2017年6月29日木曜日

 今週はね、ECB主催イベント「ECBフォーラム」ってのがマーケットを攪乱してます。

今夜、6/28 22:30~ECBフォーラムにて
ポロズ・カナダ中銀総裁、カーニーBOE総裁、ドラギECB総裁、黒田日銀総裁が
パネルディスカッション。これで今夜はポンドが急騰しています。

まずはユーロから整理しておきましょう。

6/27 ECBドラギ総裁は
「ユーロ圏の景気回復が強まっている兆候があり、デフレ圧力はリフレに変わった」
と発言、マーケットはこれまでのトーンと異なるドラギ発言に
緩和縮小近しとばかりにユーロ買いに転じます。
ユーロドルはこれまでの上値抵抗であった1.130ドルを超えて上昇。
ユーロ円も127円台まで急伸していたのですが

今日28日、ECB関係者の話として
「市場は27日の刺激策に関するドラギECB総裁の発言を誤って判断している」
との報道が瞬間的なユーロ急落を招きます。
21時30分ころ、ユーロドルは1.12914ドル
ユーロ円は126.47円まで急落となりました。

確かに、ドラギさんの発言はまだ金融政策の変更を明言していたものではなく
市場が勝手に出口思惑を強めただけ、、、ということではありますが、、
テクニカル的には重要な上値抵抗を抜けて上昇していたことと、
ECB「関係者」の話であり、ドラギ総裁が明確に否定したわけではない、
ということもあって、ポジションは放置。
瞬間下がったものの、下げ止まって動かなくなっていましたので
滅多売りで失望という値動きじゃなかったのよね。

そうしているうちに、今度はポンド主導でマーケットが動き出し、
ユーロ入って来いで急落前の水準を回復。

基本はユーロは押し目買いでいいんだと改めて思った次第。


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もっと驚いたのが英国です。

BOEのカーニー総裁が
「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」とコメントしたことで
ポンドがぶっ飛びました(; ・`д・´)ヒョエーーー

だってね、先週20日にカーニーさん
「利上げは時期尚早」と発言して、
6/15のBOE金融政策委員会でMPCメンバーらの中で
2人も利上げ派が増加したことで、マーケットに英国の利上げ思惑が
高まっていたところに水をかけたばかりだったんですよ。

どっちやねん、て。

利上げすんのしないの、したくないの、したいの??

マーケットはこの掌返しにポンドショートが踏まされたんでしょう。
ポンド暴騰です。

この動きに乗らない手はないですね。

実はこの暴騰劇の前からポンドはジワリ上昇を開始しており、
昨日の高値1.2860を超えたら吹きそうな形でした。

ということで、今日の高値であった1.2850に逆指値。
これが見事ヒットで、現在ポンドドルロングとなっています。

いかにも下落しそうな形だったポンドドルのチャートですが
昨晩あたりから下げ渋りの様相を呈しており、
今日の上昇で、下落トレンドを明確に否定しています。

つまり、下落入りの騙しが覆された上昇なので、まだまだ上がる。
と思う(妄想)

ポンド円でもよかったのですが、現在の私のポジションが
ドル円とクロス円ズラリで、円安にかけたポジばっかりだったので。。。

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ドル円はというと、112円台までは伸びてきたのですが
やはり、今回の上昇は最初はポンド、次にユーロと
「クロス円主導」だった印象で、ドルが強いから上がったんじゃないのよね。

多少は米10年債利回りもリバウンドしてきましたが、
4月の窓埋め完了で、もっと米金利上昇してくれないかな・・・。

今夜はダウもナスダックも強くて、昨日27日の下落はなんだったんだ。。。
という感じで、本当にゾンビのような米株市場です。

27日はNYダウが98ドル安、ナスダックが100ドル安と
と比較的大きな下落でした。

IMF国際通貨基金が米国の成長率見通しを、2017年は2.1%(前回4月時点2.3%)、
2018年を2.1%(前回2.5%)へそれぞれ引き下げたことや
 米上院共和党が医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案を、
7月4日の祝日を含む休会の後まで採決を延期することを決めたことなどを嫌気。

※IMFは米国政府による経済政策に依然不透明感が強く、
これに伴う景気浮揚効果を除いた結果だと指摘して成長率見通しを引き下げています。

ところが、下落はまたも1日で、切り返しており、
売り方が踏みあげられる相場展開。これがトランプラリー以降
ずっと続いているわよね。売ると踏まれる。。。

ということで、売り方があきらめて新規に買うようになって、
そこから猛烈に上昇してからが、下落リスクなんじゃないか、と思います。
今みたいな相場展開だと、売りが湧いて出てくるのでバブル化していません。

ということで、株はおそらく今しばらく堅調地合い、、、となれば
ドル円もまだ上方向を目指す余地は残されているものと思います。

ドル円ロングは継続。

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ユーロやポンドが上昇し始めたことで、オセアニア通貨から資金が流出しちゃうかな?
と懸念してみていましたが、そのような兆候は見られません。

今朝、中国人民銀行が人民元の対ドルでの基準値を元高へ誘導したことを
きっかけに豪ドルが強含み、豪ドルは高値を更新してきています。

意外とこれが効いてくるんじゃないか、と期待しているのが
鉄鉱石と銅価格の下げ止まり、、、上昇転換か?というチャート。

※鉄鉱石


※銅

資源価格は長らく下落が続き、これが豪ドルの上値を抑える一因でしたが
この重しが払拭されれば、豪ドルがさらに大きく上がるかも?!

ということで、豪ドル円ロング、カナダ円ロング継続です。

中期的には戻りを売られて下落すると思っているけど(;^_^A
原油価格も今週は戻り基調、カナダにはプラスですね。

ユーロが上昇して、ドル安となっていることでコモディティが戻っているだけ、
ということかもしれませんが、コモディティが息を吹き返せば
資源国通貨も同じく上昇する可能性が大きいということです。


※通貨インデックス 

こうしてみると綺麗にドル安、円安に対して
要人発言でぶっ飛んでるユーロ、ポンド高、
コモディティ底入れ期待のカナダ、豪ドルなどの資源国通貨高が鮮明ですね。

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