イエレン議長による12日の議会証言。
市場の事前の思惑は
米景気に強気な見通しを示し、利上げや資産圧縮の加速に踏み込むのでは、、、
というタカ派的発言となるというものでしたが、
「経済見通しには常に、相当な不確実性が伴う」
「インフレがいつ、そしてどの程度、リソース活用の引き締まり
に反応するかを巡る不確実性が挙げられる」と述べ、
利上げについては慎重な言い回しとなりました。
利上げも4回実施して1%、正常化へと引き上げたことで、
ここからの利上げは正常化から引き締め的になると思われることや
(1%は正常化、スタートラインに立った)
6月FOMCでバランスシート縮小のロードマップも示していますが
どちらも一緒にやるとなると、かなり引き締め感が強くなるため
バランスシート縮小なら、利上げは同時にはやらない可能性がある、
ってことじゃないかなぁと、個人的に思ったんだけど、、、
ともかく、市場はイエレン議長最後の証言で
「ここからの利上げには慎重、流動性相場がまだ続く」
との安心感から欧州株、米株が大幅反発となりました。
しかし、日本株はなんだか慎重な展開・・・。
7月13日木曜日経平均 1.43円高の20099.81円
ダウは120ドル高だったんですけどねぇ、、、
利上げ観測後退がドル円相場の上値追いへの期待後退につながったか、
ドル円相場がこのところの調整ムードから脱しきれず
112~113円ウロウロするという冴えない値動きだったせいでしょう。
日本の株価はドル円相場の影響はやっぱり大きいってことか。
ちなみに、海外勢は7月第1週日本株を売り越したようです。
金利意識の海外勢、7月1週に日本株売り越す-信託銀買越額再び最高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-13/OT0R4R6KLVR401
「世界的な金利上昇に備え、一部の海外勢が売りを出し、国内勢が吸収」
7月第1週、マザーズ市場の海外投資家の売越額1年11カ月ぶり大きさだとか。
年金基金の動きなどを反映する信託銀行の週間買越額は再び今年最高を更新
ということで、年金買いはコンスタントに入っている模様。
個人投資家は3週連続で売り越しですって。。。
私は個別株は買い継続です。
イエレン議長の意外とハト派的だった議会証言を受けて
ドル安になるのは解りますが、昨日からユーロも神経質に下落してきました。
これいかに?!
緩和縮小、利上げのパイオニア、米国がここから慎重になるというのに、
欧州が緩和縮小、利上げができるわけがないだろう、
という思惑が働いたからだ、という指摘が。
そういう考え方があるのねぇ。
やっぱり金利上昇はそれほど急ピッチでは進まないかもね。
ってことで、株式市場はしばらく安定的と考えていいのかな。
であれば、為替市場でも、それほど円高リスクはないはず、、、
ということで、4H足テクニカルで反発の様相を示していたドル円を
113.12円でロングしたんだけど、
どうも、欧州時間、ドル円よりドルストレートが強いことに気が付き、
ドル円を微損で撤退し、豪ドルドル0.7710ドルでロング
キウイドルを0.7292ドルでロング。
夜になってやっぱりドル円が強いことを確認して、
ドル円を113.18円で再ロング、カナダ円を88.69円で再ロング、と
今日は落ち着かない売買しています💦
今冷静に振り返ってみると豪ドル円のがパフォ良かったかも。。。
豪ドル円は88.20円を超えると90円大台が射程圏内だなぁ、、、
明日以降押し目を狙ってみます。
株高は静かに継続、あとはクロス円と資源関連の上昇を軸に
為替市場でリスクテイク方向での回転売買、って感じかな。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。