2017年7月19日水曜日


ドル円相場111円台まで落ちてきました・・・。

112円台前半の38.2%押しレベルで止まらず、半値押しまで下がりました。
この50%押しレベルには200SMAが走っており、ここでサポートできないと
110円を割るか否か、というところまでの調整も覚悟、ということになります。

※ドル円日足 フィボナッチ、200SMA







というわけで、ドル円相場を111.86円でロングしました。
昨日作った112.52円ロングは112円割れで一旦ロスカットヒットなんですが💦
再度買いなおします・・・。


ドル円下落の背景の一つは米金利がダレてきていること。

※米10年債利回り


今夜の指標も弱め・・・。

①米国6月輸入物価指数 前月比▼0.2%(前回▼0.1%)2か月連続マイナス
低水準の輸入物価を受けて、米債利回り低下

②7月NAHB住宅市場指数 64(予想67)昨年11月来の低水準

これらを受けて米10年債利回りが2.25%台へ低下。


そして、連休明けの日本の株式市場が冴えなかったことも一因かな。
(円高が先か、株安が先かというのは常に論争のタネですが💦)

日経平均寄与度の高いファストリの株価がこんな感じで・・・。
 

また、時事通信やテレビ朝日の世論調査で安倍内閣の支持率が30%を割り込むなど
なんとなく、買い意欲に欠けるセンチメントの中で
こんなニュースがさらに弱気を優勢にした感じも・・・。

日銀内でETF買い入れの持続可能性に懸念の声広がる-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-18/OT0LGB6JIJUV01


そういえば今週19、20日は日銀の金融政策決定会合ね。

記事をよくよく読むと
「日銀内でETF購入の持続可能性を問題視する関係者の間でも、緊急に見直しは必要ないとみられており、19、20両日の決定会合で詳細を議論する可能性は低い。」

とあるのですが、今週の日銀会合を意識せざるを得ないタイミングであり
ヘッドラインだけを見ると、内部でETF見直しの声が高まっているかのよう。

それに、この記事、おなじみ日高記者によるものです。
日銀会合前にアドバルーンを上げてマーケットを騒がせる常習犯で
マーケット関係者の間では大変知られた名物記者さんです。

過去に何度もこうしたタイミングで政策変更を匂わせたり
期待させるようなヘッドラインの記事をUPしています・・・。

だから過度にこの記事内容を懸念するものではないのですが、
なんとなく、買い意欲が盛り上がらない1日でした。

まあ、何より米金利反落でドル円相場が円高になったことが
大きかったのだとは思いますが。一応こんなことがありました、ということで。

今週は日銀よりも20日のECB理事会のほうが注目度が高く
すでにECBラリーがスタートしているようです。

東京時間に突然のユーロ高。
これに連れて、ドル円相場でもドル安基調へ。

20日までは ユーロ高ラリーが続くのかも。
ただし、ECB理事会前にはご注意。
それについてはまた明日に。

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夕刻の突然のポンド下落は

6月の英消費者物価指数 前年比 +2.6%(予想、前回ともに2.9%)
            前期比 0% (予想+0.2% 前回+0.3%)

これで利上げ思惑が後退…とまではいかなくても
指標前に思惑のポンド買いが広がってポンド高となっていたので
その分がはげ落ちた格好。


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今日のハッスル通貨は豪ドルでしたね。

7月4日分の豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録。

「金融刺激策の巻き戻しで他の中銀に追随する用意がない」


とECBフォーラムで欧州や英国、カナダが緩和縮小、利上げスタンスを
示したことに対するけん制とも取れる記述がありましたが

(ここだけ読むと豪ドル売りたくなりますけどねぇ)

同時に

「多くの委員達は国内の経済状態がよりポジティブになっていくことを確認した。資本市場の価格はこれら経済において、予想される金融政策の道筋では、上方修正されそうな経済に関して前向きに対応していくことを示唆している。」


とも書かれており、こちらの反応したんでしょうか。
豪州も他国を追随するとの思惑が広がってしまった模様で
豪ドル買い優勢に。
(次回のRBA理事会は8月1日)

豪ドルドル、豪ドル円も直近高値を突き抜けて大きな上昇となりました。

豪ドルロング降りたばかりなのに。。。( ;∀;)

まあ、利食いでしたけど、今日の急伸出遅れたのがショック。
急伸途中の0.7847ドルで豪ドルロング飛び乗り中です。。。。

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一方でニュージーランドは

NZ4-6月期消費者物価指数が 前年比+1.7%(予想+1.9% 前回+2.2%)

で弱かったために朝方急落してスタートしましたが、
急落分は全部取り戻し高値更新中。

キウイに買い材料は少ないのですが、、、
豪ドル上昇に連れ高となった側面も。

というか、今はドル安なんですね。

ドル売り、外貨買いが最も妙味ありでしょうか。
円売り、外貨買いでもいいはずなんですけど(金融政策面から)

足元ではドル円でちょっと円高気味で「ドル独歩安」です。

キウイには手を出しておりません。

カナダ円ロングは継続中。

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