで。

最も嫌なシナリオは株価崩落でのリスクオフ。
米株が高値圏にあるので、常にこのリスクを意識せざるを得ないのが
今年の相場の特徴、故に、値ごろショートが溜まってきて踏みあげられる
というのが今年の米株のパターンでもあります。

難しい相場ですよねぇ・・・

今週も頑張りましょう、6月最終週です。

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